goo blog サービス終了のお知らせ 

コリーの大家族が棲む家

ラフコリーの大家族が暮らすマザーレイク犬舎。7世代にわたるラフコリー達との日々の暮らしを画像で綴ります。

ヴィー婆 前庭疾患になる!

2015-11-10 | 病気・健康管理

  コリー専門 マザーレイク http://homepage3.nifty.com/mother-lake/

コリー 子犬誕生から巣立ちまで

11月19日 オフ会のお知らせ

 一昨日、8日の午後のこと。

いつものようにヴィーがリビングに来て、寝転ぶ場所を決める時にグルグル回り始めたんだけど(老犬はよくやりますよね)、突然、動きがガクンガクンとなり、崩れるように倒れこみました。

「あ!前庭疾患!!」と、とっさに予想して駆け寄ると、案の定、眼振が・・・。

数か月前のジェナ婆の時と同じ状況でした。ヴィーは何が何だかわからず、立ち上がろうともがくのですが、目が回っている状態なので、到底無理です。両手で目隠しをして、「どうか治まって」と、祈るような気持ちでいたところ、2分ほどで眼振が治まり、すぐにヴィーは正気に戻りました。

あ~良かった!と、とりあえずホッとして、その場を離れました。ジェナの時も5分ほどで治まりましたし、その後は再発していませんでしたので、ヴィーも病院には連れて行きませんでした。

そして、昨日の午前11時ごろ。

玄関に近いリビングで、キョンシーの爪切りをしてから、キッチンで寝ていたイネの爪切りをし、その後、リビングに戻ってきたら、入口のところでリオチーがおかしな動きをしていることに気付きました。向こうでワカコが吠えていました。多頭飼育していると、同居の犬が普段と違う動きをしていたりした時、他の犬が警戒して吠えたり、知らせたりすることがあるんです。

「これはもしかして・・・」

嫌な予感がして、行ってみると、玄関とリビングの間のあたりで、ヴィーがもがいていました。最初はよくある「立ち上がれなくてバタバタしている状態」だと思ったので、すぐに体を持ち上げて立たせてあげようとしたのですが、よろめいて立ち上がることができません。

ひょっとして・・・と、目を見てみたら、眼振が・・・。

そして今度は、前日のようにすぐに治まることはなく、ヴィーは激しく呼吸をしてヨダレタラタラ、脱糞もしてしまっていました。頭もグラグラとして、ひどく目が回っている状態でした。

そんな状態が20分くらい続いたでしょうか。眼振はあるものの、ヨダレが治まってきて、ヴィーも少し落ち着いてきました。とりあえず、脱糞したウンチを片付けて、周囲のヨダレを拭き、そのまま移動せずにヴィーを寝かせました。

時刻はすでにお昼近く、病院の午前の診療には間に合わないので、午後一番で行くことにしました。このまま眼振はまた治まるかもしれないけど、繰り返し起こしているので、やはり連れて行ったほうがいいだろうと判断したのです。

実は、あとで考えてみたら・・なのですが、4.5日前に散歩の途中で突然よろめきだし、倒れこんでしまったことがありました。30秒ほどは立ち上がれなかったのですが、その後はまた立ち上がって歩き始めたので、よろめいて転んだだけなんだろうって思ってたんです。考えてみれば、その時ももしかしたら眼振がおこっていたのかもしれません。

↑ 少し落ち着いてきたときのヴィー婆。玄関はほかの犬たちの出入りがあるので、リビングに移動しました。このころにはヨダレはほぼでなくなり、頭のグラつきもありませんでした。

↑ 目が回っている状態なので、周囲が見えると余計に気分が悪くなると聞いていたので、目隠しを。

幸いなのは、嘔吐はなく、食欲があったことです。多くの場合、前庭疾患は激しい船酔いのような状態なので、嘔吐があり、食欲がなくなるそうです。なので、入院や点滴治療が必要になります。

