本当に楽しく面白いお話です。まずはビデオをご覧ください↓↓
【後編】ジャージーボーイズゆかりの地を旅してきた！【智海の部屋 #21】
私もオードリーさんに案内されてNJの「ゆかりの地」を訪れたのはもう7年前になりますよ！え～っ、そりゃ私も年を取るわけだ（そこか
）オードリーさんはニューアークにお住いの私と実は同い年の女性です。開幕間もないころのブロードウェイのJBをご覧になって、たちまちこのミュージカルに魅せられ、熱心に劇場に通われただけでなく、NJのゆかりの地を回るツアーを企画されました。希望者を募ってバスを貸し切って、かなり大掛かりなツアーも行われたようです。
とにかく、フォーシーズンズのメンバーがNJにいた頃の友人・知人の証言から、彼らがかかわったと思われる「事件」についての当時の（閲覧可能な）資料も丹念に調べられて、不明な個所は当時の関係者を探し出して証言を取られるなど…ほんとにすごい方なんですよ。（私としては、日本でフォーシーズンズの本をお書きになった斎藤さんと被りますかね😃）
これだけのツアーを実施されてたわけですから、JBがBWでやっていたころは、ファンだけではなく、出演俳優もツアーに参加したこともありました。というか、オードリーさんから俳優に「私がゆかりの地を案内しましょうか？」と積極的に申し出てもいらっしゃったようですね。
まさにファン道を究められている方！
BW公演が終わった後は、大がかりなツアーはいったん休止されていましたが、今も希望者には個人的に案内されています。そして昨年、日本版で活躍中の大音さんがオードリーさんの案内でゆかりの地を訪れられたとのこと。私も興奮してしまいまして、この様子を大音さんのツイッターやブログで楽しく読ませていただいていました。今回はビデオで紹介されていて、熱量もアップ！本当に楽しいお話が次々と出てきて、私も大笑いしながら見ましたよ。
なぜって…オードリーさんって、本当に大胆な方なんですよ。私なんて「アメリカでは他人に家のピンポンを勝手に押しただけでヤバいことになる」なんて信じていましたからね（笑）オードリーさんの大胆なアプローチにもうびっくり。NJから生きてマンハッタンに帰れないんじゃないかとビビりまくりました。大音さんもビデオで仰っている通り（爆笑）
しかし、勇気をもって進んだことで、かけがえのない出会いもあったということ、本当にうれしい気持ちになりました。演じられる俳優さんが刺激を受けられるなんて、こんなに嬉しいことはありません。
地元NJの人たちとのかかわりも感動的です。
私が知っている限りでも、NJの人たちは、JBが日本でも上演されていることを本当に喜んでいらっしゃいます。なぜって…最初は、「このミュージカルを喜んで見るのは、NJの地元民だけだろ」…ま、ひいき目に見て、「東海岸の人たちは共感するかもな」ぐらいに思われていたのですから。サンディエゴのトライアウトが大好評に終わったことさえ、関係者は信じられなかったそうです。だって、カリフォルニアはビーチボーイズの縄張りだし…
それが、あれよあれよという間に、非英語圏にまで広がって…。
JBの中で、ボブ・ゴーディオが思いのたけを込めて作った「君の瞳に恋してる」が、フランキーの歌によって新たな翼を得て、作り手を離れて羽ばたこうとしているのを見守るボブ…もっとも感動的なシーンですよね。
今、NJの人たちも、地元で生まれた一つの作品が翼を得て、生まれた場所から羽ばたいていくのを感慨深く見守っていらっしゃるのではないでしょうか。それはきっと、たとえようもなく幸福なことでしょうね。
