性は聖なり

性夢・雑録

葉 書

2004-06-30 20:13:51 | 聖なる性
図書館の新着本のコーナー。目にとまった本を手にした。 アンソニー・ドーア 「シェル・コレクター」 新潮社 表紙は綺麗な貝が図鑑のようにいくつも印刷されている。貝蒐集家 のエッセイだろうか。 「異界」に「この世」がぶつかり、「この世」に「異界」がぶつか り、共鳴して、「幻想」から作品という「現実」が生まれる。 誕生は難産だ。この短編集の一作一作を読むのにおそろしく時間が かかる。べつに深遠・ . . . 本文を読む

魂を奪うもの

2004-06-29 20:55:52 | 聖なる性
自分の回想を楽しむために記したものです。お読みいただいても、 何も面白いことは書いてありません。 ****************************** 衛星2「心の旅」(再)はもう始まっていた。 急遽、チャンネルを合わせた。新聞の番組欄には題名は記されてい なかった。内容は事前には分からなかった。 画面に南の島で調理をしている場面が現れた。咄嗟に、ビデオの録 画のスイッチを押した。 . . . 本文を読む

時間差心中

2004-06-28 20:27:54 | 聖なる性
水槽の川エビが、知らぬ間に飛び出し、死んでいた。 失恋したのか。世を果無んだのか。 数日後、また一匹干涸びて死んでいた。 そうか、夫婦心中だったのか。 また、数日後、やや小さめのエビが死んでいた。 まさか。一家心中とは。 まとまって死んでくれたら、かき揚げ天ぷらにした のに。 死に様は、食欲をそそる干しエビだった。 . . . 本文を読む

演技過剰

2004-06-27 19:22:04 | 聖なる性
むかし会社の同僚とエロ映画鑑賞会を催した。 入社間もなくのころ。濃厚なのを数本観て、頭がカッカッしている。 いや上下がカッカッしている。処理してくれる相手もいな。とても そのまま、家に帰れるような状態ではない。 下戸で酒で発散することもできない。夜風にあたって頭を冷やすし かない。 新宿の街をぷらぷらすることにした。三越の前を駅に向かって歩い ていた。夜10時を過ぎていたであろうか。通りはそ . . . 本文を読む

セックス・カンセラー

2004-06-26 19:29:54 | 聖なる性
セックス・カンセラーと聞いて、「私も、俺も悩みあるんだ 相談に のって欲しい」なんて、勢い込まないでくださいね。 残念ながら、人間さまは相談にのってもらえません。動物さまだけ。 オリヴィア・ジャドソン著  「ドクター・タチアナの男と女の生物学講座」光文社 な~んだ、「立ち穴」だなんて、怪し気な底上げ際物トンデモ本じゃ ないのなんておっしゃらないでくださいね。 とんでもございません。私の与太 . . . 本文を読む

こころ優しき息子たち

2004-06-25 19:56:54 | 聖なる性
高齢化社会、太郎の街でも不随の老人が多く目につく。 歩き始めた子供が「オイチニ オイチニ」と母親に両手を引かれ歩行 練習をするように、よぼよぼの老人が息子に手を引かれ、公園の遊歩 道を登っていく。登り終えるまでに日が暮れる、亀の歩みよりまだ遅 い。息絶え絶えだ。 傍から見ていて、見るに耐えない哀れな姿だ。いまさら筋力をつけて どうするというのだ。死出の旅立ちのためとでもいうのか。ときどき 息子 . . . 本文を読む

弾き語り(続)

2004-06-24 19:40:24 | 聖なる性
饑餓状態は続いた。もう手近な細身女をものにするしかない。 大柄女以上に感性が合わない。そんなことは言っていられない。 息子は腹が減って、涎を出しはじめている。 声を掛けると、素直に着いてきた。痩せたタイプは決断力があり、 見かけによらず、性的にも大胆だ。 ホテルまでの途中、  「わたし 大人のオモチャが欲しいの」 と、とんでもないことを言った。独り身で夜な夜な悶えているの だろうか。それと . . . 本文を読む

弾き語り

2004-06-24 17:06:54 | 聖なる性
二人はいつも連れ立って現れた。 大柄でごつい体躯の女と、細身で小柄な女。二人ともとりたてて 不細工というわけではないが、私の好みではなく、食指がうごか なかった。 だが、饑餓状態がつづけば、どうのこうの贅沢はいっていられな くなってきた。空腹でお腹がグウグウ鳴いている。 大女を押し倒すのも一興と、チャンスを見つけ声をかけた。どう にか連れ込みホテルの前までは着いてきた。そこで彼女の決意が ぐ . . . 本文を読む

吸い付く肌

2004-06-23 19:19:04 | 聖なる性
ホールにラストダンスの曲が流れた。照明はムードを盛り上げる ように次第に暗くなり、そして真っ暗に。 私はパートナーのスカートをまくり、パンティーのなかに、そーっ と手を入れた。淫毛ごとお◯◯こを鷲掴みにし揉んだ。男冥利と はこのこと。 夢ごこちだった。暗闇で「別れの曲」を聴きながら、女を抱き締 め、手はお◯◯こに。この世にこれ以上の夢ごこちがあるだろう か。 パートナーは田舎のオバサン然 . . . 本文を読む

「魚」と「自転車」

2004-06-22 17:23:57 | 聖なる性
2004ー6ー21「早漏対策会議」の英文の不明個所が 解りました。 gooBlogの「英語通!? 翻訳コーディネーターぼやき日記」 に質問しましたところ、ご親切にDarren Botting先生から、 特別無料で下記のご返事をいただきました。ありがとうござ いました。これでやっと胸のつかえが降りました。フェミニ ストの発言からの引用では、日本人には難しかったですね。 「男のいない女とは・・」とネ . . . 本文を読む