2016年 第11戦・ブルノ-チェコGP

予選はマルケスがスーパーラップ。
最終区間でロッシ、ポルに引っかかるがその隙間をぬってレコードタイムでポール。

2番手ロレンソ、3番手イアンノーネ。ロッシは6番手。

決勝はmoto2までは雨が降っていたが、motoGP開始前は雨は止んだ。
路面はまだ濡れて完全にウエット。ブルノが雨ってのは歴史上初。また面倒そうな天候。
タイヤはレインタイヤ。殆どが前後ソフト。

1周目：イアンノーネがホールショット。マルケス1コーナーでトップへ。イアンノーネ、ドビジオーゾ、ビニャーレス、アレイシの順。ロレンソ、ロッシは共に後方に沈み10位、12位。
2周目：ドビジオーゾが2位へ。レディングが5位に浮上。ウォームアップではレディングがトップタイム。ドビジオーゾがマルケスをパスしトップへ。
3周目：イアンノーネもマルケスをパスし、2位へ。マルケス3位。レディングがマルケスをパス。これでドカティがワンツースリー。
4周目：雨のロレンソは相変わらず走れない。ロッシの後ろの13位へ後退。ヤマハ2台は全くペースが上がらない。イアンノーネがトップになる。
5周目：3位のレディングからマルケスは大きく遅れだす。レディングがドビジオーゾをパスし2位へ。
6周目：路面のレコードラインが若干乾き始めてるところが出てくる。
8周目：バルベラがマルケスを捉え4位へ。
9周目：ロッシが10位にポジションを上げる。ロレンソは15位を走行。
10周目：3位走行中のドビジオーゾがマシントラブル。後方からグラッチローが猛チャージ。タイヤがクラッチローだけ前後ハード。ビニャーレスをパスし6位へ。
11周目：アレイシを抜きクラッチロー5位へ。トップイアンノーネより速いペース。
12周目：4位のマルケスに一気に迫るクラッチロー。マルケスを抜き4位へ。
13周目：クラッチローピットから「抑えて抑えて」のサイン。しかし、クラッチローのペース落ちず。トップ3台に追いつく。
14周目：3位バルベラにクラッチローが襲いかかる。スミスがここでスリックにチェンジ。クラッチロー一気に2位へ。
15周目：クラッチローの勢い止まらず。トップのイアンノーネに肉薄。後方では気がつけばロッシが6位。ロッシのリヤタイヤはハード。5位のマルケスとはまだ差がある。ロレンソは10位。
16周目：クラッチーローは様子を見て2位走行。ロレンソがスリックに乗り換え。マルケスがレディングをパスし4位へ。ロッシはこの2台の真後ろに迫る。前2台がミス。その間にマルケスまで捕らえ4位へ。クラッチローついにトップへ。
18周目：ロッシがストレートでバルベラをパス。これで3位。ロレンソ再び乗り換え。17位でコースイン。ロッシがイアンノーネをパスし2位へ。
19周目：トップ　クラッチローは既に2位ロッシに4秒以上の差を付けて独走態勢。
20周目：3位争いの一番後ろのマルケスがペースアップ。ドカティ2台の前に出たい。バルベラがミス。マルケスが4位へ。イアンノーネもミス。これでマルケスが3位。
21周目：バルベラがイアンノーネをパス。イアンノーネのフロントは限界。ボロボロとタイヤが飛び散り後退。後方から追い上げて来たバズが一気にバルベラまで抜き4位へ。
22周目：クラッチロー10番手からの大逆転のmotoGP初優勝
2位ロッシ、3位マルケス、4位バズ、5位バルベラ。

パパになって2レース目のクラッチロー嬉しい嬉しい初優勝。ラストラップは転倒しないかドキドキした(^^;
イギリス人が勝つのはバリー・シーン以来35年ぶり。
2位に入ったロッシ。序盤は下位に沈むと思われたが流石。
マルケスはチャンピオンシップを考えれば今回の3位も上出来か？最低限の損失で済んだ。

ロレンソは結局ノーポイント。雨はホントに元気がない。これでチャンピオンシップはロッシに抜かれて3位。

チャンピオンシップはトップ、マルケス、2位ロッシとの差は53ポイント。