わすれぬように

伝えるものとしてではなくて発振させるものとしてそこにあってほしいと思う。

自分探し

2009-12-17 19:09:12 | Weblog
自分探し

なんていったら、なんだかすごく残念な印象。
もう若くもないのにモラトリアム。ってね。

まぁ、結局そればっかでしょ。

たとえば、僕はとにかく飽きないらしい。
これだと思ったことについてはいくらでもやり続ける。
そこにどれだけの価値が?と言うことはさておき、それが全く苦にならない。

たとえば、このブログ。
気づけばもう記事の数は1000を越えてる。
始めから読むと、現代の若者の生き様が一つ見えてくる。

だからなに?

意味などないよ。
ホントは意味があるけどね。
きっと人の生といっしょでしょ。

あなたにも、あるんだろうね、そういうところ。

お達者で。

血と命

2009-12-15 19:07:56 | Weblog
クリスマス色が強くなっていきますね。

どこで読んだか忘れたけれど、クリスマスカラーの赤はキリストの血、緑は永遠の命だそう。
そう聞いてようやくキリスト教の祭典であることを思い知らされます。

でもまぁ日本人は日本人でよろしくやればいいわけで。

日本人が作ったクリスマスにまつわる映画で好きなものがあります。
弾き語りの上原貴之氏に身を削ったエピソードと共に教えてもらった作品。
見てみたらすごくよかった。

地味なファンが多いので、24日に観たいならば早めに借りにいくのがよいかも。ね。

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なんだか年の終わりを感じてきました。

お達者で。

音楽とことば

2009-12-12 09:18:48 | Weblog
先日も書いた「音楽とことば」と言う本。
色々な方の歌詞についてインタビュー集。

やっと読み終えた。

あほらしいが、インタビュー読んで泣くとは思わなかっただ。
まぁ、自分の中の何かに触れたってだけだがね。
妙にワクワクした。

あぁ、音楽、好きなんだなって思った。
音を一つも聴いていないのに。笑

これだけ好きなら、もう逃げていかないかな。


自分のことばっかですんません。
って、そういうところか、ここは。

お達者で。

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あなたが声をあえげて笑う姿

2009-12-10 21:52:25 | Weblog
この間インスタントラーメンを作るためにネギを切っているときに左手の人差し指をざっくり切った。
思い出したように感じるかゆみと共に、その傷はもうすっかり治ってしまった。

赤くしみ出る血と、細かな毛細血管が覗いていたのはついこの間なのに、もう痛みもない。

僕が中学三年生の時に生えていた髪の毛は、今頃土に還ってどこかへ行ってしまった。
切ったばかりの爪は少しずつのび、いつかたくさんあったはずのニキビはどこにも見あたらず、かさかさの肌がそこにある。
髭は濃くなり、左手の指先は皮が厚くなって、右手の人差し指の爪は削れて変な形だ。

小学三年生の時に僕を作り上げていた細胞は、今の僕にどれだけ残っているのだろう。
脳みそや心臓は、今もあの頃と同じ粒々でできてるのだろうか。

たとえばそのリンゴがその形になっていることに意味はあるのかい?
僕がかじれば、いつか僕の体液になるのだろうか。


ただ、風がながれる。
ただ、水が流れる。
ただ、何かが生まれて、何かが形を変える。
ただ、それだけ。

冷蔵庫のなすにカビが生えるのと、僕の心臓が止まるのと、明日雨が降ることに違いはあるのだろうか。


そういえば、今日あなたの匂いを思い出しました。
元気にしているだろうか?

あなたが声をあげて笑う姿が、思い出されます。


お達者で。

吸い込まれていく

2009-12-06 14:31:41 | Weblog
活発に動ける人のそれが才能だったら、
一つの所でじっとしていられるのだって才能だと思う。

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ぼさぼさの髪のその人はただ部屋の窓から遠くを眺めていて、鳥の鳴き声や虹の大きさをたまに書き留めて静かに座っていた。

