「和食」が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録される見通しとなった、政府
は日本食を目当てとする外国人観光客呼び込みや輸出促進に力を入れる構えだ。今や和食は、外国人
が日本を訪れる重要な動機といえる。政府観光局の調査では、食事に期待して訪日したと答えた観光客
の割合は、06~07年の19.4%から、10年は62.5%に急上昇した。ショッピングや温泉などを抑え
てトップになっている。海外で日本料理の人気は高い。農水省は今年3月時点のの海外の日本料理店を
06年の2倍以上の5万5千店と推計する。 観光庁は、和食を「観光資源」と位置付ける 農水省は
20年までに農林水産物や食品の輸出額を現在の2倍強の1兆円とする。政府目標の実現を目指す。