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メタボと寿命、薄い関係?

2007-05-18 13:13:48 | Weblog
最近話題の「メタボリックシンドローム」ですが、そんなに、メタボリックシンドロームになるとやばいことになるのでしょうか?
今回、メタボリックシンドロームの人と、そうでない人の死亡率についてほとんど差がないことが分かりました。
でも、メタボリックシンドロームは、内臓脂肪がつきすぎて、様々な病気の元になりますので、いくら「死なない」といっても、やっぱりダイエットや運動をして、内臓脂肪を減らす努力が必要だと思いますよ!

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メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の人と、そうでない人との死亡率にほとんど差はないことが、自治医科大学の調査でわかった。
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 内臓脂肪型肥満(腹囲が男性で85センチ以上、女性で90センチ以上)であることに加え、〈1〉血液中の脂質の異常〈2〉血糖値が高い〈3〉血圧が高い――という三つの危険因子のうち二つ以上に該当すると、メタボリックシンドロームと診断される。

 自治医大地域医療学センターの石川鎮清講師らは、1992~95年に全国2176人(男性914人、女性1262人)の健康診断データなどを調べ、2002年末まで追跡調査している。このデータを使い、メタボリックシンドロームの該当者と死亡率の関連を調べた。

 対象者のうち、02年末までに男性が79人、女性が58人死亡。死亡者には、調査開始時点でメタボリックシンドロームに該当した男性82人中7人、女性22人中2人が含まれていた。

 年齢や喫煙、飲酒習慣などの影響を調整して死亡率を比較すると、メタボリックシンドロームの人の死亡率は、そうでない人の1・09倍で、統計的に意味のある差はなかった。

 ただ、虚血性心疾患や脳卒中など血管病による死亡率は、メタボリックシンドロームの方が約2倍高かった。全体の死亡率に差がないのは、日本人の死因1位ががんで、心疾患が欧米ほど多くないことも関係ありそうだ。

 もっとも、メタボリックシンドロームだと動脈硬化や糖尿病などのリスクは高まるものの、すぐに死の危険が迫ると言われていたわけではなく、石川講師は「メタボリックと診断されても恐れず、生活習慣の改善に努めればよいのでは」と話している。
(2007年5月12日14時38分 読売新聞)


メタボリックシンドローム