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ドラマ・映画の名セリフに学ぶ(好奇心を持てば、この世は面白いことだらけ!)

#0627「事必帰正」/『赤い靴』第96話から

「事必帰正だ、事必帰正。すべてのものはあるべき場所に戻るのよ。」/チェ・スクジャ(パン・ヒョジョン扮)、ヤミ金のドン

改めまして、皆様、明けましておめでとうございます。昨年はこのような異色blogをご笑覧頂き、ありがとうございました。2年目に当たる去年は1日の休みもなく記事化し、さらには日めくりカレンダーとパラレルで毎日休みなくセリフをご紹介してきました。趣味事ですので公開に遅延が出たり、誤字脱字で訂正したり、とできてないことも多いですが、今年も基本的に365日フル稼働でご紹介していきますので、引き続きご笑覧いただきますよう、よろしくお願いいたします。

さて、新年1回目ですが、昨年同様新年第1回目にふさわしいセリフということでこのセリフにしました。このセリフは…

自分の子供がヒョクサンとヒギョン夫婦の車に引き殺されていた事実を知ったスクジャは、ヒョクサンの会社に貸した金の返済猶予を打ち切るように銀行の頭取に根回ししました。その結果、会社の株価は下落し、負債や返済猶予の取り消し問題でヒョクサンは責任追及される身となりました。

一方ヒョクサンによって社長から下ろされていたヒギョンは、自分が復活するチャンスと踏み、ソン議員の力を借りて浮上するため、ソン議員に大金を渡しました。ところがその場面を録画した娘のジェンマがその映像をマスコミに渡したためニュースとなって流されました。そのニュースをたまたま見ていたスクジャの言葉になります。

この言葉、意味はスクジャが言ってくれてますね(笑)日本にはない四字熟語ですが、ドラマではよく使われます。時に因果応報と同義のように誤解され、セリフではっきり"事必帰正"と言ってるのに訳者によっては、因果応報、と訳しているドラマもあります。然るに一見同義のようにみえますが、事必帰正の方が因果応報に比べてよりタイトなニュアンスを持つように感じます。戒めの言葉として最適な言葉です。

さて、今日は元旦です。"一年の計は元旦にあり"で、今日この一年の計画、目標を立てられた方もいらっしゃると思います。一年は短いようで長く、もしその計画や目標から外れたり、意に反する道に進みそうになるかもしれません。その時に、ふとこの言葉を思い起こせば、抑止力になるかもしれません。

この言葉、実はblogの5回目でご紹介する予定でしたが、当時はまだ駆け出しの頃、こんな重い言葉の取り扱いは困難、と放置していました(笑)。当時は『ごめん、愛してる』の中で元新聞記者のヒョンソクのセリフ、『因果応報、事必帰正。先人は実に偉大だ。よくこんな言葉を考え出したものだ。』からご紹介するつもりでしたので、そのことも記しておきます。ヒョンソクの言うとおり先人は本当に偉大なので。





その後も何度かご紹介チャンスがありました。昨年3月のこの回の日本初放送時もそうでしたし、秋の再放映時もそうでしたが、アップしませんでした。セリフで何度も勉強しましたように、物事にはタイミングがありますので(笑)
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