And This Is Not Elf Land

どうぞ(その2)【追記あり】

7月4日、各プロダクションから選抜されたJERSEY BOYS(ジャージー・ボーイズ)のメンバーが、バリー・マニロゥ、アレサ・フランクリン、マペット(?)らとともに、アメリカPBSの独立記念日特別番組A Capital Fourthに出演しました!

こちら

出演しているのは、

フランキー:ジャロッド・スペクター(ブロードウェー)、
トミー:デイヴン・メイ(ラスベガス)、
ボブ:ジョシュ・フランクリン(ツアー)
そして、
ニック:マイケル・インガーソル(シカゴ)!!!

わ~~、マイケル、久しぶり~!


まず「シェリー」から始まったわけですが…無敵のヴォーカルであるはずのジャロッドの声がちょっとブレていて、心配な出だしです。(だって、彼のエミー賞のパフォーマンスなんて完璧でしたからね)オケ伴だと、音が取りにくいんでしょうか?それとも、大きな会場で緊張してる?…それとも、舞台では歌わない“You better ask your Mama Tell her everything is alright~”の部分を歌ったからか…はたまた、普段と違う、あまりに眩いジャケットの「襟」に調子を狂わされたとか??(たしかに「眩しい」素材だ)

それと、臓腑に響くマイケルのバスの音もイマイチだ。これ、サウンドミックスが悪いんだろうか?(っていうか、カメラはマイケルをもっと映してくださいよ!)彼は向かって右端にいますが、小柄な人ではありますが、ベースの声はかなり通るんですよ。あれでシカゴのハーモニーは締まっていて良かったんですよ~

でも、December63:Oh What a Night!では本来の上手い歌を聴かせてくれています。この人は見るたびにパフォーマーとして洗練されていくようです。ニック役ももうすぐ1000回を迎えるんだそうで…このままいくとJ.ロバート・スペンサーよりも多くの回数ニックを演じた俳優になるんじゃないでしょうか。

そう言えば、シカゴにいるとき、お昼過ぎに劇場の窓口へチケットを買いに行ったら、マイケルが知り合いの人と劇場の前で立ち話をしていたことがありました。あんまり普通に立ち話をしてるもんで、その辺の普通のお兄ちゃんだと思っていたら…よく見たらマイケルじゃありませんか!でも、あまりに真剣そうに話し込んでいるもんで、割り込めませんでした(私は結構チキンです)


ボブ役のジョシュ・フランクリンは、今年初めにアンドリュー・ラネルズがブロードウェーに行ったあと、ツアーのキャストとして迎えられたばかりの人ですね。実は、その間にも一人いたのですが、その人は「実力不十分」ということで、すぐに降ろされているはずです。JBはよくこういうことがあるようですね。

ただ、ツアーのボブ役にはアンドリューが戻るんだそうで、ブロードウェーには、新作に出演するために一時JBを去っていたセバスチャン・アーセラスが戻ってくるそうです。

これで、私の「アンドリューのボブを観るチャンス」が一気に遠のきました!で、このジョシュ君、悪いけど…私がこれまで観たボブの中でも「いまいち」だ。セバスチャンみたいに「雰囲気が苦手」じゃないだけマシ…みたいな~。ツアーがアンドリューを戻したがるのも分かる気がします。

ジャロッドの方は、曲が進むにつれていい感じになっていきましたね。とにかく、ジャロッドは元々のヴォーカル・パワーが素晴らしい。一点の曇りもないファルセットが出せる人です。「君に瞳に恋してる」では、やけにゴージャスなホーンセクションだ(笑)

今回のパフォーマンスは、あっという間に終わったトニー賞の時と違って、じっくり聴かせてもらえて良かったです。ジャロッドは「際限なく高い声が出せる」という強烈な武器を持っておりますが、やはり、「表現」の部分になると、声の「足腰の弱さ」が気になってしまいます。(でも、顔が可愛いから許す…ちょっと無表情だけどね)

これなら、マチネに出ているコーリー・グラントも負けておりません(はいはい…)この夏に、ブロードウェーでJERSEY BOYSをご覧になる予定の方におかれましては、マチネのフランキー・ヴァリもジャロッド・スペクターに勝るとも劣らぬ歌を聴かせてくれることをわたくしが「保証」いたしまして、終わりにいたします(?)

結局、これを言いたかったらしい



【追記】
わ~い、マイケル~!
facebookへのコメント、ありがとう!(ここで書くなよ

コメント一覧

master of my domain aka Elaine's
でしょ!
ジャロッドの小さい頃の動画は他にもあるんですが、13歳のころ(男の子なら、声が出しにくい年代だと思うのですが)ホイットニーのAlways Love Youを声の裏表を使い分けて、楽々と歌っているのには驚きました。ホントに、どういう声帯をしているんでしょ!?
brown_pot
か、かわいい~!
Jarrod君、こんなに小さいころから芝居っ気たっぷりの歌を披露していたんですね~。 
やはり持って生まれた役者魂ですね…。
master of my domain aka Elaine's
これがすべてを物語っています(!)
ジャロッドは小さい頃から天才子役として地元
フィラデルフィアで活躍していたようですし、生れながらのエンターティナーだと思います。
こちら↓
http://www.youtube.com/watch?v=UbaWmbHdI7o&feature=related

コーリーは、場面ごとに変わる台詞の声を聴いていると、やはり優れた「声帯」の持ち主だと思いますが、これまでの彼のキャリアでは、「歌う」ことはあくまでも「副」でした。フランキー役に抜擢されたことは、大いにプラスに働いていくと思います。
brown_pot
ジャケットの襟のせいです、きっと(笑)
こんにちは、ブラウンポットです。
選抜メンバーによるライブって、とても贅沢ですね。
先日のトニー賞のパフォーマンスも、いくつものカンパニーが同時に成立するアメリカだからこそ可能なのであって、観ていて本当に楽しいです。
いつか、ロンドン、トロント、メルボルンキャストも加えて何かやってくれないでしょうか。レ・ミゼラブルの10周年記念コンサートみたいに…。

Jarrod Spectorの身のこなし、こういうイベントあっても完全にお芝居を意識していますよね。“Can't Take My Eyes Off You”でのあの手の動きは彼の役作りなのでしょうか。
Elaine'sさまが強力にプッシュしていらっしゃるCory Grantの演技も激しく気になります。

やっぱり生の舞台を観たいですね…(←またそこ)
master of my domain aka Elaine's
ジャロッド・スペクターは角度によってはデイブ・スペクターと似ていることもあって、ジャロッドくんに会ったら「デイブ・スペクターの親戚ですか?」と訊いてみたいと思うのですが、でも、そういう発想自体がデーブ・スペクターだな~と思う今日この頃です。
Koto
http://ryanmolloy.at.webry.info/
ジャロッドって俳優の浅利陽介君に似てますね(独り言・・・)
JERSEY BOYS情報、さすがに早いです><
ロンドン以外の情報はElaine'sさんのとこで
すべてゲットします~~(笑)

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