まちるだ File

JAZZライブ、映画、お酒を愛し、そしてなぜかキャラではない”あみあみ”にはまっている私の気楽で呑気な日々の記録。

「カティンの森」「アイズ ワイド シャット」

2010年04月15日 | LOVE CINEMA
4/13

ご近所シネマで見てきました↓この映画


アンジェイ・ワイダはちょっと思い入れのある監督

ロシアとドイツから侵攻されたポーランド。
ポーランドの将校たちは捕虜としてロシアにつかまり、
カティンの森という場所で虐殺された。
だがしかし、その後ロシアの衛星国となったため
虐殺の事実はひた隠しにされることになる。
残された家族たちの思いや
真実を知ることのできない悲しみを描いた作品。

アンジェイ・ワイダ監督の、ポーランドへの思いや執念を感じます。
そして、先日ニュースになっていた
ポーランド大統領の航空機事故死。
実はこの大虐殺の追悼慰霊式典に向う途中の出来事…。
偶然かもしれないけど、
それでもやはり、ポーランドという国の悲劇性が
何かの連鎖をもたらしたのでは?と思わずにいられない。

虐殺といえばアウシュビッツが有名だけど
それ以外にも私たちが知らないだけで、
戦争にはこういう悲しい事実がついて回っている…。
映画はその事実を知らしめ、残すということでも
大きな使命をもっているのだと痛感。

でも実際は、そういう戦争映画がいつの世の中でも作れる
=常に世界のどこかで戦争がある…
という事実に、あまりに学ばない人間の姿に、悲しみも覚えるのです。



でもってこの日は家で独り飲みしながら今度はDVDで
「アイズ ワイド シャット」↓



敬愛するスタンリー・キューブリックの遺作となった作品。
2001年宇宙の旅を描いたキューブリックが、
その2001年も間近なミレニアムに久しぶりに世に送り出す映画が
いったいどんなものになるんだろうと期待してた人は多かったはず。
で、私の記憶によると数年前にニコール&トムというキャスティングが
発表されてたような覚えがあるのですが…。
で、当時ハリウッドの象徴のようだったこの夫婦を主演に迎えると知り
キューブリックの懐の広さと
この2人を使ってもきっと驚くようなことをしてくれるんだろうという期待感に
すごく、すごーく興奮したのです。当時。

実際は上映当時の評判はあまりよろしくなかったのですが
でも私はもう、手放しに星5つ。でした。笑。
夢も現実も、どちらが本当なのかなんてわからなくなる夫婦の姿。
でも最後にきちんと答えを出す、明確な演出。
これを最後にキューブリックの作品が見られないなんて…。
今でも悲しすぎる。。。。

ちなみに私、トムクルーズは別に好きではないのですが
この映画で、夜中にロングコートを着て革手袋をし、
街をうろつくトムに異常にセクシーさを感じたのです。
あの背の低さが、なんかすごく、なんというか、良かったの…。
今回DVDで見直したらどう感じるんだろうと気になってたけど
やっぱりこの映画のトムは私のフェチ的な気持ちを刺激しました。笑
なんだろうね、あれ。笑

というわけで最近ヒマなんで映画ばっか見てます。
昔に戻ったみたいだ。

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