たまに部屋には人が入ってきて、書き留められた景色を読み返したり、一緒になって窓のそとを眺めたりする。

十分もしたら飽きてしまう人もいれば、一週間も一ヶ月も、そこに居座る人だっていた。
けれど、みんな、最後は必ず出て行った。

色々なところから人がやってくる。

知り合いの男の人。
親戚のおじさん。
通りかかった女の人。
噂を聞きつけた友人。

ぼさぼさの髪のその人と、声を大きくして話をする人がいれば、
珈琲を入れて静かに話をする人もいた。

そして、最後は部屋から出て行った。

何度も入ってくる人もいれば、二度とこない人も、いた。

ぼさぼさの髪のその人は、引き留めることもなく、強く誘い入れることもなかった。

ちゃんと時間が経っていた。
振り返れば、思いの外沢山の景色を記した文章と、沢山の人の面影が残っていた。

時たまふと、思い出す。

水族館の話をしたあの子は、元気にしているだろうか。と。
薄暗い中で話をしただけの、顔もわからないあの子は海外に行ってくる、といって部屋を出た。

ぼさぼさの髪のその人の知らない景色を見て、知らない街で元気に暮らしているはずだった。

薄暗くなった窓のそとに、ようやく雨が降り出した。
冷たい空気を追い出すように窓を閉めると、もう今日何杯目かわからない珈琲をいれて、少しため息をつく。

また今日も終わって、明日が今日になる。

べつに、なにもすごいことはない。
けれど、きっと終わりが近づいている。

全てが終わりに向かって吸い込まれていく。

だからもう一度、水族館の話をしたあの子の事を思い出して、雨の匂いを書き留めてから最後の一口を飲み干した。

魂が共有しているこの世界なんて、全部嘘だ。
なんていったら寂しすぎるから、感じる温度だけは信じてみる。

一人残らず共通していることは、何より悲しいその事実を共有していることで、
みんな、すこしずつ、それぞれの早さで、吸い込まれていっているってこと。

その悲しさがなかったら、書き留めた景色になんの意味も見いだせはしないだろう。

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いつも、覗いてくれてありがとう。

お達者で。

わすれぬように とし

愛してます。 はて。

2009-12-05 14:50:45 | Weblog
思えば、今年のテーマは東京だった。

島根を通してみる東京。
大阪・京都を通してみる東京。

生まれた街を久しぶりに歩いてみたり、
育った街で友達と飲んだり。

誰かが憧れる東京。
故郷としての東京。

好きになれなかった東京。
けど、やっぱりこの街が、好きだ。

今になってとても強く思うようになった。
必要以上に執着する、と言う意味はなく、たとえば親のありがたみとか親友の温かさに気づいたそれに近い。

不思議なもので、今でもまだそこにいるのに帰る、帰って良いところができた、気づいたそんな気持ちになれた。

良いとこだよ。一度はおいで。

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そんなことしていても、食べていけないよ。

うん、そうみたいね。

けど、うたを作りたいと、また今日、思ってしまう。

残念。


お達者で。
愛しています。

はて。

月が見ている

2009-12-02 22:13:20 | Weblog
月に助けを求めるのは、これだけ距離があれば僕らはみんな一緒に見えて、くだらぬ自己嫌悪やありふれた憂鬱など米粒ほどに見えてしまうから、心おきなく日々を独白できるからではないか。

太陽ではなくて、やっぱり月なのは、太陽は月ほど黙って聴いてはくれないからではないか。

助けを求めたい夜もある。

ん~ 

お達者で。

この面提げて

2009-12-01 09:50:11 | Weblog
随分と間があいてしまいました。
たまに覗いてくださっている方には大変失礼いたしました。

先日、企画の一貫としてワンマンライブをやらせていただきました。
計画の甘さもあって、先月は切羽詰まった日々を送っていました。

お陰様で、本当に沢山の方のお陰様でライブはとても有意義な夜となりました。
月並みですが、心から感謝でいっぱいです。
ありがとうございました。

こうやって、精一杯取り組める機会に出会えることは、人への感謝や自分の弱さや醜さ、積み上げてきたものを感じる事、そして人の魅力に触れる事ができる、とても意味のあることだと感じています。

どう見積もっても僕は甘ったれ気質で、なかなかどうして治らない。もしかしたら死んでも治らない。
でもこの面提げて生きていかなきゃいけないことを思い知らされて、迷惑をかけたならそれをフォローできるように生きていきたいと改めて思うばかりです。

どれもこれも紙一重。
もし僕にしか感じ得ない人の魅力があるとしたなら、それを感じて人と接していきていきたいものです。

あなたがどんなになっても、あなたの魅力は僕が知ってるぜ、って。

キヨシローさんもそんな歌を歌っていました。(君と僕が逆ですが。。)

日々に戻って今日から12月。
またここも何時ものように更新していきます。

どうぞよろしくお願いします。


お達者で。