コリーの大家族が棲む家

ラフコリーの大家族が暮らすマザーレイク犬舎。7世代にわたるラフコリー達との日々の暮らしを画像で綴ります。

へんとうたい

2006-05-10 | 今日の出来事

ホー吉の下痢ピーはほぼ治まったようだ。昨日のお昼以降、下痢ピーはしていない。一応、今日のところはドックフードはやめて、消化の良いものだけにした。おかげで、ホー吉のイヤシレベルMAXになっちゃって、「なんかちょうだい!」って目つきで迫ってきた。食欲が戻ってよかったけどね。ホー吉、きっとまた体重が減っちゃっただろうなぁ・・・。もしかしたら、21キロになっちゃったかも。2ヶ月前から増えていないんだけどぉ・・・。

NHKの番組で、興味深いことを放送していた。最近のキレる子供たち、その原因は脳の一部である「へんとうたい」という部分の成長が関係しているということだった。小さい頃から、豊かなスキンシップを持つことが出来た子は感情の制御が上手にできるのだけど、そうでない子は感情の制御ができず、キレてしまうのだそうだ。

 

相変わらずヴィー姉ちゃんの金魚のフンしてるホー吉。


ある私立幼稚園では、毎日30分間、わざと大騒ぎして遊び狂うのだという。大声を上げたり、転げまわったり、取っ組み合ったり、走り回ったり・・・そして、30分経ったところで、どんなに興奮状態にあっても、キッパリと遊びをやめるのだそうだ。
こうして、先生や友達と充分に遊んだ後、サッと冷静に戻って遊びの片づけをすることにより、感情のコントロールを学ぶのだという。また、全身を使ってスキンシップをしながら遊ぶことにより、「へんとうたい」が良く発達するのだとか。「へんとうたい」は感情のコントロールをつかさどる場所だという。

 

同じこと、犬にも言えるかも・・・って考えながら見ていた。子犬の時に、親兄弟と充分スキンシップを持つことが出来た子犬と、そうでない子・・・。
我が家では、「キレる」といえばつっちゃん。そう、つっちゃんはまさにそういう生い立ちなのだ。つっちゃんは生後45日くらいで我が家に来たけど、それまでの十数日間、全く隔離された状況にいた。

 

頭の位置はまだヴィー姉ちゃんより低いです。

子犬を育ててていると分かることだけど、離乳直後の子犬にとって、1日は成犬の数ヶ月に相当するといってもいいくらい、急激な精神的成長がおこる時期でもある。だから、例え十数日でも、その後の精神的成長に大きく作用するのだ。私が感じる限りでは、社会性など精神的成長に一番大きく影響するのは離乳の頃~生後40日くらいの間で、この時期をどう過ごすかによって、その後の社会性や精神の成長が左右されるように思う

なぜ40日かって言うと、我が家では早い子はこれくらいで巣立つことがあるけど、その後問題がおきたという事がないからだ。人間で言うなら、3歳ってことかな?3つ子の魂100までもっていうでしょ。
つっちゃんは我が家に来てから、いつもみんなと一緒だったけど、社会性に問題を残したままとなってしまった。もしかしたら、犬が社会性を身につける時期は離乳直後から生後40日くらいの間なのかもしれない。その期間が空白になってしまうと、その後に犬社会にいれても、上手にやっていけないのかもしれない。

 

子犬って、離乳の時期から急に良く動くようになり、母親から独立し、兄弟たちと良く遊ぶようになる。目が見えるようになって、歩けるようになって、急にいろいろな情報が頭の中に飛び込んでくるのだ。ここからの2週間の子犬の成長はまさに劇的。真っ白な画用紙に、一気に書き込んでいくようなものだね。だから、子犬にとって一番大切な時期はこの時期だって、私は常々感じているのだ。

 

飢えた野獣と化したホー吉。

最近、小型犬にはキレる子って多いよね。量販ブリーダーやオークションで扱われる子犬は生後30日くらいで市場に流されることが多いって言うから、きっと「へんとうたい」の成長が充分でないのだろうね。
ただ、番組では人間の場合、成人になってからでも感情のコントロールを訓練することによって、キレるということを克服することが可能だって言っていた。もっとも、犬では難しいだろうけど・・・。

 

