響け！ユーフォニアム １１話「おかえりオーディション」

再オーディション回。

演奏シーンの緊張感もさることながら、
其々に交差するキャラ達の心情描写がとても丁寧で、とにかく観入りました。

後輩の麗奈ちゃんに頭を下げてまで香織先輩を勝たせてあげたいという、
どこまでも熱心な優子ちゃんの姿勢は、やはり責められない＞＜
彼女も麗奈ちゃんの方が上手いと分かっていて、それでも
昨年の香織先輩を見てきたからこその思い、『今年が最後』というところで
いろいろと葛藤する様子が伝わってきました＾＾



そして何より今回は、
久美子ちゃんの「意思表示」というところが、大きく表れていた気がします。

『麗奈は特別になるんでしょ？麗奈は他の人とは違う、誰とも違う。
人に流されちゃダメだよ。そんなの馬鹿げてるでしょ？！』
『ソロは麗奈が吹くべきだって言う！言ってやる！』

今までにない熱い眼差しと強い口調で麗奈ちゃんの背中を押す久美子ちゃん。
８話のあの夜、いかにあの時の麗奈ちゃんに心を突き動かされたのかが
よく分かる、とても印象的なシーンでした。

さらに、演奏後に周りの目を気にすることなく真っ先に立ち上がり
麗奈ちゃんに拍手を送ったところを見ても、
序盤に比べると久美子ちゃんの変化がハッキリと窺えます＾＾

オーディションの結果は予想通りではありましたが、
並べて聴いてみると素人の耳でも違いがあそこまで分かるものなんですね。
そこにちょっとビックリ。
香織先輩の音もブレがなくて凄く綺麗なんだけど、
麗奈ちゃんの方は綺麗なうえに音の伸びが圧倒的でした（゜０゜）

しかしながら、その後の滝先生の『あなたがソロを吹きますか？』
という香織先輩への問いかけはなんというか…上手いけどズルいなぁと＾＾；
この実力差を見せて部員達をとことん納得させる為に
こんな形の再オーディションを組んだ、という風にもとれる…
さすが粘着イケメン悪魔、恐るべし（汗）

でも、最初から香織先輩自身もこの結果は分かったうえで望んだのだろうし、
目的であった「自分に納得のいく演奏をする」を果たせたのならば
彼女にとってはそれが一番でしょうからね…。
勇気出して挑んで、それを貫いたことに胸を張ってほしいです＾＾

あの場で拍手しなかった部員達の心情は…まぁいろいろ想像がつくけれど、
多数決というところで２話と同じように周りの空気を窺って遠慮した…
ということなんだろうか？＾＾；

いろいろ気になりますが、次回も期待です。
塚本くんは大丈夫かな？＞＜


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