子犬生活

愛犬「はな」としつけの日々

歩こう♪歩こう♪

2004年10月27日 | 子犬の話(はな)
ようやく一連のワクチン接種が終わり、はなもお散歩デビューした。

やはり、犬。
お散歩が楽しくて仕方ないらしい。
毎日、毎日、オツムから「♪♪♪」ビームを発しながら、嬉々として歩いている。

しかし、ワタシ的には、デビュー以来、何かと悩ましいことが多い。

まず、子犬ゆえ、何でもすぐに口にしてしまう。
一度、タバコの吸殻を口にしたときには、本当に血の気が引いた。
公衆の面前にも関わらず、口をこじ開けながら「早く出さんか!!」と叫んでしまった。
動物虐待で通報されてもおかしくないくらいの剣幕だった。私もまだまだ未熟である。

それから、はなのコドモ好きにも困っている。
はなが側を通るとコドモがあからさまに怯えるので、いつも「ゴメンね~。オバちゃんワンコ押さえてるから今のうちだよ~。」とコドモを誘導せねばならない。
それなのに、はなは「この小さい人間はなんだ??」というカンジで興味津々に寄っていってしまう。はなは、大人のみで構成されている家庭に育ったから、きっとコドモが珍しいんだろう。
「コドモはお前のことがキライだよ」と話しかけながら、はなをなだめる。ムナシイ。

そして、もっとも「ビミョーだな」と思うのは、はなの犬種が話題になるときである。
野良犬が少なくなった昨今、雑種はその誕生そのものがヒジョーに珍しくなったので、最近は、雑種を飼っている人自体が珍しくなりつつある。
(蛇足ながら付け足すと、ツウの間では、個性ある雑種を手に入れることがより「ツウ」と捉えられることもしばしばであるらしい。)
そのため、「この犬は何犬ですか?」とよく尋ねられる。
そんなときは、胸を張って「雑種です!」と答えるのだが、その「ツウ」ぶりを分かっていない人には、「へぇ~・・・」とマイルドに『ひかれて』しまう。そんなときはちょっとせつない。

そんなこんなでいろいろあるけれども、ちょー楽しそうなはなを見ると、親バカながらココロ休まってしまう。
やはり散歩は、われわれ親子のキズナを深める、かけがえのないヒトトキなのである。


はじめての遠出(2)~兄弟のキズナ~

2004年10月22日 | 子犬の話(はな)
(続き)

はからずも東名高速に乗ってしまい、10分経過。
「どーするよ?どーするよ?」と困惑でグルグルのオツムが、SAを感知した!
ラッキー♪とばかりにSAに入る。
早速はなのゲ○を片付ける。同時に鎮まる心。
「間違えて高速に乗ったっていいじゃないか。人間だもの。(byみつを)」
その甲斐あってか、なんとか次の出口で高速を降りることに成功した。

その後、一般道を難なく走行したものの、先方のお宅を探すのに手間取り、
実に、約束から1時間オーバーで到着した。
あまりの申し訳なさに私は顔面から汗がとまらず、はなは体からゲ○臭を漂わせ、
誠に迷惑な私たちであったが、兄弟犬の飼い主Sさんは優しく迎えてくれた。

そして、兄弟犬の感動のご対面!!
「はなちゃん♪こちらが兄弟のそらちゃんだよぉ~」
と、向き合わせた瞬間、いきなりの先制タックル!!
「おおぉー?なんだぁー??」と親同士が困惑するなか、
チビッコ二匹はお互いの首根っこを噛みあっている。

まさにケダモノ。
「ガルルルル」とか言ってるし・・・。

なんか、こう、もっとさぁ、子犬らしく「追いかけっこ」とかしないのかい??
「キャンキャン♪」とかいってさぁ・・・。
そんな親の思惑をよそに、くんずほぐれつ牙をむきあう2匹の子犬。
「・・・兄弟だって忘れちゃったのかな?アハハ・・・。」
と、親同士フォローしあってみたものの、仲が改善される見込みもない。

仕方無くお互いを引き離してみると、それはそれでツマラナイらしく、
「もっと遊ばせろー!」
と主張する。

しかも、同じ日に生まれた兄弟のはずなのに、そらちゃんのほうが発育が良く、
はなよりも一回り以上デカイ。
これははなに分が悪いぞ・・・、と思っていたら、やはりリーチの差が大きく、
やられっぱなしのことが多い。

負けがこんできたはな。
さぁどうする?私に助けを求めるのか?
・・・と思いきや、なんと、Sさんに助けを求めに行くではないかっ。
それを見ていたそらちゃんは当然面白くない。

そらちゃんが「アタシのママだぞ!!」ってなカンジではなをやっつけようとする。
   ↓
そらちゃんママ(Sさん)が「ダメでしょ」と止めてくれる。
   ↓
つまり、はなを守ってくれる。


なんとこすからいヤツ!!
子犬のくせに兄弟をハメるなんてっ!
常日頃、はなにはどうもズルイところがあると思っていたがここまでとは・・・。

悔しくてうらめしそうにウロウロしているそらちゃんを横目に、
はなは、「Sさんダイチュキ♪」と、Sさんにチューまでする始末。
なんて調子がいいんだろう・・・。


そんなこんなで、結局2時間も遊び倒し、最後は2匹とも疲れて寝てしまった。

「仲良いのか悪いのか分かんないねぇ」と親同士で笑っていたが、
そんな2匹も、別れ際には少しサミシソウな素振りさえあった。

これが、そらちゃんとはなの「兄弟のキズナ」。
次に会うときは、オンナノコらしく、もっとおしとやかに遊べるといいね。