突然ですが・・・。
本日、ローズ、手術しました。週末まで入院します。
重大発表その3です。
2週間ほど前、何の気なしにローズのお腹を探った時、何か違和感を感じた。一番後ろのお乳、片側だけがなぜか膨らんでいたのだ。もともと経産犬なので、お乳はたるんでいるんだけど、反対側と比べると明らかに違っていた。すぐに寝かせて毛を掻き分け、様子を見ると・・・。
横に寝かしてみたらはっきり分かった。左側のお乳だけ、ウズラの卵くらいの大きさの膨らみができていたのだ。触ってみると比較的柔らかく、柔らかめのゆで卵みたいな感触だった。
「乳腺腫瘍」
すぐに頭に浮かんだ。ローズは8歳。いつ腫瘍ができてもおかしくない年齢なのだ。しかし、いったい何時ごろからできたのか、全くわからなかった。毛の手入れをした時に気づけば良かったのだけど、ローズはお腹の毛が多いし、もともとお乳がたるんでいることもあって、毛を刈り取って見て初めて分かるという感じなのだ。もちろん、本人には全く自覚症状はないらしい。
少なくとも、1年前のお産のときは何もなかったのだから、早くても10ヶ月前からということになる。けれど、それでは「何時からか」というにはあいまいすぎる。
もうそろそろ年なのだから、定期的に調べるべきだったと後悔したけどもう遅い。
ちょっと顔色が悪かった最近のローズ
とにかく、すぐに病院へということで、翌日診察してもらった。立った姿勢で触った時は、先生もそれ程心配はしていないようだったけど、寝かせてみてお乳を見たときに、少し表情が変わった気がした。
あらかじめ昨夜のうちにお乳の周りの毛をカットしておいたので、そのまま針を刺して中身を少し吸出し、顕微鏡で検査したんだけど、結果は・・・
「悪性の可能性が高い、あまり良くない細胞がある」ということだった。
大ショック・・・。
すぐに摘出と行きたいところだったかもしれないけど、もしかしたら単なる乳腺種の可能性も否定できないということで、とりあえず1週間は抗生剤を与えて様子を見ることになった。
ローズの体重は29.5キロで、数ヶ月前より1キロほど増えていた。ローズはこのところ元気がなく、以前のように動かなくなってきていたんだけど、気候のせいだろうと考えていた。でも、もしかしたらすでに他に転移してしまっていて、それで具合が悪いのかも・・・なんて考えたりして、不安はどんどん膨らんでいった。
でも、もしそうなら体重はどんどん減るはず。だけど増えているんだから、まだ大丈夫ってことなのかな?などど、いいほうへも考えてみたりした。
ローズが我が家に来た時にパパが買ってきて植えた薔薇。
ほったらかしなので、病気や虫にやられて何度も枯れそうになりながらも、
毎年必ず2,3輪の大きな花を咲かせています。
犬の乳腺腫瘍は、その50%が悪性だといわれる。実際に悪性かどうかの判定をするには、腫瘍を摘出して病理検査をしなければならない。今回の針を刺しての検査は初期段階のものなので、それだけでは確定できないのだ。
乳腺腫瘍は最初のヒートの前に避妊すれば、ほぼ防ぐことができるといわれている。けれど、避妊しなかったおかげで、ローズは沢山の子孫に恵まれたのだ。だから避妊しなかったことを後悔してはない。早期の避妊は骨の脆弱化を早めることにもつながるし、決してメリットばかりではないのだし。
その後、はじめ王子の口蓋裂治療の経過観察のために、実家の方の病院にいったのだけど、ちょ度そこの病院の先生が腫瘍科専門ということだったので、念のためにローズもついでに連れて行って診て貰った。
説明では、針を刺しての検査は、乳腺腫瘍に関して言えば「悪性」とでることが多く、実際には良性であることが結構あるということだった。そのため、あまりその結果についてはあまり気にしなくても大丈夫ということだった。ちょっと安心した。
手術後の通院のことを考慮して、摘出手術はローズがいつもお世話になっている病院でやってもらうことにした。これまでも2回の帝王切開をやってもらっているので、ローズのお腹の様子は良くご存知だし、ローズ自身も慣れた病院の方が安心するだろうから。
万が一、悪性ということで治療が難しくなれば、実家の方の病院に相談する手もあるし。
病院の駐車場で。今日の午前中のローズ。この後病院にはいりました。
そういう経緯で、手術の予約を入れ、今日の手術となった。丁度ワカコたちのお誕生日の前日ということで、一緒にお誕生日のお祝いをできないのが残念なのだけど、1日も早く摘出したほうがいいからね。考えてみれば、丁度1年前にも帝王切開してお腹を開いたんだった。
今回、腫瘍摘出と同時に、避妊手術もしてもらうことにした。今更避妊しても、乳腺腫瘍を防ぐ効果はないのだけど、子宮蓄膿は防ぐことができる。あえてそれだけのために、この年になって手術するというのは抵抗があったけど、「ついで」となればやった方がいいだろうからね。
