見聞き目利き

演劇等の評価

新作能 野馬台の詩

2011-03-31 21:26:10 | 日記

場所;森の宮ピロティーホール

時間;19時00分~20時30分

出演者:野村萬斎、梅若玄祥、野村万作

            能と狂言がコラボした話題作とのふれこみ。 物語としては

    遣唐使 吉備真備(野村萬斎)は、舟で唐に着くなり高楼に幽閉されてしまいます。

    階をはずされ、数日間食物を与えられず、すでに餓死したかと思われた吉備の前に、

    世にも恐ろしげな鬼が現れます。この鬼は実は日本に帰国することなく唐で没した

    阿部仲麻呂(梅若玄祥)だったのです。

      とのことだが、実際 能の言葉が  は理解出来ない。笛・小鼓・大鼓・地謡等の鳴る

      能の舞台は大昔 能楽堂で聴いたが 初めてと同じことで 雰囲気だけ味わえて良かった。

      廻りの観衆を見渡しても 似たり寄ったりでとても安心だ。それと  人も多い。

      これから  を勉強するには  がついて行けるか 疑問だ 

        


四国八十八カ所お遍路の旅(発心の道場)

2011-03-29 20:48:21 | 日記

trapics 主催の日帰りの旅  参加者39名

集合場所; 梅田芸術劇場前 7時40分  帰り: サンケイ新聞社前 19時50分

バスには 先達さん(お坊さん)が同乗され、車中で 弘法大師(空海)ゆかりの札所を廻ること。

    お遍路の作法、順拝用佛品 (納経用白衣・おいずる・さんや袋・菅笠・納経帳・金剛杖

    念珠・納札・ローソク・線香・ライター等 価格)の説明された。

    

    又 車中で 「同行二人」 「迷故三界城」 等の内容の説明もあった。

    淡路サービスエリアで休憩後早速 先達さんの指導で 仏前勤行次第 般若心経 等唱和。

    1-1番札所 霊山寺  本堂と 大師堂で ローソク・線香・納札を納め 仏前勤行次第 般若心経 等唱和。

        釈迦如来( のうまく さんまんだ ぼだなん ばく)ーー 悟りを得る。神通自在の境地に至る。

    2-2番札所 極楽寺  同上の所作をする  (弘法大師お手植の樹齢1,100年の長命杉が有名)

        阿弥陀如来 (おん あみりた ていせい からうん)-- 死後極楽浄土へ行ける  

    3-6番札所 安楽寺  同上の所作をする  (弘法大師身代わりの逆松が有名)

        薬師如来 (おん ころころ せんだり まとうぎ そわか)-- 延寿、病気治癒、安産 特に眼病に霊験

    4-5番札所 地蔵寺  同上の所作をする  (弘法大師お手植の樹齢800年を越える大イチョウで有名)

        地蔵菩薩 (おん かかかび さんまえい そわか)--  五穀豊穣、敬愛和合、立身出世

    5-4番札所 大日寺  同上の所作をする  (本堂と大師堂をつなぐ回廊に西国33観音像を安置)

        大日如来( おん あびらうんけん ばざら だとばん)--  あらゆる霊徳を得る

    6-3番札所 金泉寺  同上の所作をする  (弁慶の力石と黄金井の井戸で知られる)

        釈迦如来( のうまく さんまんだ ぼだなん ばく)-- 悟りを得る。神通自在の境地に至る。

    

    帰りのバス車中でも   仏前勤行次第 般若心経 等唱和。

    普段は 家では お経など挙げたことがないのに 今日だけで14回も 挙げてしまった。

    最初のうちは 本を見ながら 付いて行くのに精一杯だったのが、最後の方では不思議な

    ことに 本を見なくても 言えるような所も出てきている。しかし喉はガラガラになった。

    少しは 大師様の懐に近ずけたのか 無心の境地にも。(???)

