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And This Is Not Elf Land

HAIRSPRAY



さて、夕方6時30分にTKTSに到着。今までのところは改築工事中で、ホテルの一角にあります。

ハッキリ言って、わたくし…36時間は殆ど寝ておりません。
この状態で観ても「寝ない」もの!…と言えばHAIRSPRAY(ヘアスプレー)しかないじゃありませんか!そしたら、なんとこの日のHAIRSPRAYは7時始まりだったんですね。なおけっこう!その分、早く眠れる…

それでもって、座席は10列目のど真ん中という、これまた「特等席」が半額で取れてしまいました(やったー!)やっぱり、タクシーでにして良かったじゃないの。

Neil Simon劇場って、こんなに小さかったかな?…というのが、1年4ヶ月ぶりの印象。(それよりも前にTHE KING AND Iを観たのもこの劇場でしたが)キャストも主演のShannon Durigは変わっていません。あとは全く変わってしまっていましたが。観客は子どもが多い。アフリカ系の人もあちこちに。これもn-wordが頻繁に飛び出すので、黒人には人気がないと言われていたのですが…。私の右隣もスーツを来た黒人のカップルでした。ちょっと隣の反応も気になったりしたのですが、特に、黒人俳優の圧倒的な歌唱を聴かせるところでは、声援と共に大拍手を送っていらっしゃいました。

さて、私の右隣は大柄な白人男性だったのですが、intermissionのとき、私に話しかけてこられました。一緒に曲を口ずさんでいたので、かなり好きなのかな?と思われたようです。何でも、この男性はKansasの人で、主演のShannonと同じ街に住んでいたのだそうです。彼女が小さい頃はベビーシッターをしてあげたことがあったことから、この方がNYに出てきた時は、必ずShannonがチケットをくれるんだそうです。

私はこの夏に来日公演があることとか、H-A-I-R-S-P-R-A-Yのロゴが日本語で書かれているのも珍しくて面白い…なんて小ネタでウケを狙ったり(?)、Shannonの歌でのCDも出るといいですね~なんて、リップサービスもしておきましたよ。彼はRed SoxがKansasでキャンプをしているので、日本のクルーがたくさんいるという話もしておられました。

この男性も、先ほどのタクシードライバーさんと同じく「仕事でNYに来たの?」と尋ねられるんですよ。”No, for pleasure!”と言うと、とても驚かれました。

おばさんが一人でNew Yorkに遊びに来るのはヘンなのか…

ま、日本で、身近な人に言われるんなら仕方がないと思えますけどね…New Yorkで言われるとショックじゃないか~(それも立て続けにね!)

さて、ショーの方は…
中堅どころの(おそらく)芸達者で上手く脇を固めているって感じでした。これも、基本はコメディーなのですが、とにかくコメディ俳優であっても普通に歌って踊れる…ってところが、日本の芸能人とはちょっと違うところだと(毎度毎度)実感します。

この日、私的にツボだったのはAmberの意地悪セレブママを演じてたIsabel Keating。小柄で華奢で、目が大きくて独特のテンションは昔の武智豊子さん(知ってる人いますか?…笑)と思い出してしまいました。

主役のTracyは太ったハイテンションの女の子なのですが、Shannonは、これ以上やると「うざく」感じるかも…みたいなギリギリのところでスーッと引くような演技なんですね。それが、観ている者に「度が過ぎていて心地よい」という、独特の感触を残してくれます。やはり、計算されつくされているんだろうなぁと感じました。

それとねぇ、Link!
Linkはハンサムボーイのはずよね…。私は前の方で見たばかりに「あのLink…あり得ないよ~」と思ってしまいました。なんかねぇ、日本の若手お笑い芸人の誰かに似ている…ちょっと猿系(?)のファニー・フェイスなんですよ。もちろん、歌や踊りは上手いんですが…Linkってコメディアン顔だったの~!?と、慣れるのに時間がかかりました。でも、終わってみれば「な~んだ、Linkって三枚目キャラだったのか!」としっかり、役柄イメージが「修正」されてしまいました。

Linkを演じたのはAshley Parker Angel。
カーテンコールでは黄色い声がたくさん上がっていました。かなりの人気者のようです。お笑い系だとか、間平さんに似ているとか(そこまでは言ってないか~…)好き勝手言って許してね~

日本公演は、ブロードウェーほどに観客が盛り上がってくれれば、最高に楽しいショーになるでしょう。ただ、下ネタ系も結構ありますからね。ブロードウェーじゃ、こういうのって今に始まったことじゃないし、どのショーでも、そんなのは大人も子どもも大爆笑なんですが、日本ではどうかな?来日版は少し演出を変えるかもしれませんね。

でも、肯定的に解釈すれば、大人も子どもも老人も、ゲイもヘテロもみんなおおっぴらに、明るく「性」を語ろうよ!ってことなんでしょうけれどね。

Tracyのパパ役だったScott Davidsonは、もしかしたらカミングアウトしている人なのかな?ママ(男優が演じてる)との熱いダンスのシーンは、アドリブは飛び出すわ、危ないネタに行くわ~最後には二人で「これはそんなショーじゃないでしょ!」…で、観客は爆笑の渦でした。

とのかく、NY上陸の夜に、楽しい思いをさせていただきましたよ。
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