4年連続

4年連続チャンピオン獲得。
Euro F3から大抜擢でデビューした若者はあっという間に、歴史に残る偉大なチャンピオンになった。

セバスチャン・ヴェッテル 26歳
気がつけば、今季は彼に完全に支配されていた。
圧倒的速さ、強さ。手のつけようが無かったのが正直なところ。
特に後半戦に入ってからの盤石のレースは、強すぎてレース後ブーイングが起こるほど。
賛否はあるが、厳しい世界選手権でのブーイングはある意味賛辞と捉えることもできる。

ウィリアムズ全盛期、ヒルやヴィルヌーブが、「誰が乗っても勝てた」と揶揄されたことがある。
マシンが最強だったことはもちろん事実だが、それを乗りこなしライバルに勝つのは偉大なドライバーしかできない。
ヒルやヴィルヌーブは偉大なドライバーであることに変わりはない。
もちろんヴェッテルも同様であそこまでの才能は、しばらくF1シーンを席巻してしまうのではないかと思う。

ウィリアムズ全盛期のマシンを作っていたのは、エイドリアン・ニューエイ。
奇しくもレッドブルも彼の作品である。
一体この人はどこまでF1を支配すれば気が済むのか。
そこまで思ってしまう。

とはいえ、残念なことに若干今季のレースに興味が湧かなくなっている自分がいる。

早くも興味の大半は来季のレギュレーション大改変のシーズンに向いているのだ。