性は聖なり

性夢・雑録

巧拙、問答無用

2004-08-29 17:08:02 | 聖なる性
外見で小さいだろうと言われ。実戦でも小さいと言われ。頭にくるが、
事実小さいのだから、反論のしようがない。小さくてもいいわよと言っ
くれる女性を見つけるしかない。

だが、下手でしょうとまで言われると、相手もしてくれないで、どうし
て分かるんだと反論したい。だいいち、巧拙なんて判定の基準がないだ
ろう。相性さえよければ、相手は充分満足するはずだ。

昔。出張先でのこと。

色白でふくよか。あまり品はよくない。やる気は起きない。暇つぶしに
話し込む。

「あんた 下手でしょう」

よけいなお世話だ。なんで見ただけで分かるんだ。話の腰を折ってはと、
ここは話に乗ることにした。

「そうなんだ 下手で 女がうめいたことなんか 一度もないんだ」
「そうでしょう まずあせっちゃーだめよ それに女はソフトに優しく
 責め扱わなけりゃ」

言われてみれば当っている。俺は女をガツガツと襲い、クリトリスを指
先で力を入れていじくりまわすからな。そしてチンボでピストン運動し
て、ハイお終い。ソフトや優しいには縁遠い。

「単調なピストン運動じゃだめよ 深く浅くと変化をつけなきゃ 三浅
 一深とか九浅一深とか 女は膣の入り口に 性感があるのよ そこを
 亀頭のカリで擦るの すると女は折角入ったチンポを抜かれるのでは
 と不安になると同時に性感帯が擦られるので たまらない感じになる
 の そんな不安な心理を3回とか9回味あわせておいて 突然思いっ
 きり深く子宮口を ドスンと鬼頭で突くの 今度は女はチンポが奥ま
 で入った満足感とズシリとした子宮口への刺激で悶えるの 深く浅く
 もピストンじゃだめよ 「の」の字書きの変化で 膣の壁のあちらこ
 ちらを責めて 女が反応した箇所があったら そこを集中的に虐める
 の 解った?」
「へ~~え 解ったには解ったが セックスやるのも ひと苦労だ」
「それは そうよ 男は女を満足さっせなきゃ」
「俺は 落第だ」

セックスの巧拙で思い出すのが、むかし読んだ、
 
   高木東六「とうろくらぷそでい」中公文庫

作曲家・高木東六先生が若いとき、フランスへ船で留学の途につく。
船内でフィアンセがいるフランス女と深い仲になったこと、フランス人
はセックスが上手いことが書かれていたと記憶する。
まだ純情だった俺は、女は許嫁がいても他の男に体を許すのか、セック
スにも上手い下手があるのかと印象に残る本だった。高木先生は百歳を
越えてご健在らしい。性を満喫したのが長寿の秘訣だったのだろうか。

俺にセックス講義をのたまわった出張先の女が、指をさして言った。

「あの女(ひと) あんたに 気があるみたいよ」

おいおい、講義の後は実技付きかよ。悪くないな。見ると、押しつぶし
たような顔の大きい丸顔の女だった。美人でも不美人でもない、男好き
の感じはする。

声をかけた。出張で持ち金が底をつき、ホテルへ行く金がない。しかた
なしに、宿泊しているビジネスホテルの中二階の食堂で夕食をした。
ここからは、フロントを通らず部屋に行ける。

気付かれないように狭い部屋に入った。女は我慢できなかったのか、
俺のズボンを降ろし、いきなり魔羅をくわえフェラチオを始めた。
正直なところ、俺はオラル・セックスはするのもされるのも、それほど
好みではない。女があんなものをくわえる心理がよく解らない。自分の
性的満足なのか、相手へのサービス精神からなのか。フロイド先生は
性の発達段階を口唇期、肛門期、性器期と分けていたように記憶するが、
それと関係があるのだろうか。

Blog「ソコが知りたい」
http://blog.livedoor.jp/hiroko_hot/

を読むと、男の魔羅をしゃぶるのが本当に美味しそうに見えてくる。

さて、女にフェラチオをやめさせ、ベッドに押し倒し、スカートを捲り
パンティを剥がした。黒いお◯◯こが現れた。手を添えるともうぐちょ
ぐちょになっていた。女が舐めていた魔羅をグイと差し込んだ。

もう、講義の九浅一深、「の」の字書きの有り難い教えなんてどこへ
やら。いつものように、ただひたすら、突きまくった。

「はあ~~ああ! ああ、ああ・・・・」

女は大声でよがり声をあげる。ビジネスホテルの壁は薄い。見つかって
おおごと。ホテルのタオルを女の口に押し込んだ。これでもかと、
濡れたお◯◯こを突き上げた。女は爪をたててしがみついてきた。射精
を感じ女のお◯◯こが、ぎゅーっと締め付け、やがて体が弛緩した。

短小、性技稚拙。嘆くことはない。短小を許容し、どんな食べ物でも美
味しく感じる腹ぺこの女を探せばいいのだ。若干、条件は厳しくなるが、
難しい性技の習得に比べればお易いことだ。巧拙、問答無用。

こうして俺の性の現役時代は終わった。

女が何人もの男と関係し、男の性技の巧拙が比較される現代の若者は、
ちょっと気の毒だ。お勉強してくだっさいね。世界でもっとも下手なの
は日本の男なんて言われないように。

「とこぼれ」なんて粋な言葉がある国なんですから。