AYAKO’s MOVING CASTLE

映画は楽しいね!

「ネバーランド」劇場

2005年01月30日 | ☆☆☆☆☆映画
2004年 アメリカ・イギリス

監督 マーク・フォースター(「チョコレート」)
主演 ジョニー・デップ、ケイト・ウィンスレット、フレディ・ハイモア

劇作家ジェームズ・バリがピーターと言う少年に出逢って「ピーターパン」と言う作品を作った。
「ピーターパン」が上演されて100年。この映画は100年前のその頃の話。

とても心に沁みる話。

ジョニー・デップは本当にいい俳優だと思う。
「パイレーツ・オブ・カリビアン」では めずらしくひょうきんな海賊を演じていたがとても格好良かった。
そしてこの映画では 少年の心を持った真面目な男だ。
言葉にしなくても ジョニーは内面からにじみ出る感情を表現するのが本当にうまい。
(「妹の恋人」では言葉を話さない無声映画のチャップリンのような青年を演じていたが 素晴らしかった。)
本来なら器用なデップを使ったということで もっと子供達と遊ぶバリをおどけた青年にしてしまいそうだけど たぶん監督が抑えぎみにしたのではないだろうか。
「チョコレート」も静かな映画だった。
台詞は少なく映像で観る人に感じさせる映画を作る監督だと思う。
今回もそう。

「ネバーランド」は心に沁みる映画だ。

そしてなんと言っても バリと出逢うピーター少年がすごくいい。
フレディ・ハイモアという役者は天才だね。
彼の演技がこの映画を素晴らしい物語にしてくれた。

自然に涙が溢れて止まらない。

超おすすめ。

 

「ニューヨーク・ミニット」DVD

2005年01月28日 | ☆☆☆映画
ニューヨーク・ミニット 特別版 2004年 アメリカ

ワーナー・ホーム・ビデオ

主演 アシュレー・オルセン、メアリー=ケイト・オルセン(双子の姉妹)

いよいよ第三弾。
第二弾の「ラブinローマ」より全然面白い。

まったく性格が違い、お互いに一緒に居ない方がいいと思っていた双子が とある事件に偶然巻き込まれ仕方なく一日を過ごして事件を解決しようと奔走する話。

相変わらずハチャメチャだけど 愛らしい彼女達が見られる。
第一弾の「パスポートtoパリ」の時よりかなり大人になって化粧もケバイけど そこが逆に憎めないキャラの二人。

第二弾でこけたけど 持ち直してくれて良かった、良かった。

「ラブinローマ」DVD

2005年01月26日 | ☆☆映画
ラブ in ローマ 2002年 アメリカ

ワーナー・ホーム・ビデオ

主演 アシュレー・オルセン、メアリー=ケイト・オルセン(双子の姉妹)

「パスポートtoパリ」が楽しかったので期待して観たが期待はずれだった。
彼女達はとてもキュートだけど 話が面白くないし よくわからない。
仕事を舐めてるのか?と突っ込みたくなった。
とても残念。

「ガール・ネクスト・ドア」DVD

2005年01月26日 | ☆☆☆映画
ガール・ネクスト・ドア〈特別編〉 2004年 アメリカ

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン



主演 :ティモシー・オリファント、エミール・ハーシュ(「24」のキム役)

高校卒業間近のマシュー(ティモシー)は まじめな生徒会長。
ある日 隣のうちに超可愛い女の子が越して来た。
彼女はなんとAV女優だった。。。

AV女優がたくさん出て来るハチャメチャな青春コメディではあるけど それほど過激ではなく 楽しんで観られる。
「24」の娘役で有名になったエミールが「24」とはまったく違う とてもゴージャスで色っぽい役に挑戦しているのが見所だろう。
楽しい映画です。
しかし 本当に色っぽい。

「パスポートtoパリ」DVD

2005年01月23日 | ☆☆☆映画
パスポート to パリ 1999年 アメリカ

ワーナー・ホーム・ビデオ



主演 アシュレー・オルセン/メアリー=ケイト・オルセン(双子の姉妹)

