ワンピース

先日、若い頃にとある高円寺の飲み屋でよく出くわしていたGさんが亡くなったそうだ。
会うときはいつも泥酔して店に来て、あじゃびじゃびでぶじゃ～としゃがれ声でおどけたり、舌をコンとならしてでかい口を横にひねりかっこつける。上の子供はたまたまわたしのライブのときにからかってもらってた。高円寺のライブハウスで3年前くらいまではたまにしか行かないのに行くといつも見かけた。
今の旦那と結婚できたときには、家族で高尾山に遊びにおいでと。
サングラスをたくさん持っていて、めかしてたときには、サングラスちょうだいと言ったら、「あんたは鼻が低いからこれは似合わないよ」と笑われた(笑)
冬にライブの後で店に来てかなり薄着だったからどうしたのと言ったら、他の店で飲んでたらなくなったというから、旦那にフリース脱いでもらってあげてきて、ちゃんと帰らないと寒いのにねと心配だった。

でも、高円寺のあの店や、ライブハウスのあの店に行けばまだいるような気がする。

今年は、高尾に行ってみようか、おごってもらおうぜと思ってた矢先の話。

ちょうど息子がワンピースのDVD見てて、ドクターの某というじいちゃんが、命をかけて最後に言うセリフがあって、たまたまだったけどびっくりした。
「人はなぜ死ぬのか？
銃で心臓を打たれたとき？違う！

猛毒きのこの毒におかされたとき？違う！

不治の病におかされたとき？
違う！

人が死ぬのはな～
人に忘れられたときだぁ！」
といって爆薬で自爆して死んじゃうシーンなんだけどね。

生きてても、人に忘れさられたら死んじゃうんだろう…ある意味。

Gさんとは、そんなにたくさんの思い出はないほうだけど、それでも思い出すとかなりある(笑)

よぉ～
ばびぶべでじゃぎぶぁあぎゃびでべびゃばぁ…

やっぱりあの挨拶はなにいってっか全然わかんなかったけど。
またどっかで出くわしてきいてみよう。