    阿波国の霊場「発心の道場」には後17カ寺、土佐国の霊場「修行の道場には後16ケ寺、

    伊予国の霊場「菩提の道場」には後26ケ寺、讃岐国の霊場「涅槃の道場」には後23ケ寺

    と未だ廻る所が残っていて、結願までの道のりは遠いし、高野山満願お礼参りも残っている。

    これから残り全部行けるかな~~~~   

    

      (忙しいので バス車中で蛸飯弁当を食べる。) 


KOBE Sound Falling A WEEK 加古隆クァルテット

2011-03-27 19:35:12 | 日記

出演者: 加古隆 ; ピアノ

      バイオリン ; 相川麻里子

      ビオラ ; 番場かおり

      チェロ ; 植木昭雄

場所:神戸国際ホール

久しぶりに三宮の街を訪れた。 センター街が神戸の震災後 立て替えられて

大きく変わっていた。初めて行く国際ホールも新しい建物だった。

加古隆は2008年4月27日 フェスティバルホールでの live image 7 sept での

小松亮太、ゴンチチ、羽毛田丈史、元ちとせ、宮本笑里等と一緒の出演で

聴いた覚えがあったが、何せ出演者が多いため 印象が薄かった。

今日の第一曲目は (ジブラルタルの風)加古隆のピアノはこんなに上手なのかと驚いた。

番場かおり、植木昭雄、相川麻里子 とのコラボも上手。

NHKスペシャル「映像の世紀」のテーマ曲 「パリは燃えているか そして「最後の忠臣蔵」、

「太平洋の奇跡」等を作曲しているすばらしいの人だというのを知らされた。

東北大震災・福島原子力発電所の問題と 気の滅入る日が続くなかでの

気晴らしの楽しい約2時間の演奏会であった。

  

 

 


早春の鶴見緑地公園

2011-03-22 11:20:18 | 日記

東北大震災の被害状況が報道され、気が滅入る日が続いている。

昨夜来の雨が上がったので久しぶりに近場の鶴見緑地へ出かけた。

春の日差しがとても強い。大勢の幼稚園児、ご老人が歩いている。

    河津桜            

     ミモザ           

    あんず           

                       

     黄金マサキ    

                      

     彼岸さくら       

桜はこれからソメイヨシノ等が咲くだろう。 チューリップ バラ まだまだ早い(ゴールデンウィーク頃かな)

 

 

 

 

 

 


辻本玲デビュー・チェロリサイタル、清水寺、東北地震

2011-03-11 23:04:12 | 日記

出演者 辻本 玲(チェロ)
      有森 直樹(ピアノ)
  
場所  京都コンサートホール 小ホール

開演 19時00分~21時05分

1982年生まれ。7歳よりチェロを始める。東京芸術大学音楽学部器楽科を主席で卒業。

クライスラー:愛の喜び

エルガ―:愛の挨拶 作品12

等 8曲を演奏されました。とても良い心地、席は前列2列目でチェロを生で聴けたのがとても幸せだった。

ういういしい彼の今後の活躍を祈って帰って来ました。

           

久しぶりに京都東山付近を散策しようと、14時45分に京阪 清水五条駅に着く。

ぶらぶら散策して 日本の修学旅行生、中国人、欧米人等大勢の人がごった返す

清水坂を登り、清水寺に、家族がこれ以上ケガをしないように念入りに拝む。

        (清水寺)   

そのあと 三年坂、二年坂から円山公園・知恩院をまわり、京阪四条に。途中でガーゼマフラー

を買う。 17時すぎ 阪急河原町駅で号外を貰う。 東北地方で 14時46分M8.8巨大地震

大津波 死者・不明1400名以上 びっくりする。

携帯電話持っていないし、コンサートホールでテレビのニュースを見た人に聞くと 東京へは

固定電話・携帯電話とも繋がらないらしい。 観客の中には 華道家 假屋崎省吾さんも見かけた。

コンサート終了後 家に23時に戻る。

東京で暮らす子供の家族は全員無事。一安心。 一人は会社から家まで28km歩いて夜中の

1時半くらいに帰れたそうだ。

 

まだまだ寒さ厳しい初春の今朝 庭では水仙、あやめの花が咲き始めました。

   (水仙)   

   (あやめ)  

 

 

 

 


サンチャゴ・デ・コンポステーラに泊るスペイン・ポルトガル10日間

2011-03-01 17:39:39 | 日記

2月20日 伊丹7時55分 NH2176便 成田9時15分

 参加人数 32名(男6名 広島からの88歳の爺様も 女26名)

       成田 12時55分 AF-0275便 
       パリ着 17時15分 (時差8時間)
       パリ発 20時20分 AF-2324便
        リスボン着 21時50分着(時差9時間)
             全てon time で到着した 添乗員曰く 19日出発の便は機材不良で飛ばなかったそうだった

2月21日 リスボンの12月~2月は雨季 前日は傘の骨が折れるほどの豪雨
      今日は快晴 ジェロニモス修道院(休日で入れず)ベレンの塔
      発見のモニュメント(有名な人多い エンリケ航海王子・マゼラン等)
      ポルトガルの伝統菓子 パステル・デ・ナタを喫茶店(ベレン)で食べる
            (ジェロニモス修道院)        


