1365「結婚とは現実であり日々の生活だ。」

1366「結婚生活で一番必要なのは、愛情より忍耐力だ。一方が我慢すれば危機は去る。」


1367「いとおしく思えばどんなことも耐えられる。」

いずれもbyパク・ギョンチョル(キム・ヨンホ扮)、ギョンフンの父

今宵は予告どおりに、『ごはんに願いを』最終話から選びました。
ヨンシンとの結婚式を控えたジョンフンは、ギョンチョルに、自分のそばにいてくれて感謝しています、と挨拶をしました。そんなジョンフンにギョンチョルは次のように話しました。
「不出来な父親の下で立派に育ってくれた。お前のことだからうまくやるだろうが、結婚とは現実であり日々の生活だ。結婚に失敗した父親に言う資格はないが、結婚生活で一番必要なのは、愛情より忍耐力だ。一方が我慢すれば危機は去る。いとおしく思えばどんなことも耐えられる。」
これに対してジョンフンは、はい、肝に命じます、ヨンシンをいとおしみ大切に暮らします、と答え、困難な状況でも育ててくれてありがとうございます、と礼を言うと、一旦立ち上がり、それから床に頭を臥して深くお辞儀をしました。
このジョンフンの挨拶シーンは、120話という長丁場を、一貫して人としての道理を説いてきたこのドラマのエッセンスを絞りきったような象徴的なシーンです。人は夫、妻、親、子としてどうあるべきかが、手に取るようにわかります。
床に臥してまでお辞儀とは言いませんが、少しはこのスタンス、見習っていいのでは、と思いますね。