アメリカでは超売れっ子のティーンエイジャーらいしが 今回DVDが発売されて初めて知った。
物語は 頭は良いがおしゃれや男の子にしか興味のない双子の姉妹が パリに行って成長して帰ってくる話。

とても可愛い姉妹で 目がくるくると回って表情が豊かだ。
まだ子供らしい幼さが残っていて 背伸びをしているところが愛くるしい感じ。
遊びのことしか頭になく 躾もなっていないと大人は思ってうるさく言うけど 二人が一生懸命問題を解決していくところが「キューティ・ブロンド」のような やったーって感じがある。
相手役のフランスの男の子たちも感じよくてとても楽しい。
ほとんど フランスロケだそうだ。


同時発売で「ラブinローマ」2002年と「ニューヨーク・ミニット特別版」2004年のDVDが出たが ぜひ観てみたい。

「4人の食卓」DVD

2005年01月17日 | ☆☆☆☆映画
4人の食卓 2003年 韓国

アミューズソフトエンタテインメント



監督・脚本 イ・スヨン(韓国期待の女性監督)
出演 パク・シミャン、チョン・ジヒョン

ある日 男は地下鉄で寝過ごしている少女が二人いるのを見かけるが、その少女達は殺されていたと知る。
そして、フィアンセが買ったばかりの4人掛けのテーブルに あの二人の少女が座っていた・・・。

怖い。
最初はホラーで そのうちサスペンス。とにかく怖い。
表現もかなり過激。
彼になぜ少女達が見えるのか?
そしてなぞの女(チョン・ジヒョン)は何を知っているのか?
「猟奇的な彼女」のときとはうって変わってジヒョンが果かなく弱々しい女性を演じている。
観ているとずっと怖いのだけど 最終的にはつらく悲しい。

心理的に怖さを感じさせるのがうまい監督のようだ。
なぜか本当に怖い。
ホラーは苦手だから☆☆☆とも思ったけど、映画としては☆☆☆☆かな。
ただ単純なホラーではなく 人間の中のドロドロした部分を引き出しているようで 後味が悪い。
ちょっと重いです。
心して観ましょう。

「ぼくセザール10歳半1m39cm」DVD

2005年01月15日 | ☆☆☆映画
ぼくセザール10歳半1m39cm  2003年 フランス

角川エンタテインメント



監督  リシャール・ベリ
出演  ジュール・シトリュク、マリア・ド・メディルシュ、ジャン=フィリプ・エコフェ

10歳のセザールの日常と冒険を描いたフランス映画。
映像は子供の目線から撮られたりして 大人が大きくて威圧感を感じる。
子供の時はこんな風に大人が大きく感じてたのかと改めて驚くが そんな視点の映像がとても斬新で面白い。
子供の勝手な妄想と行動力が面白おかしくて楽しい映画だ。

セザール役のジュール君は「バティニョールおじさん」に主演した子であるが 表情が豊かで愛くるしい顔をしいる。
「バティニョールおじさん」はナチス時代の話なのでこの映画とはちょっと違うけど ジュール君の持ち前の可愛らしい顔はつらい時でも力を与えてくれる。 
本当は小太りの子役を探していたらしいが 痩せているジュール君にシリコンを着せてまで抜擢したのは当然だろう。
それほど 堂々の主役を生き生きと演している。

フランス映画の子供達はいいね。

フランス映画の子供達と言えば
「フランスの思い出」「フランスの友だち」(主演のアントワーヌ・ユベール君が可愛い
「マルセルの夏」「マルセルの城」などが好き。

「Itと呼ばれた子」青春編 ノンフィクション

2005年01月13日 | 小説
“It”(それ)と呼ばれた子 青春編

ソニーマガジンズ

この本の詳細を見る

デイヴ・ペルザー著

3部作の中の2作目である少年期の話に書かれなかった悪餓鬼時代の話。
幼い頃 惨い虐待にあった著者がやっと地獄から助け出され、里親を転々としている最中 初めて親友と呼べる友が出来、素敵な大人たちと出逢って成長して行くデイヴの物語。