ヴィーの眼振は左右に平行に揺れる感じです。この場合、ぐるぐる回るタイプの眼振よりはマシなようです。だからか、口元におやつを持っていくと、パクッと食べちゃいましたので、ひどく気分が悪いということではないようでした。

↑ 病院へ移動中。

後部シートを跳ね上げて、床にマットを敷き詰めて寝かせていきました。病院まで50分、少しもぞもぞしていたけど、なんとか無事に到着。

診察時間前に到着したけど、すでに4番目・・・結局1時間ほど待って、午後4時ごろにやっと診察でした。

 

実は前庭疾患にはこれといった治療法はなく・・・対処療法のみとなります。耳の三半規管の異常が原因のことがほとんどのようですが、脳に原因があることもあるとか。ヴィーの場合、眼振が左右平行タイプなので、おそらく末梢神経型ということで、脳の異常の可能性は低いと聞いてホッ・・・。

ヴィーは嘔吐がないので、制吐剤はなし。炎症値もほぼ正常だったので、ステロイドもなし。

内耳の炎症からくる可能性もあるということで、耳の洗浄と、抗生剤、神経のためのビタミン剤などが処方されました。あと、点滴もしましたが、飲み食いできる状態なら、明日以降は点滴は不要ということでした。

血液生化学検査では、肝臓の数値が一つだけオーバーしていたけど、少しだけだったので気にしなくて良いとのこと。あとは正常でした。

体重は27キロ。ここ数年は変わりないです。自力で立てない、歩けないヴィーを病院に連れて行くのに、祖母のローズが愛用していた介護ベストを着せました。ローズは大柄だったので、ヴィーにもほぼぴったりサイズ。というか、ちょっとブカブカなんだけど、寝転ぶときにはちょうどいい感じです。

↑ 病院から帰宅直後のヴィー。こうしていると、眼振を起こしているようには見えません。

ヴィーは前庭疾患にありがちな斜頸(頭が傾く)はわずかです。なので、眼振以外、普段と変わらない感じです。眼振しているわりには、目もしっかり見えているのか、おやつを持っていくと、目で追います(^_^.)

夕食の時、食事を配っていると、自分の番の時に身を乗り出したくらい、食欲は旺盛(笑)。もちろん、普段より少なめ、半分くらいにしてあげました。ただ、目の前にお皿を置いても食べることができないので、口元に持って行って食べさせています。

排泄はヴィーが立ち上がろうとした時にベストで支えながら立たせ、そのまま自力歩行を助けるようにしながら、庭に移動。よろめきますが、なんとか排尿排便はできたのでほっとしました。どうしても左に曲がっていってしまうので、私が左側に立ち、膝でヴィーの体を少し押すようにして、まっすぐ歩かせます。そうすると、しばらくすると自力でまっすぐ歩き始めるんです。これ、マーキュンの時に発見した裏ワザです(*^_^*)

ベストで支えながら、ヴィーの行きたい方向に歩かせてみたら、自分で水場に行き、お水を飲みました。もちろん、よろけるので、ずっと支えていますが。

眼振しているのに、水の場所や玄関の方向がわかるということは、どういうこと??って、不思議に思いましたが。

昨夜はこの時期にしては異常な暑さ・・・ベストは寝ている間は外していました。暑いためか、お水を欲しがるので、何回かシリンジで飲ませたり、寝返りさせたり・・・・昨夜は2時間おきくらいに鈴の音で起こされました。実は病院に行く前に、チョークカラーに鈴をつけておいたんです。こうしておくと、ヴィーが起き上ろうとしてバタバタした時に鈴が鳴り、離れた場所にいたり、寝ていても気づくことができますから。これも、マーキュンの時の経験からです。

深夜2時ごろには外に出てチッコ。雨が止んでいてよかったです。

で、今朝はというと、さすがにヴィーも疲れたのか、朝になってから爆睡(^_^.)

