goo blog サービス終了のお知らせ 

コリーの大家族が棲む家

ラフコリーの大家族が暮らすマザーレイク犬舎。7世代にわたるラフコリー達との日々の暮らしを画像で綴ります。

日本犬保存会の本

2006-01-10 | しつけ

日本犬保存会の会報が届いた。今回は特別に「日本犬のすべて」という本が一緒に送られてきた。会報の数倍は厚い本だ。中身がこれまた・・・スゴイの一言。

 

全400ページあまり、ほとんど文字がびっしり。全部読むのはとっても疲れそうだけど、内容がなかなか面白い。日本犬のことだけじゃなくて、「犬学」について書かれているような感じで、遺伝や繁殖、行動学、日本オオカミとのかかわりなど、多岐にわたってすご~~く詳細に書かれている。日本犬保存会の人たちって、学者が多いのかな??犬学者という肩書きを持った人が何人か寄稿してる。

正直言って、素人向けとはいえない内容なので、ちょっと難解な部分が多いのだけど、普通の犬雑誌や犬本には書かれていないような事柄や興味深いデータが掲載されている。反対に、躾や訓練、病気など、一般の犬本に詳しく書かれているような内容はとても少ない。そういったことは一般の本にごまんと書かれているから、あえてページを割く必要がないという事なのかな。

 

まだとても全部は見ていないのだけど、その中でちょっと面白い記事があったのでご紹介したい。
常日頃からコリーってビビリの子が多いように感じていたんだけど、それがどうやら本当らしいということ。タイトルはズバリ「イヌの臆病の遺伝」。

 

ある学者が「犬の情緒行動における犬種差」という論文を発表した

 

。それによると未知の物体に対する感受性の犬種差を実験した結果、「こわがりグループ」とされた犬種はコリー、シェパード、プードル、コーギー、ダックス・・・。

 

ひゃぁ~~コリーって、怖がり犬グループの筆頭だったのね~。やっぱりって感じ??
反対に、「大胆グループ」にはボクサー、ボストンテリア、ベトリントンテリア、スコティッシュテリア。

こんな感じで文字がびっしり。気合を入れないと読めません。


また、同じ犬種でも、ショードック系とワーキング系では違うとも書かれていた。ワーキング系に比べ、ショードック系は時に攻撃的だったり、極度のシャイだったりして行動が予測しがたいのだとか。たしかに、ワーキング系がそれじゃ困るからねぇ。ショードック系はインブリードなどの弊害により、情緒不安定だったりする子もいるかもしれないね。

 

また、私も感じていたことだけど、ビビリ遺伝は優勢で、親がビビリだと子もビビリになる確率が高いそうだ。ビビリを3レベルに分けると、軽度、中度までは扱いさえ注意深くすれば問題ないが、重度(恐怖心から攻撃的になるような)のビビリは矯正不能なので、繁殖してはいけないと書かれていた。

 

ショードックや実際に作業している犬たちには重度のビビリという事はないと思うけど、一般のペットとして飼われている子の中には重度のビビリ?って感じの子もいるよね。コリーではそこまでひどい子は見たこと無いけど、小型犬には結構多いんじゃないかなぁ。

 

ビビリは確かに問題になることはあるけど、軽度のビビリの場合、ある意味、扱いやすいような気がする。我が家一のビビリ犬、ヴィー太郎ちゃんは確かに人見知りしたり、未知のものに出会うとビビっちゃうけど、反面、決して反抗しない、他の犬に攻撃しない、命令に忠実などの良い面もある。特に多頭飼いの環境では、ビビリの方が他の犬とトラブルにならなくて都合がいい。

 

少なくとも、飼い主に対して横柄になったり、アルファーシンドロームになったりする可能性はビビリの子には低いのではないかと思う。コリーにそういったトラブルが少ないのも、「怖がり犬第一位」だからかもしれない。

 

ただ、気の小さい奴ほど良く吠えるって言われるように、ビビリの子は警戒心が強くて吠える傾向がある。コリーが良く吠えるのはそのせいもあるかな。いずれにしろ、極度のビビリでないのなら、それほど心配しなくてもいいんじゃないかと思う。ビビリのヴィー太郎ちゃんって結構かわいいし・・・(結局オヤバカなだけ?)

「ん??何か言った??」


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ホー君のシャンプーとお散歩... | トップ | 胃捻転 »
最新の画像もっと見る

2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
ビビリ (めい)
2006-01-10 21:59:35
いやー、ビビリは学術的にもコリーに多いと証明されているんですねめいたんも、家に居る時は吠えまくっていますが、一歩外に出るとワンとも言いません逆に他の犬に吠えられると、ダッシュで逃げます。でも、外で大人しい方が連れて出かけるには楽ですけどね
返信する
ビビリの一族? (まーちっちママ)
2006-01-11 16:48:34
コリーは外面と内面が違う子が多いですよね~。お散歩に行くと「おとなしいですね~」って言われるんだけど、返事に困っちゃいます。「ウチではおとなしくないです!」って言うしかないですよね。



ちょっとくらい、ビビリの方が外では「おしとやか」でいいですよね!

私もヴィーの散歩が一番気楽です。もっとも、最初の頃はなかなか前に進まなくて大変でしたけど。



ワカチーはビビリのビの字もない・・・って思ってたんですけど、獣医さんではビビリまくりでした
返信する

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。

しつけ」カテゴリの最新記事