子犬生活

愛犬「はな」としつけの日々

はなのいない日

2005年03月23日 | 子犬の話(はな)
先日、はなの避妊手術があった。
手術自体は無事に終わって、術後の経過も順調。
とりあえずは一安心。

今回の手術は1泊入院だったのだけど、はなにとってははじめての外泊。
入院の日が近づくにつれ、どうなることかと不安が膨らんでいった。

今までのはなは、病院に行っても大したことはされていなかった(せいぜい注射くらい)せいか、病院に行くのはそんなにキライではなかった。
むしろ先生たちにかわいがられる、ウレシイ機会ととらえていたようだった。
今回も尻尾フリフリで診察室に入り、しばらくは先生にお愛想を振りまいていた。
だが、ワタシが診察室から出るのを見た時には、さすがに仰天したらしく、
「えっ!なに!?どういうことっ!?」という表情をしていた。
そしてそのまま入院。

当たり前のことだが、今回のようにわれわれと離れたとき、それが一時的なものなのか、
今生の別れなのか、はなには判断することができない。
いつも一緒にいるわれわれと離れることが、はなにとってどんなに心細いことか。
「明日になったら迎えに行くから安心しろよ」と諭してみても、理解できるはずもない。
このときほど、「はながワタシの言葉をすべて理解できれば!」と思ったことはなかった。

その日、われわれ夫婦は、はなのいない、静かでサミシイ夜を過ごした。
はなと一緒に暮らすようになってもう7ヶ月。
一日だって離れたことはなかった。
「いないとこんなにサミシイのか・・・」と、まるでペットロスのような沈んだキモチになった。

次の日、われわれは、約束の時間キッカリにはなを迎えに行った。
「今連れてきますね~」と言う先生の入った部屋の中を見ると、
入院施設であるゲージに入って、がっくり首を落としている姿が見えた。
「ただでは済むまい・・・」と思っていたが、やはり相当キテいる様子。

少し遠くからではあったが「はなちゃん」と呼びかけてみる。
その声が聞こえるが早いか、目を輝かして走り寄るはな。
「お父さんとお母さんだっ!!」とばかりに、ヨロコビを全身で表現する。
疲労と興奮で、目の焦点は定まらず、まるでラリってるかのよう。
開腹手術のため、お腹の毛は剃られ、ハゲちょろけになっているのに、
お構いなしに興奮しまくっている。
そんなはながかわいくて、思わず抱きしめてしまった。

たった一日のことなのに、こんなに大騒ぎして、大袈裟だと笑われるだろう。
だけど、人からアホかと思われるくらい、それくらい心配してしまう相手がいる、というのは、
きっと、とてもシアワセなことなんじゃないだろうか。
そんなことを、はなのハゲちょろけになったお腹を見るたびに思うのである。

ちょんまげ

2005年03月19日 | 他のペット
久々に、ハムスターのモリモリ君の話。

この前、何気にモリモリ君の小屋に目をやると、ちょうど起きて巣から出てくるところだった。
「やぁ、おはよう。モリモリ君。」と、サワヤカに声をかけたときに気が付いた。

モリモリ君の頭にちょんまげが・・・!!

「ナゼにちょんまげ!?」と凝視してみると、マゲ様の物体は、なんとウンコ。
モリモリの異様な姿に衝撃を受けつつも、そんなことになってしまった理由は容易に想像がついた。
一般的には、ハムスターは清潔好きなので糞尿の場所と寝床は分ける、と言われているが、
モリモリ君はなぜか寝床の隣にウンコを捨ててしまう。(尿だけは別の場所でする)
なので、寝返りをしたり、巣をかき回したり(=ベッドメイキング)すると、
ウンコの上や下で寝ることになってしまう。
しかし、ハムスターにしつけは不可能なので、こんなライフスタイルも甘んじて受け入れざるを得ない。
今回のことは、そんな悪しき習慣が招いた当然の結果だった。

ウンコちょんまげ姿でウロウロするモリモリ君をみて、「ヤバイよなぁ・・・」と思ったが、
きっと自分で気付いて顔を洗うだろうと、ここはひとつ、モリモリ君を信じることにした。

そして見守ること5分超。
一向に気付く気配なし。

よく考えたら、モリモリ君は、毛づくろいすらほとんどしない無頼派。
「ひょっとしたら、自分のウンコちょんまげ、気にしてないのかも??」
と思い、仕方なく、ワタシがウンコを取ることに。

モリモリ君は人の手に慣れてないので、ヘタに刺激すると血を見る(ワタシが)。
なので、綿棒で、そーっと、そーっと、ウンコちょんまげを落とそうと試みる。
ちょっとでも横にズレたら目玉を直撃してしまうので、ヒジョーに緊張する。
小刻みに震えつつの作業ではあったが、なんとか成功。

しかし、ウンコが頭髪にくっついたまま乾燥してしまったらしく、
ウンコを取ったときに頭髪が若干ぬけてしまった。
ただでさえモリモリ君は頭髪が薄いので、またハゲが進行してしまった。
分かりやすく言うと、やや「カッパ状態」。
これじゃまるで「落ち武者」だよ・・・。
トホホ・・・。

親子で迷子

2005年03月08日 | 子犬の話(はな)
最近、はなと「長い散歩」に出ることが楽しみのひとつになっている。
30分~1時間かけて、付近をゆっくり歩きまくる。
さすがに疲れるが、よい運動になる。はなも楽しそう。

いつものコースを回るのもいいが、「たまには趣向を変えてみたい」と思うこともある。
そして『建設現場の旅』に出かけることにした。
最近わが町はマンションの建設ラッシュである。
あちらこちらに建てているので、せっかくだから、はなと一緒に見て回ることにした。
(完全なる冷かしだけど・・・)

親子でテクテク歩く。
「へぇー、このライ○ンズマンションはずいぶんできたねぇ~」などと
はなに話しかけながら歩く。
昼下がり、ワタシはちょっとアヤシイ人となる。
はなは警備員のおっちゃんがスキなので、建設現場でおっちゃん達に会えるのが楽しみのようだ。

次はあちらのマンション、こちらの団地、・・・と、見回っていたら、
いつの間にか知らないところへ来てしまった。
この町に住んでもうすぐ一年。
ビギナーではないのに、自宅から1kmせいぜいのところで迷ってしまった。

ヤバイ。

「この道を行けば表通りに出れるかな・・・?」と、行ってみるが失敗。
次の辻を曲がってみたが、やはり失敗。
そんなことを繰り返しているうちに、どんどんオウチが遠くなる。
ふと、はなを見れば、ワタシの不安を嗅ぎ取ったからか、あるいは疲労からか、
首はがっくり落ちて「ヒィ~・・・」と泣いている。
ワタシも泣きたいよ。
ヒィ~・・・。

もはや現在地も分からなくなったので、仕方なしに、あえて高台にのぼる。
坂のてっぺんから見渡し、駅前のマルイを発見!
とりあえず、マルイを目指して進む。
そのうちに、見覚えのある小道が見え、ようやく家路へのメドがたった。

ようやく家にたどり着いてみると、実に2時間近く歩いていたことが判明。
さすがにぐったり。

散歩中に迷ったなんて、あまりにもハズかしすぎて、
ご近所さんにも、犬仲間にも言えませんでした。