アマチュア竜王戦広島県大会レポ１

今回は、５月１８日に行われたアマチュア竜王戦広島県大会についてのレポを書こうと思います。

ちなみに、前日は広大将棋部の新入生歓迎会（気が向いたらそのレポも書きます。）で、少し二日酔い気味（笑）で大会に出場しました。

持ち時間は３０分切れ負け。

二日酔いっぽいし、切れ負けということもあり、あまり大会に出場するつもりはなかったのですが、中四で指し足りなかったということもあり、出場することにしました。

予選１戦目、相手は・・・今泉さん！

もはや説明不要ですね。

先日朝日アマ名人になられた全国屈指の強豪です。

それにしてもくじ運悪いですね。（笑）

しかし、逆に言えば、このような強い方に教わる機会はあまり無いわけで、そういう意味では運が良かったともいえます。

私が先手で▲７六歩△３四歩▲２六歩△５四歩▲２五歩△５二飛▲２二角成△同銀▲９六歩と指し手が進み、今泉さんのゴキゲン中飛車に私が丸山ワクチンで対抗するという戦型になりました。

そして、局面はこのようになりました。



形勢は全くの互角でしょうが、先手の私から仕掛ける手段が無く、あまり面白くない展開にしてしまいました。

せめて７筋の位を取っていれば、どうにかできたのでしょうが、これではすでに作戦負けのような気がします。

千日手も考えましたが、今泉さんの先手中飛車に対抗できる自信は無かったので、打開することにしました。

私は▲５六銀と指しました。

▲６八金引も考えたのですが、上部が薄くなるような気がして、指せませんでした。

しかし、そう指すべきだったのかもしれません。

▲５六銀に対し、今泉さんは△６九角。

もちろん、これは読み筋で、すぐに▲２七角と打ちました。



これに対し、今泉さんは△２四歩。

私は△５五歩を本線に読んでいたので、この手は想定外でした。

△２四歩以下、▲６八金引△７八角成▲同金△２五歩▲３五歩△同歩▲４五桂△同桂▲同歩△２六歩▲１八角△６四歩と進みました。



このタイミングで△６四歩！

好手ですね。

私もこのような手が指せるようになりたいです。

どこかで▲６五桂打のような手を切り札にしたかったのですが、このような手が利かないようでは駒得でも先手の私が苦しいです。

後手の△２六歩が大きく、▲１八角が全くといっていいほど働いていません。

このまま黙っていると、更に形勢を損ねてしまうので、暴れました。

△６四歩以下、▲４四歩△同歩▲３四桂△５二金▲３二角△２五飛▲４一角成△５一金打▲同馬△同金▲４三金△６二金上▲４二桂成△３六桂以下今泉さんの勝ち。



暴れましたが、明らかに足りませんね。

△３六桂が決め手。

▲１八角が最後まで働かなかったことが誤算でした。

対局後は丁寧に感想戦をしていただき、大変勉強になりました。

ありがとうございました。

次回に続きます。