子犬は生後60日、あるいは90日まで親と一緒に過ごさせるべきという声があるけど、実際、母親は離乳が済むと子犬を避けるようになるから、あまり意味が無いと思う。母親としての愛情じゃなく、成犬としての指導は期待できるけどね。
兄弟と一緒にいることはいいことだけど、それだけじゃダメ。だって、ワカチーがそうだったけど、兄弟の中で一番強い子はジャイアンになるもん。そうなると結構厄介かも。自分が一番強いんだって、勘違いしちゃうから。アルファになりやすい犬になる気がする。


ワカチーは幸い、他の成犬たちが厳しく指導してくれたので、上位の犬に従うことを学んだみたいだけど、それまでは生意気小僧だった。食事中に他の成犬が口を突っ込んでくると唸っていたもんね。その度にパーちゃんやつっちゃんに怒られて、ヒンヒン泣いていたっけ・・・。今じゃ、パーちゃんが来ると素直に譲るようになった。つまり、自分と同じ兄弟たちの中だけで育つと、その中で一番強い子は「怖いものしらず」になっちゃうから、誰かが教育しなくちゃいけないってことだ。他の子はいいけどさ。

 

我が家のように、教育的指導をしてくれる成犬がいない場合、その役割は当然飼い主さんがしなくてはならない。上位の者には従うってことを、しっかりと刷り込んでおく必要がある。おもちゃを取り上げた時、耳セットなど、いやなことをした時、少しでも歯をむいたり、唸り声を上げたら容赦してはいけない。キャンと泣くまで指導することが大事。飼い主に逆らうことは重罪であるということを、しっかりと叩き込むのだ。
コリーではあまり問題になることはないのだけど、柴犬の場合は後で大きな問題になることがあるので、これはとても大切。

 

我が家は多頭飼いで、1頭1頭に手をかけてあげる時間はとても少ない。だから、これと言って躾や訓練などはやっていないのが正直なところだ。だけど、「従う」ということだけは、かなり厳しく叩き込んでいる。ワカチーには特に厳しくしてきた。性格的に、ノーテンキだったからできたんだけどね。ホー吉はあまり厳しくすると副作用が大きくなりそうなので、ワカチーほどガンガンやっていない。もっとも、ホー吉はワカチーと違い、アルファ的な性格じゃないから、あまり厳しくしなくても大丈夫なのだけどね。

 

今日はラッシーのお誕生日。3歳になりました。

この座り方、かぁ~いいでしょ。オデブなので、こうなっちゃうんです。

話がそれちゃったけど、キレないワンコにするためには、小さい頃に充分なスキンシップをとっておくってことが大事ってことだよね。だからね、私は昼間4時間以上留守になる家には子犬を譲らないことにしている。4時間って言うのは、この時期の子犬のウンチの間隔と、1回の睡眠時間からかな。4時間くらいなら、その間はずっと寝ているから。

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2 コメント

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なるほど・・・ (レオン&カフェオーレのママ)
2006-05-11 09:08:58
我が家も多頭飼いなので、レオンもオーちゃんも大丈夫みたいです。わんこの中でのリーダーはラルフ。コリーより体は小さいけど、ラルフがグッとにらむだけで、み~んなおびえて目を逸らして後退りします。でも、そんなラルフでも、うららにはタジタジ・・・一応うららの方が2ヶ月先輩なので。体重2.5キロのうららはすごい!うららは影のボスですね。



ホー君、お腹治ってよかったですね。

飢えた野獣は何を食べるか心配ですよ。変な物を食べてまたピ~~にならないといいですね。例えば、植木鉢とか・・・ オーちゃんとは違うか・。。。すみまっせん
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Unknown (まーちっちママ)
2006-05-11 23:07:14
レオン&カフェオーレママさんの所は上手くバランスが取れていますよね。みんなちゃんと自分の立場をわかっているって感じです。やはりパパさんがしっかりとリーダーシップをとっていらっしゃるからだと思います。

だけど、そのパパさんも、どうやらうらら姫には・・・ですねっ



我が家でも一番気位が高くて負けず嫌いはヒラリー様です。ヒラリー様は我が家の闇の女王です。やっぱり、小型犬の方が気性が強いですよね。



ホー吉、おなかが治ったと思ったら、何でもカジカジ・・植木鉢は食べませんでしたけど、プランターを食べていました・・・
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