ボンダーの自己流株式投資

40代サラリーマンが長期保有を前提にしたポートフォリオのパフォーマンスと相場感を公開

定額減税

2008年11月24日 17時36分49秒 | 株式
一人12,000円(18歳以下と65歳以上は別建て)の定額減税は年内厳しいようです。
この話、とっくに決まったものだと思っていましたが、「金持ちには配らない」等の議論が根強く残っているようで年内決着は困難との見方が大勢です。

詳しいことは分かりませんが、「最大2兆円は確保したから後は無駄にばらまくことのないよう自治体でしっかりやってくれ!」ということのようです。
これはおかしな話ですね。
自治体ごとに基準が変わったらどうするのでしょうか?至極単純な疑問なのでこれ以上書きませんが、どうやら麻生首相は僕が思ったよりも危険かも知れません。

世界のトヨタも臨時雇用の削減を発表しました。
悔しかったら正社員になれという意見もあるでしょうが、雇用を最大限重視する(と僕は思っています)トヨタが期間雇用とは言え、「これ以上在庫を積む訳には行かない」と言うのですから、よほど自動車の売れ行きが悪いのでしょう。
私もトヨタだけでなく自動車関連株は結構持っています。
東海理化、フジオーゼックス、日鍛バルブ。財務内容ではどう転んでも潰れる会社ではないですが、元気になるまでには相当の時間を要する見込みです。
ただ、東海理化を除くと配当利回りが凄いことになっているので、減配さえしなければ持っていて損はないですね。

目先キャピタルを稼ぎたい人は石油に変わる新エネルギーや医療分野、通信、サービス業を攻めれば良いと思いますが、あくまで目先的であることを念頭に短期の利ざや稼ぎに留めるべきだと思います。株は半年先を読むと言いますが、そういった新興企業が実際に利益計上するまでにはまだ相当の時間を必要とするでしょう。

週末の米国は大幅高のようですが、今はボラティリティの大きい相場ですから、1日の値動きで飛びつくのは危険です。
ところが、オバマ政権の財務長官にガイトナー現NY連銀総裁が就任するのであればちょっと話は別かもしれません。この人オバマと同じ47歳のようです。
日本の財務大臣って今誰でしたか?
そもそも連銀総裁を47歳に任せるという米国は素晴らしい。もちろん教育制度も日本とは全く異なりますが、米国の大学には日本の東大のような絶対的シンボルがありませんん。ハーバードやMITは抜きん出ているかもしれませんが、シカゴ大学でもUCLAでもペンシルバニアでも結局は同じくらい優秀です。
そう考えると、米国というのは大学を出てからの競争が凄い訳です。
それに比して日本は「東大」に入ったら目的終了!と言う人が半分はいるんじゃないでしょうか?

実際社会に出て使えない東大卒が多い。

優秀な人材を全て東大に集めようとする偏差値ピラミッドを一回壊してみると面白い。トップは20くらいの大学で偏差値は同じにしちゃう。そうすると大学間の競争も出来るし、生徒の自由な発想も受け入れられそう。

つまり企業はゴーイングコンサーンだけれども国だって当たり前に同じですね。
それを東大卒だけに頼っていては未来がないって訳です。

もう44歳になってしまったおっさんの意見ですが、学歴よりも重要なことは「着眼点」ですぜ。「面白いことを言うね!」というリベラルな社会を民主主義の日本に敢えて問いたいと思います。

伊藤園

2008年11月11日 21時17分21秒 | 株式
伊藤園が早くも下方修正。

http://www.release.tdnet.info/inbs/140120081111011643.pdf
中間でこんなに下方修正とは驚きです。利益ほぼ半減です。

伊藤園と言えばお茶。
消費者の趣味趣向が変わったならともかく、私の周りでも特にお茶まで節約を始めたという光景は見当たりません。

売上減とありますが、さほどの減収ではないです。
それに比してこの利益はなんぞや?ということです。原材料の高騰ってペットボトルですか?宣伝広告費って市川海老蔵でしょ?そんなに払ってるの?

説明と減益額が全くリンクしないので腑に落ちないですが、まあ私の知らない原材料費や一般管理費販売費があるんでしょうね。

こんなところまでこれほどの影響が出てきたら日本経済はアウトです。

お茶なんか飲まなくてもいい!とういう意見もあるでしょうが、伊藤園はエビアンの国内販売特許を持っています。水も要らないってことでしょうか?

お茶や水を”買う”という行為は私が学生の頃にはあり得ないことでした。買うのはジュースやコーヒーなど。「水に金払う?アホか!」が主流。
しかし、これも言わば”ブランド”革命の一種ですから、「何それ?」「エビアン。知らないの?」っていう世界も終わりつつあるのかもしれません。水なんて何でもいいじゃん。そもそもエビアンの効能って知ってる?っていうことですね。

さてさてトヨタの下方修正どころの騒ぎじゃなくなってきました。

ブランド志向の凋落は日本経済、ひいては世界経済の破局を意味すると思います。

いよいよ先が読めなくなってきましたが、行き着くところ、”株式投資”は結局”投機”であって、従って余資運用たるべきという結論になるのですね。

今更、気合入れて信用で勝負している方は殆どいないと思いますが、投資はくれぐれも慎重に。(何かのCMみたい)

時価評価

2008年11月08日 11時36分44秒 | 株式
久しぶりに自分のPFを時価評価してみました。
凄い評価損はあまり変わっていません。
日々の終値は追ってませんが、適時開示情報だけは仕事柄必ず見ているので、保有株の下方修正も目に入ってきます。
ただ、トヨタがあれですから、暫くダメ・・・と思うのが普通なのですが、株とは本当に分からないもので、もしかすると「材料出尽くし」なんていう都合の良い理由を付けて(後付けでしょうが)、反発するかも知れません。
あまり予想などしても無駄ですし、チャートも見てないので確信も何もありません。

パチンコ関係、通信、衣料品ブランド等が上がってきましたね。
前者2業種は基本的に為替の影響を受けませんし、下がりに下がり続けた業種なので他の業種よりはリバウンドも大きいのかもしれません。

衣料品は買い控えから定額減税で多少消費者心理が上向くということでしょうか?
確かに1人あたり1.5万円?でしたっけ?こんな中途半端な金額なら貯蓄に回すより、「使っちゃえ!」ということになる良い金額だと思います。
財務省がそこまで考えたとは思えませんが、財源もさほど大きなものにはならないので、コンパクトな個人消費対策としては良いのかも知れません。

ところで、親方の別ブログは結構自分の生活に合致していると思います。
要らないものは処分(寄付、友人にあげる、オークションで売る、捨てる)するというのは重要。部屋をいつも綺麗にしておく、特に水回りと玄関、そしてパソコンなど自分が作業をするところ。
あとは身だしなみですね。高いブランド物をということではなく、清潔であることです。ユニクロでも構いません。

スペースに空きを作っておかないと新しいものが入ってこないという理屈かと思います。

昨日は福岡まで日帰り出張して、決算書の見方を講義してきました。皆さん熱心に効いて頂いたので先週の3連休を犠牲にして資料を作った甲斐がありました。

既に外は冬の気候です。年末年始は多少良い気持ちで過ごしたいものです。