和風メイド喫茶は「家」がコンセプトらしく「お帰りなさいませ」で迎えられ、テーブルチャージは「御帰宅料」だった。
店内にはいかにもアキバな人やサラリーマン風の人、女子高生もいたが客は少なめ。メイドさんも、かわいい系ミステリアス系等と色々なタイプの人がいた。
窓際のテーブル席に案内される。
席は中心にコの字型のカウンター席と窓に沿ったテーブル席、奥に個室風の座敷(帰宅料が少し割増)があった。
コの字カウンターの真ん中は畳になっていて小さな座卓があり、そこで折り紙や書き物をするメイドさんが常駐(何分か毎に交替しながら)している。
メニューは和風甘味が中心。あんみつやわらびもち、ご飯ものでお茶漬けなんかもある。
メニューを選んでいるとメイドさんが小さい湯飲みに入ったお茶とあられ(梅の花の形をした極小サイズ)を持ってやって来た。一人はわらびもち、残り二人は白玉あんみつを頼んだのだが早くもメイドさんが面白い演技を見せて下さった！
「御注文を繰り返させて頂きます。わ、わさびもちっ、わらびもちと、白玉あんみつを、を、おふたつ…ですね。」
このメイドさん、噛み噛みなのだ。
私以外の二人は「新人さんかなぁ～」なんて言ってピュアに騙されていたが、私は「むむ、演技では？」と思った。普通わさびもちとは噛まんだろう…
案の定他のテーブルで注文を取る時もそのメイドたんは噛んでいらっちゃいまちたー
メイド喫茶＝虚構！！！
もうひとつ気になったことがあったのですが
店内のＢＧＭが３分位の短めの曲をリピート再生なんですよ。私は結構早くからそれが気になっていて、残りの２人にもその事を話して３人で聴き入ってみました。
…よくある打ち込み和風ＢＧＭだけど、メロディーの感じからして明らかに歌ものっぽい。「なんかのアニソンかゲームのサントラじゃん？」なんて言い合いながらあまりにも曲が耳につくので記念にメロディーをメモって持ち帰ることにした。
そうこうしているうちに甘味達が運ばれてきた。メイドさんがあんみつにシロップをかけてくれた(かけ過ぎ)まめにお茶を注ぎに来てくれた(まめにメイドさんが注ぎにくる為にだと思うのだが、湯のみがかなり小さい)
ただ、この店はそれ以外のおしゃべりとかは一切なし。普通の喫茶店に限りなく近い初心者向けの店。
甘味をいただきながら壁に貼られている手作りのイラスト(カルタ風)を見ていたら
『お』りがみの中にはメッセージが書いてあるかも
とあった。急いでテーブルの上の折り鶴やらやっこやらハートやらを開くと、
かめこ(写真参照)
・・・
萌ーーーーーえーーーーーー！！！
やってくれるぜメイド。
そしてあっという間にお出かけの時間に
「いってらっしゃいませ、お嬢様」と見送られる。
また来たいね、働きたいね(!?)と口々に言いながら秋葉のマイホームを後にしました。＋300円で現代社会のオアシスに行けます。今度は和風じゃないメイド喫茶に行こう。
関係ないけど、記念にプリクラとろうって言ってゲーセン入ったんですけど秋葉のゲーセンってプリクラが全然ないんですね。どうしてでしょうね？
なんて、カマトトぶってみたり。