      ファティマーー30万人収容出来る広大な大聖堂(バジリカ)
      (一生に一度は来たい聖地)膝で歩いている人を見かけた。
                                           
           ポルトガルの交通事故は世界2位 気をつけるように現地ガイドより説明を受ける

      ポルト(歴史地区:サンフランシスコ教会:金泥細工のバロック装飾に圧倒)
         SANDEMANのポートワイン工場・醸造所
                                        
2月22日 ポルトガル発祥の地ギマランイス ギマランイス城(10世紀 7つの塔が城を囲む)
      オリバイラ教会(ロマネスク様式とゴシック様式が混じる)
                                          


      今回の主目的の3大巡礼の地 サンチャゴ・デ・コンポステーラ
           カテドラルが大きい ロマネスク様式 右手に巻物 左手に杖を持つ聖ヤコブ像が迎えてくれる
      中に入る 中央に聖ヤコブの象が祭られていて 別の所に有った聖ヤコブ像の背中に手をかざし
      お祈りをする 銀細工の門 広場等 ホタテ貝のマークが巡礼者の道標 

                                           

                                        


 
      その晩のコングレッソホテルは豪華だった

2月23日 セントラルメセタ(標高600m 高い所は1000m)の首都マドリッドを目指す
      途中 アストルガに寄る(ガウディの作った司教館があった)
      マドリッドでは スペイン広場を謁見
      今日の工程は約630Km
                                           
2月24日 プラド美術館に行く
      現地ガイドの説明を受ける エル・グレコの「羊飼いの礼拝・受胎告知・胸に手を置く騎士の肖像」
      ディエゴ・ベラスケスの「ラス・メニーナス」(鏡にはフェリベ4世と王妃が描かれている)
      フランシス・デ・ゴヤの 「着衣のマハ・黒い絵」 等有名な絵画のみ見学 
      (今後美術館へ行く場合は ガイドをつけて説明を受けるようにしようと思った)
                                            

      トレド(カスティーリャ・ラ・マンチャ地方の中心地) 約300年を要して完成した
      カテドラルの中身は本当に凄い 総重量200kgにおよぶ金、銀、宝石などで細工された
      聖体顕示台 中央祭壇裏にはナルシソ・トメ作のトランスバレンテがあり、後方から差し込む
      光で天使や聖母像はひときわ鮮やかに見えた

                                          
      サント・トメ教会のエル・グレコの傑作「オルガス伯爵の埋葬」も良かった
      その後工程約500km セビージャへ
      セビージャのジュニアスイートルームのベルティーチェ・アルファラフェに泊る(台所、ベッドルームは別の2DK)

2月25日 セビージャの万博会場の開かれたスペイン広場 新しい建物が色々 道中アカンサスの葉が美しい
      狭い通りが多い 着いたのがスペイン3大カテドラルの1つ  カテドラルの中には入らず 
      写真の撮影場所を教えてくれるが 
                                         

                                          

           ブランド品のお店に連れて行って貰った(ロエベ(LOEWE))
      昼食はタパス (つまみ用の小皿)隣では闘牛の牛肉を売る店
      
      太陽の海岸コスタ・デル・ソル 地中海に面したリゾート地(暖かく乾燥している)を通り抜け
      地中海を見渡す白い村ミハスに 白壁の家が続く美しい町並みが魅力だった 蜂蜜をからませて焼いた
      アーモンド菓子を多量に買った 押し花ペンダントが有名
                                                         
      約150km 標高700mのグラナダへ 山頂のホテル サン・ガブリエルに到着 部屋はやはり狭い
      山頂なので夜景が美しかった
      OPツアーで 洞窟フラメンコショーへ出かける人もあった 

2月26日 7世紀からアフリカ大陸からのイスラム教徒の流入、1492年にレコンキスタの完了でキリスト教徒の支配に戻ったスペイン。

     グラナダのイスラム芸術の最高傑作といわれるアルハンブラ宮殿。 まず ヘネラリフェ庭園を見学 糸杉が美しい・夾竹桃の散歩道

                                        

        それとベルサイユ宮殿の庭風のカットされた木々。 道の側溝を流れるシエラ・ネバダ山からの涼水は砂漠の民にとっては

      貴重なものだったらしい。 王宮にはアラヤネスの中庭があり、グラナダの典型的な庭園とされ 水、空気、植物が中庭を囲む建物
      と美しく調和していて、池に写る建物が写真の撮影ポイントの一つだった。

