どうでもいい四百字 第二中間貯蔵施設

どうでもいい四百字 3243

ドイツ人が発すると言葉の重みが違う様に感じられるのは何故か。「この冬が終わる頃、ドイツでは全員がワクチン接種しているか、回復しているか、死んでいるかのいずれかだ」と独保健相が述べたそうである。なにその三択、怖い。未感染かつ未接種者の国民を草の根分けても探し出しそうで怖いし、探し出してからどうするのかを想像するのも怖い。久々にドイツ的合理主義精神に触れた思いである。感染状況を悪化させない為にも接種に協力してね、とソフトにお願いするのではダメなのだろうか。彼の国は良くも悪くも忖度が通じない国民性だと聞き及んではいる。婉曲的な言い回しでの要請には限界を感じていたのだろう。故にこれだけの強い表現になったのだろうが、日本の厚労相が同様な発言をすればフルボッコ間違いなしである。足下の蔓延状況は医学先進国のプライドが許さないのかも知れないが、もう少し国民に選択肢を与える精神的余裕も持って欲しいのである。

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