荒れ果てた土地には一輪の花も咲かず
どこからか吹いてくる風は
流行り病(はやりやまい)を連れてくる
やがて頭が侵されて踊り狂って 踊り狂って
その横で誰かが演説をしはじめる
それはとても立派で
知的で非のうちどころがなく
踊りながら拍手喝采握手を求める手 手 手…
でもその間に荒れ野に種蒔く人々の願いは
ビルの谷間の
交差点の中に消えた
みんながみんな いっぱしの筋の通った考えを持ち
機関銃のようにまくしたて それは正しいと信じてる
でもそれはどこからどこから手に入れたんだろう
指先のつぶやきから刺激を商うメディアから
饒舌な知識は
まさか自分の頭の中からじゃないだろう
俺の今話してることは
俺が本当に言いたいことなのか
後ろに誰かいないかい
振り返ってみるのが恐い
俺を操ってる誰かが
後ろでそれでいいんだと笑っていないかい
荒れ果てた土地には一輪の花も咲かず
どこからか吹いてくる風は流行り病を連れてくる
そして僕らは今日も踊り続ける
そして彼らは明日も笑い続ける
そしてどこかで泣き声が聞こえる
だけど僕らはずっと踊り続ける
君が泣く日まで、僕が泣く日まで
だけど僕らはずっと踊り続ける
君が泣く日まで、僕が泣く日まで