トウ文はロンドン五輪出場可能＝CAS裁定、薬物違反なし―柔道女子

　【ロンドン時事】スポーツ仲裁裁判所（CAS）は23日、北京五輪の柔道女子78キロ超級金メダリストで、2009年世界選手権のドーピング（禁止薬物使用）検査で陽性反応を示して国際柔道連盟（IJF）から2年間の出場停止処分を受けた※（※＝ニンベンに冬）文（中国）の異議申し立てを認め、処分は無効と発表した。これにより、※文は来年のロンドン五輪出場が可能になった。CASは検査手続きの不備を理由としている。
　※文は09年9月の検査で筋肉増強剤に陽性反応を示し、同年11月に予備検体でも陽性となった。だが、IJFが予備検体の検査を本人または代理人の立ち会いの下で行わなかったため、CASは予備検体の検査結果が無効で薬物違反はなかったとの判断を示した。　



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