認知症の勉強会が行われ、参加しました。
この勉強会は、市の認知症対策の一環としての事業で、市と地域包括支援センターが企画運営し、学区の自治会連合会と地区社協、民生委員児童委員協議会が協力して実施しました。
2か月前から2回の実行委員会を持って準備にあたりました。
勉強会には60名が参加しました。
勉強会は3部構成で、認知症サポーター養成講座、認知症についての医学的な講義、認知症の方への声掛けのロールプレイが行われました。
認知症への理解を深めるために必要な要素が全部そろった勉強会でした。
通常は認知症サポーター養成講座で医学的な側面からの話も行われますが、今回はその部分を医師に別枠で話していただきました。
というのも、学区内に市が指定した認知症疾患医療センターがあり、せっかくの勉強会なので地元にある知的財産を活用したいとの地域の意向を伝え、そこの医師に来ていただくことができました。
サポーター養成講座は、行動面の特徴と対応についてお話しいただきました。
一定の理解を得た所で実際に声掛けを体験しました。
4人ほどのグループに分かれて、認知症役は地元のケアマネージャーなどの専門職が担っていただき、それぞれ1対1の声掛けをしました。
感想として、認知症役の方がとても上手で対応の大変さがわかった、声掛けの仕方を解説してくれて良い体験になったなどの声が聞かれました。
(声掛け体験の一場面)
4時間という勉強会でしたが、参加した方の多くは勉強できて良かったという感想を持たれたようです。
勉強会後の実行委員会で、受講者に学んだことを生かしていってもらうため、民生委員等が認知症の方に対応する時、必要な場合に一緒に対応していただくことを要請することが了承されました。
まちともは、今回実行委員長に推され、その任にあたってきました。
多くの方に認知症への理解を深めていただくことができたこと、今後地域の中に認知症の支援にあたる仕組みができたこと、何よりも地域にある知的財産が活用できたことなど多くの成果のある勉強会になり良かったと思っています。