入院は順調な回復なら土曜日あたりに退院の予定。帰ってきたら、一応退院のお祝いと、ワカコたちのお誕生祝いを一緒にやろう。食欲が落ちているかもしれないから、ケーキは大きめね。
後はどうか、腫瘍が良性であってくれることを祈るのみ。良性ならば、その後は抜糸が済めば心配ないわけだし。
悪性だった場合は抗がん剤での延命治療となるのだろうけど、コリーには使えない抗がん剤が多いのでどうなのだろう。犬の場合、人間のように「完治」を目指すわけではなく、「延命」のための抗がん剤治療となるので、副作用は人間ほど酷くないそうだけど・・・。
悪性だった場合、一番心配なのは「転移」。どうかそんなことになっていませんように・・・。
マークとローズ・・いつも一緒。マーキュンは小さい時に病院三昧だったし、老け始めるのも早い気がして、いつかはマーキュンが先に・・・って思っていた。ローズは体力があるし、病気知らずだから、きっと長生きするって信じて疑わなかった。だから油断していたのかもしれない。
どうか、二人そろって仲良く「老犬」になれますように・・・二人とも、ヨレヨレになっても長生きするんだよって、いつも言ってるでしょ。お願いね。
午後5時ごろに病院に電話してローズの経過を伺った。手術は無事に終了し、意識も戻っているということで一安心。避妊手術のほうも、2度も帝王切開しているので癒着が心配されたけど、予想していたより軽度の癒着で済んでいたらしく、無事に摘出できたそうだ。
後は体力の回復と、病理検査の結果次第・・・どうかどうか、良性でありますように。
元気になって、文句タレまくってほしいです。
昨日からネロボンママさん家にホームステイしているいね田イネ蔵だけど、思ったより順調に「脱ニート」できそうな雰囲気。
イネ蔵を預けることにしたのも、ホーひゃんのあずかり期間を延長してもらったのも、できるだけローズの治療&安静に専念したいからなの。ローズって、やかましいのが嫌いでしょ。周りでふざけていると、いらいらして文句ばっかりたれるし。ま、ローズが一番やかましいってことなんだけどさぁ。
とにかくイライラさせるのは避けなくてはね。少しでも静かにして置いてあげなくちゃね。
というわけで、ただ今我が家のコリーズは7頭。丁度1年前と同じね。メンバーは違うけど。
でも、7頭から10頭になっても、そんなに急に増えたって感じがしなかったのと同じで、10頭から7頭に減っても、全然少なくなった感じがしないの。強いて言えば、ご飯のお皿が減ったって事くらいかな。
ただ、いつもちょ~しこいて騒いでいたホーひゃんとイネ蔵がいないので、悪ふざけする子がいない分、なんだか静かになった。王子だけが遊び相手がいなくなってしまって、なんだか寂しげなんだけど・・。その分、私のところに「あそぼ~」って来るようになった気がする。
王子、ローズママのために、しばらくの間我慢してね。
ぺったんこなはずのお乳の根元が膨らんでいるのがわかりますか?
色も紫っぽくみえました。
どうか、どうか良性でありますように。
良い結果を祈っています。
良性の確立50%だもん。
マーキュンが待ってるからね!
僕はゼロん家で良い子にしてるから安心してください。
ローズ婆ちゃんが早く元気になってお家に戻ってきたら、
パパさんにお願いして、絶対お見舞いに行くからね!
また皆で仲良く遊びたいです。
マー爺、淋しくてボケないでね(?)
ワカ兄は大人しく留守番しててね!
パーママも喧嘩はだめだよ!
つっちーおばさん、ワカコとはじめを宜しくね!
ヴィー姉、親孝行してよ(笑)
イネス、お互い頑張ろうな!!!
良性である事を祈っています。
わんこも麻酔が醒めた後の傷口は痛いでしょうね。人間のように「痛いよっ」って言えないからなかなか解ってあげられないのが辛いです。まーちっちママさんはいろんな経験をされているから大丈夫だと思います。でも、生きているからこそいろんなことがありますね。お察しします・・・
とにかく一日も早く凛としたローズ様の笑顔が見たいです。
今日、私もローズさまの獣医さん近くを通っていましたよ。
まずは腫瘍を発見できて良かったですね。
そして、ローズさまの癒着が思っていた以上に軽度で良かったですね。
きっと、術後も良かったと思えることが待っていると思います。
我が家からパワー送りますね。
どうかローズさまに届きますように。
ところで、抗がん剤ですが、私が掛かっている獣医では悪性であっても抗がん剤はないと言ってました。
獣医さんによって考えが違うのかな。
強運はじめ王子の『偉大なる母』なので、王子、親孝行して運を分けてあげてね。手術が無事に終わりよかったです。良性である事を祈っています。
よくなりますように・・・