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ドラマ・映画の名セリフに学ぶ(好奇心を持てば、この世は面白いことだらけ!)

#1159「作家が結末を書けないのは、説得力に自信がない時だ。」/『ボラ!デボラ』第13話から

「作家が結末を書けないのは、説得力に自信がない時だ。」byイ・スヒョク(ユン・ヒョンミン扮)、真実出版副編集長、ボラの担当編集者

今宵は、『ボラ!デボラ』からこのセリフにしました。このセリフは…






ボラはスヒョクのサポートを得て、ラジオ番組に復帰しました。ところがその初日、自分より先に、大騒動を引き起こした末別れた元彼のジュワンが放送局に大きな花束を抱えてやってきて、ボラにやり直そう、と言いました。ボラはボラで、断ることもできた、事前に避けることもできた、でも今この状況をどう説明すればいいのか、私たちの関係を支えた重力は失われが、慣性が残った、走ると急には止まれない、愛も急には終われない、などと理屈をつけて、スヒョクの目の前でジュワンに引かれるまま車に乗り込んで去ってしまいました。

更には翌日、スヒョクとボラが打ち合わせをしている時にまたジュワンが現れ、スヒョクは、出版の方向性を変更する必要がありそうだ、俺はお邪魔だったようだ、会社で話そう、と言って去ってしまいました。

こうして誤解が重なり2人の間に溝ができてしまい、会社で会議をした際ボラに向かい合ったスヒョクは、挨拶もなくいきなり、草案はいつ頃できますか?、そろそろ日程を決めたいが、原稿を共有してもらえないと難しいですね、と言いました。するとボラはこちらも、後は結末だけですが時間が必要です、と、こちらも他人行儀に言いました。そこでスヒョクが、脱稿は未定ってことですね?、と訊ねるとボラはただ、はい、とのみ答えました。これを聞いてスヒョクが放った言葉がこのセリフになります。

今まで強烈なインパクトを与えるセリフをいくつもご紹介してきましたが、このセリフはそうしたセリフをも一掃するくらいのインパクトがありますね。

しかし、このスヒョクの言葉に引き下がるボラではありませんから、この後すぐに言い返すのですが、そのセリフはまた後日ご紹介します。
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