コリーの大家族が棲む家

ラフコリーの大家族が暮らすマザーレイク犬舎。7世代にわたるラフコリー達との日々の暮らしを画像で綴ります。

覚悟

2017-01-25 | フェザー

コリー専門マザーレイク犬舎 http://motherlakecollie.sakura.ne.jp/index.html

 昨年末にジロちゃんを病院に連れて行き、肝臓の状態が悪いと知った時、すでにある程度の覚悟は決めていたつもりでしたが。

それでも、若いジロちゃんですし、まだ悪性腫瘍と確定診断が下ったわけではなかったので、希望は捨てきれずにいました。

けれど、やはりもう・・・覚悟を決めなくてはならないようです。

あきらめたということではなく

これから起きることに、私自身が冷静に対処するために、覚悟を決めることにしました。

ジロちゃんのために、そして、私自身が壊れないために。

 

 昨日の再検査の結果は、あらかじめ悪い方向に予想はしていたものの、それ以上に良くないものでした。肝臓の数値は少し上がっていただけでしたが、これまで正常範囲だった他の数値が軒並み上昇、特に、腎臓の数値は腎不全の一歩手前という、最悪なものでした。

最初の検査から、血小板の数値は減少し続けています。そろそろ、限界です。

これまではそれほど高くなかったCRP(炎症の強さを示す値)が急上昇、黄疸にあっては、前回の2倍以上、正常値の5倍以上になっていました。

強制給餌の甲斐あってか、貧血と総タンパク量、血糖値については大丈夫だったのですが。

 

これまではあくまで「予想」だったのですが、これらの結果から、やはり血管肉腫の疑いが濃くなってきました。血管肉腫は血管に発生する癌なので、血管が多く集まる肝臓、脾臓、心臓に転移、発生しやすいそうです。すでに、心臓にはその疑いがもたれていますが、血小板減少、CRPの上昇などから、脾臓や肝臓にも転移している可能性が濃くなってきました。

肝臓の数値は、肝硬変ほどわるくありませんが、肝臓癌では、数値そのものは、めちゃくちゃ高くはならないそうです。同じく、すい臓がんの場合も、膵炎ほどは高くなりません。血液検査だけでは癌を見つけることはできないのです。

先生は、今一番、命に係わるのは腎臓の数値だと言っていました。利尿剤の副作用も考えられたので、量を減らすことになり、腎臓に負担がかかる薬をやめて、別の薬に変えてみることになりました。もし、利尿剤の副作用が大きく関係しているのであれば、少しは改善される可能性もあります。そうであってほしいです。

腎不全と言えば、通常は毎日点滴を行うのですが、ジロちゃんの場合、腹水があるため、点滴をすれば、腹水が増えてしまう可能性が高いです。そのため、点滴はできません。水をたくさん飲んでくれたらいいのですが、今のジロちゃんは、水を飲むことさえ躊躇するくらいです。腹水はたっぷりあっても、全身は脱水症状になっているのです。

体重は1週間前と同じでした。20,3キロでした。たぶん、腹水を除けば、16キロくらいだと思います。腹水そのものは、ここ2週間くらいは、急激には増えていないようです。ただ、利尿剤を減らすことになったので、どうなるか・・・です。

腎臓の数値が悪化したことで、たんぱく質を控えなければならなくなりました。強制給餌なので、そもそも絶対量が少ないということもあって、あまり考えなくても良いのでしょうけど、とりあえず、プロテインはここしばらく与えていませんでしたので良かったです。

強制給餌を続けることに悩みながらの毎日でしたが、結論を出しました。

今のように、まだ走ったりできて、どこか苦しいとか、痛いとか(食べないので、現在も多少はあるのでしょうけど)が目立ってない限り、強制給餌は続けます。

だけど、容態が悪化し、苦しそうにしたり、痛そうになったら、やめることにします。

戦いを途中で投げ出して、早々に白旗を上げることに対し、非難もあるかもしれません。でも、これまで何度も経験して、最後まで戦うことが最善であるとは思わなくなりました。

ものすごく悲しくて、辛いけど。ジロちゃんを失うなんて、考えたくないけど。

避けられない現実が目の前にある時、それを受け入れなくてはならない時、取り乱してしまうことがないように。

今からしっかりと、現実を見据えておかなくてはと思います。

皆さんが応援してくださっているのに、当の私がこんなことを言って申し訳ありません。でも、一日でも長く、一秒でも長くという思いは変わりません。

私の大切なジロちゃんが、一秒でも長く、私の傍らにいてくれますように

小さくて可愛いジロちゃん。大事なジロちゃん。 

 

今日もありがとうございます!↓この画像をポチッとクリックしてくださいね。

コメント (6)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« お見舞いとお守り | トップ | おでかけ »
最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ちゃーちゃん)
2017-01-26 07:42:21
今回初めてコメントいたします。
いつも楽しくブログ拝見しておりました。いつもみんな幸せそうで、本当に癒やされてました。
今回ジロちゃんのあまりにも突然の病に飼い主様の心情を思うと言葉が見つかりません。
でも飼い主様の決断はジロちゃんの事を想っての事。
家族にしか理解出来ないことだと思います。
どうかどうかご自分を責めず、ジロちゃんが彼女らしく過ごせる様に応援しています。初めてなのにこんな応援でごめんなさい。

返信する
Unknown (えくぼママ)
2017-01-26 18:49:21
お母さんの思う事が一番です
色々と思う事もあり、心も体も大変でしょうけど
返信する
Unknown (ワンらぶ)
2017-01-26 20:47:37
ロイヤルカナンから療法食で腎臓サポートリキッド、消化器サポート(高栄養)リキッドと言うものがあります。強制給餌の為に作られた物になります。リキッドタイプは使った経験が無いので、どの程度役に立つかは分かりませんが、腎臓サポート自体は嗜好性も高く優れたフードです。消化器サポート(高栄養)は、食事が摂れない子、摂取量が足りないけど沢山一度に摂取できない子が、少量で栄養が補える様に開発された物です。
飼い主様が、してあげたい事、したくない事、それがワンちゃん達が望んでる事だと思います。絶対に少しでも長く一緒に居たいとジロちゃんも思っています。
返信する
Unknown (KISAKI)
2017-01-30 15:53:24
ちゃーちゃんさん
コメントありがとうございます。
そして、ジロちゃんのことを心配してくださって、ありがとうございます。
人間にも不治の病はありますが、犬はそれ以上・・・病気になったら、覚悟を決めなくてはならないことが、なんと多いことか・・・。
受け入れる…それしかないですよね。
返信する
Unknown (KISAKI)
2017-01-30 15:55:21
えくぼママさん
何をしても、何を選んでも、何が正解だったのか、良かったのか、悪かったのか、神のみぞ知る・・ですね。
せめて、過去の経験を無駄にしないよう、努力するしかないのかなぁと思います
返信する
Unknown (KISAKI)
2017-01-30 15:59:10
ワンらぶさん
情報、ありがとうございます。早速、検索してみました。
最近、発売されたばかりなのですね。リキッドなので、飲んでくれたらいいのですが、拒否した場合は噎せてしまうので、その点が悩むところです。

腎臓サポートは、過去にローズが食欲不振になった時に与えてみました。思ったより良く食べてくれましたし、ローズが亡くなったあと、他の子にあげたら、みんな大喜びでした。確かに、嗜好性はいいですね。

せめて、おいしい物なら食べてくれるというレベルであってくれたらいいのですけど・・。そのレベルまで、回復してくれることを願ってやみません。
返信する

コメントを投稿

フェザー」カテゴリの最新記事