今宵は、最新の日々ホームドラマ『スジと出逢ったウリ』の昨夜放送の最新放送回からこのセリフにしました。このセリフは…
スジとウリが勤める病院に、スジの父親がスジの名前を出して集めた投資で被害に遭った個人投資家達が、チン・スジを出せ、金を返せ、と言って乗り込んできました。その場は本部長が抑えたものの、大騒ぎであったため病院内に色んな噂が広がりました。
ウリと科長が乗り合わせたエレベーターでも別の職員が、チン先生の父親は詐欺師だって、と話していましたから、これを聞いたウリは、その話は正確な情報ですか?、と職員達に話しかけると、事実でない話をしていると名誉毀損で訴えられることもある、とたしなめると、職員達は黙ってしまいました。
この様子を見た科長は、過度に反応しすぎだ、と言いましたが、これに言い返したウリの言葉がこのセリフになります。
「流言蜚語」。ようはデマのことで、事実に基づかない噂話のことですよね。
これは、もう古典のような有名な話ですが、学校帰りの電車の中で、女子高生三人組が話をしていて、その中の1人がある信用金庫から内定をもらった話をしたところ、別の1人が、信用金庫は強盗が入ったりして危険だ、という冗談で、信用金庫は危ない、と言ったにも関わらず、たまたまこの冗談を聞いた全く関係のない別の乗客が、信用金庫が倒産する、という意味にとり、ある親戚に、信用金庫は危ないのか?、と、親戚に確認の電話をしました。この電話を受けた親戚は、信用金庫の名前は聞いていないのに、勝手にT信用金庫が倒産すると思い込み、これがT信用金庫の近くに住む親戚に、T
信用金庫は倒産するのか?、と電話したため、このあと次から次へとデマが広がり、T信用金庫の取り付け騒ぎへつながったのです。
ですから、ウリの言う通り、1人の無邪気な一言が、その人の生命を奪うかもしれないわけなんですが、一方でこの根拠のない噂話こそ、人間らしさの一つでもありで。