もちろん、今朝の食欲もばっちりでした。前庭疾患は時間とともに悪化することもあると聞いたので、とっても不安だったのですが・・。

食慾があるので、薬も一緒に食べちゃってくれて助かります。今朝は一度、私が洗濯物を干している間に自力で立ち上がり、よろめきながら歩いていました。でも、グルグル回転した後の状態と同じですから、まともに歩けません。あちこちぶつかって、危うく転ぶところをぎりぎりセーフでキャッチ。

午後、おトイレで庭に出たついでに、30分ほど滞在しました。座らずに・・ですが、ほとんど立っていただけですけどね。でも、じっといる状態なら、自立して立っていられました。少しでも動くと、支えなしでは転んじゃいますが。老犬にとっては、立っているだけでも筋トレになるといわれているので、少しは良い運動になったかな?

このまま悪化せず、少しずつ眼振が治まってくれるよう、祈るばかりです。

今一番心配なのは、明後日の私の通院の間のことです。片道1時間半、検査と診察で最短でも3時間、つまり、6時間は留守になります。それまでになんとか治まってくれたらいいのですが、そんなに簡単にはいかないでしょうし・・・。

私の入院中に発症しなかったのは本当に幸いでしたけどね。

ところで・・・。

ヴィーの介護をしていると、それが気に入らなくて、ひたすら邪魔ばかりしてくるアホ・・・・。

どうやら、焼きもちを妬いているようなのですが。

わざと隣に寝転んでヘソ天してクネクネしてみたり、必死で歩いているヴィーをつついてみたり。。。

もう、アホすぎて・・・怒る気にもなれません(-_-;)

 

 

今日もありがとうございます!↓ポチッとクリックしてくださいね。 

コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ヴィー婆ちゃんが・・・ | トップ | ヴィー 前庭疾患発症3日目 »
最新の画像もっと見る

4 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (バンオートン)
2015-11-10 19:05:37
クリスもこの一年以内になりました。
あれ?今日何か変!みたいな感じで、良く見ると眼球が左右に揺れ動き、ご飯を食べませんでした。
クリスがご飯を食べないなんて一大事!とすぐ獣医さんにつれていきました。皮下注射とステロイドを五日分頂いて帰りましたが、あくる日には治まったので、結局ステロイドは一回飲ませただけでやめました。以来治まっています。
日によって首が少し傾いたり治ったりしていますが、おおむね元気です。最近自力で立ち上がるのが困難になってきました。でも立たせてあげると、部屋のなかを、うろうろ朝晩30分位しています。

ヴィーちゃんまだまだ若いので大丈夫ですね!
返信する
Unknown (山口のおばちゃん)
2015-11-11 08:06:03
ヴィーちゃんがんばですぅ~
こばんは昨日くらいから自分で立ち上がれるまでに回復してきました。
歩き方も発病した当初のヨロヨロからくらべると、力強くなってきて、油断は出来ませんがチョット心強くなってきました。
お散歩も往復70mくらいは可能になり、介護ベストも脱がせました。
日にちが薬・・・そう思うしかないです
ヴィーちゃんがこばんほどひどくなくてよかったです
返信する
Unknown (KISAKI)
2015-11-11 20:42:08
バンオートンさん
クリスちゃんも経験したのですね。翌日には眼振がとまったということなら、ヴィーと同じくらいだったのでしょうか。
再発しないことのほうが多いみたいですが、ヴィーもこれが最後であってほしいです。
クリスちゃんは14歳半なので、ヴィーより2歳も年上なのに、歩けるなんてすばらしいです。
30分も歩けるのなら、まだしっかりしていますね(*^_^*)
返信する
Unknown (KISAKI)
2015-11-11 20:44:01
山口のおばちゃんさん
こばんちゃんはヴィーより年上なので、重症になったのでしょうか。
でも、回復してきているとのことで、安心しました。普通は数週間かかるそうですので、あまり焦らないで待つのがいいのでしょうね。
これという治療法がないのですから、やはり日にち薬・・しかないですね。
返信する

病気・健康管理」カテゴリの最新記事