                                       

                                      
      ライオンの中庭は現在修理中だったので、12頭のライオンは展示室で間近で見れた。
      そこを通り過ぎると カルロス5世宮殿に、スペインルネッサンスを代表する360度一周する円筒形の宮殿だった。 
           宮殿近くの温度計は20℃を指している。乾燥しているので 日陰では涼しい。大阪とはえらい違いの気温だ。

      再び車で アリカンテ近くのプエルト・ルブランスへ(約200km) 道中ではアーモンドの白い・ピンクの花の林
           が盛りだった 日本の桜の花に瓜二つ 間違って桜と言っても解らない.
                                        

                                         

           痩せた土地と強い日差しと乾燥でオリーブしか育たないらしい その畑がずーと続いている

           昼食後 珍しく高層ビルのあるアリカンテから約320km のバレンシアのアルムサスに到着
      夕食は 30人分の大皿のパエリアだった。(サフランで黄色くしたご飯)
                                    
2月27日 約250km でタラゴナの 地中海のバルコニーに到着 ローマ時代の遺跡 円形競技場を上から見る
      時間があったので 喫茶店でスペイン語でコーヒを注文する立派な人もいた(71歳の婆様)
                                      

           (ナツメヤシの実)        


      約100km でバルセロナへ 昼食はカタルーニャ料理 まずアントニ・ガウディが建設 いまだ未完の
  
      教会 サグラダ・ファミリア教会 北ファサード、イエスの誕生を表す東ファサード、イエスの受難を表す
                                   
      西ファサードや内陣、身廊などはほぼ完成したがイエスの栄光を表すメインファサード、18本建てられる内

      の10本の塔が未完成である。これらの塔の12本が12使徒、4本が福音記者、1本が聖母マリア、1本がイエス・

      キリストを象徴するものとされている。 東側の生誕のファサードでは、キリストの誕生から初めての説教
                                     
      を行うまでの逸話が彫刻によって表現されている。3つの門によって構成され、左門が父ヨセフ、中央門がイエス、

      右門が母マリアを象徴する。中央の門を構成する柱の土台には変わらないものの象徴として亀が彫刻され、

      中央の柱の土台には林檎をくわえた蛇が彫刻されている。また、門の両脇には変化するものの象徴としてカメレオン

      が配置されている。中央門では、受胎告知、キリストの降誕、祝福をする天使、東方の三博士や羊飼い達などが

      彫られている。左門ではローマ兵による嬰児虐殺、家族のエジプトへの逃避、父ヨセフの大工道具などが彫られ、

      右門には母マリア、イエスの洗礼、父ヨセフの大工仕事を手伝うイエスなどが彫られている。
                                    

                                    
      2010年11月7日に教皇ベネディクト16世が訪れ、ミサを執り行われた

      続いて ガウディのパトロンのグエル伯爵と組み、手がけたグエル公園。トカゲのオブジェがシンボルで色鮮やかな

      モザイクや波打つベンチが美しかった。
                                   

                                  

                                  
      バスからの車窓で カサ・ミラ邸 カサ・バトリョ邸を見学、最後はカタルーニャ音楽堂

      今回はイベリア半島を まずリスボンから北へ進み、サンチャゴ・デ・コンポステーラで右下へ下がり、マドリードから南へ

      グラナダから再び右上へバルセロナまでの旅 英字の N の字 形の旅行で 走行距離は7日間で3500km

      そんなに疲れなかった。

      旅行時の天候はギマイランスで少し小雨に出会ったが その他の日は快晴でとてもラッキーだった

      スペインを総括すると日本人は農耕民族で毎日額に汗して働く スペイン人は狩猟民族で罠をかけてかかるまで遊ぶ

      道路工事を見ても4人組みで働いているのは1人で3人は喋り・見ているだけ。 これで生活出来ているから立派だ。

      学校も6月20日から9月20日まで休み 勉強する子は伸びるが しない子は習った事は全部忘れるとか。

2月28日 バルセロナ発 10時25分 AF1149便
      パリ着    12時20分
      パリ発    13時30分 しかし 1時間遅れで 14時50分
3月1日  成田着    10時20分 空港で 遅延証明書 くれる
      空港バスで羽田空港へ
     

 (旅行前の庭の梅の花)      

 (帰ってきたら満開に)