伯父の葬儀

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昨日は、母方の伯父の葬儀でした。88歳、大往生だと言えたかなぁと思います。

母は5人兄弟姉妹で、亡くなった伯父は長男でした。次男、三男の叔父たちは既に他界、母と妹の叔母だけになってしまいました。

晩年は施設で暮らしていましたし、このご時世ですので、葬儀は家族葬で、身内だけの、こじんまりとした葬儀でした。

私が伯父に最後に会ったのは、たぶん、25年以上前だと思います。祖母の葬儀の時だったかなぁ。

私と弟が幼い頃、母が家を出ました。その後時々、誕生日やクリスマスに、プレゼントを送ってくれていました。

とはいえ、当時は宅配便などない時代でしたから、そのプレゼントを持ってきてくれたのは、伯父でした。いつも自転車で。

そんな伯父を、祖父はいつも煙たそうに、まるで追い払うようにしていました。

伯父には障がいがあり、当時は昭和の時代。祖父は明治生まれ、身内に障がい者がいることを、隠したがる時代でしたからね。今では考えられませんが、そういう時代でした。

私は子供心に、そんな祖父の態度を申し訳なく思いつつ、言葉にはできず・・・。

結局一度も、伯父にお礼を言えなかった・・・。

ずっと、そのことが心の中に引っかかったまま、ここまで来てしまいました。

今更・・・だけど、やっと、伯父にお礼を言えました。ほんとうに、今更・・・でしたが。

伯父は生涯少年の心を持ったままでしたから、間違いなく天国へ行けたでしょう。

今日は母のケアマネージャーさんとの面談日でしたので、母のところに行ってきました。

予想はしていましたが、伯父が亡くなったことも、昨日伯父の葬儀だったことも、憶えていませんでした。

でも、それでいいんですよね。

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