こんな悪餓鬼時代を過ごして来たのか。とちょっとびっくりするくらいだが、大人になって初めて気づく。
あの時代は 幼い頃普通の子供として生きてこれなかった自分が、子供の様にいろいろな経験をし、悪戯をし、周りの大人たちを困らせたり無謀な遊びをしたりして 失われた子供時代を取り戻す為のものだったのだと・・・。

「Itと呼ばれた子」指南編

2005年01月12日 | 小説
“It”(それ)と呼ばれた子―指南編 許す勇気を生きる力に変えて

ソニーマガジンズ

この本の詳細を見る
 
デイヴ・ベルザー著

「幼年期」「少年期」「完結編」の3部作の後書かれた指南編。
3部作はデイヴの人生を物語のように語っていたが、この本は人が生きて行く上でぶつかる壁にどのように立ち向かえば良いのか、どのように心を切り替えてけば良いかを教えてくれる。
たとえば「小さいことにくよくよするな」(リチャード・カールソン著)のような内容です。
私は「小さい~」よりわかり易く そうだよなぁ。と思えた。

デイヴが語るのは 自力で生きるにはどうしたら良いかということ。
幸 不幸は自分の心の中の問題、どうにでもなる。
明日があるとは限らない、悔やんだり恨んだりして大切な時間を無駄にするな、前に向かって行こう。

とてもわかり易く例を挙げながら説明してくれている。
このままじゃいけないと思っている人、自分を変えたいと思っている人には必見。


「ターミナル」劇場

2005年01月05日 | ☆☆☆映画
監督 スティーブン・スピルバーグ 
出演 トム・ハンクス、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ

空港に足止めをくらった英語を片言しか話せない男が 空港内で生活するすべを自分で学び そしてアメリカへ来た目的を成し遂げるまで。

大変な状況のなのだが それを面白おかしく描いている。
主人公の人柄の良さから周りの人はだんだんと協力してくれるようになるが 空港の警備主任がこの映画の悪役として最後まで意地悪をする。
なんで悪役が必要なのだろうか。
そりゃ 世の中良い人もいれば悪い人もいる。
でも アメリカ映画ってヒーローを作るために悪役を出してくるみたいな気がする。

それなりに面白いのだけど 話の展開がわかってしまうのではらはら感はない。
トム・ハンクスはやっぱりうまい。



「ターミナル」 2004年 アメリカ

「ロスト・イン・トランスレーション」DVD

2005年01月03日 | ☆☆映画
「ロスト・イン・トランスレーション」 2003年 アメリカ

東北新社



ソフィア・コッポラがアカデミー賞オリジナル脚本賞を受賞した作品。
出演 ビル・マーレイ、スカーレット・ヨハンソン、マシュー・南

コマーシャルを撮りに東京へ来た往年の俳優。
カメラマンの旦那に付いて東京へ来た若い女性。
二人は孤独な異国の地で出逢う。

物語は淡々と言葉少なに進んで行く。
不思議な街、東京。
日本人から見るとわざとらしい日本人がたくさん出てくるが 外国人のイメージはこんなだろうなぁ。と思う。
そのイメージ通りの日本。
街は実際より美しく映し出されているが 日本人の描写は?の部分もある。
(他のことは許せるが 着物を左前に着ている女性が出て来たときはがっかりした。)
まぁ ?の部分は一瞬異国に降り立った人が不思議だと思うことばかりを並べたので仕方ないかな。
(異文化ばかり並べたら またそれはその国そのものとは違うだろうしね。)

映画は 一人で新宿や渋谷を歩いたりして ただただ街を眺めている場面も多い。
こういう雰囲気の映画は日本やヨーロッパにはたくさんあると思う。
逆にアメリカにはない感覚の映画なので受けたのではないかな。

「ゴシカ」DVD

2005年01月02日 | ☆☆☆映画
「ゴシカ」 2003年 アメリカ

ワーナー・ホーム・ビデオ




出演 ハル・ベリー、ロバート・ダウニーjr、ペネロペ・クルス

サスペンス。
警察精神病棟の精神科医のハルは、ある夜家に帰る途中記憶を無くし目覚めると自分が精神病棟へ入っていた。

どうなるのだろうと言うハラハラ感はあるけど そうだったのかと言うことがイマイチ。
なぜの答えに説得力が欠けてる気がする。