北欧は福祉国家の先進国であり、世界中でも注目されています。
税金は高いようですが、それが高齢になると還元され、うまく社会がまわっているようです。
そんな体制どうしてできるの?
文化の影響によるもの?
高齢者や社会的支援が必要な人たちが心地よく住める社会。そんな雰囲気のある社会に憧れます。
が、何がどういいのか?北欧は遠い国。宗教や物事の捉え方、北欧とひとくくりに言ってもそれぞれお国柄もあると思います。
日本と何が違うのか。
北欧の中では、フィンランドが気になっているので、本を手にとってみました。
分厚い論文だったので、ちょこちょこ読みしかできませんでしたが、
この中で印象に残ったのが、
国や自治体、民間団体がうまくリンクして高齢者ケアを行っていること。
特に、お金の面での支援もきちんとしている。
介護福祉士の教育も行き届いているようです。
宗教上、ボランティアをするというのは昔から当たり前のように行われているそうで。
この精神と福祉の分野と結びつきやすいところがあったのでは。
介護における選択肢も多いような気がしました。在宅ケアからグループホーム、介護を受ける前に行われる「予防的家庭訪問」という専門スタッフによる活動。年に2回、義務付けられているそうです。
つまみつまみなので、まだよく分かりませんが、「フィンランド」という国を知りたくなってきました。
これもちょこ読みですが。
介護現場の人手不足で、海外からの人材も増えています。特に東南アジアからだそうですね。前にテレビで見たことがありますが、日本に来られても、長期滞在するためには難しい試験を受けなければなりません。その試験にパスできない人は多く、研修期間の2~3年で帰国する人も多いと。試験内容は全部日本語らしいです。英語なども用意すればいいのに。
現場で研修を積んでせっかくいい人材になっても、日本語の壁があるため、帰国せざるをえない。こんな状況をテレビでは訴えていました。
一方で日本人の介護職離れも深刻化しているそうです。
メディアで悪い部分だけ報道が続いたり、待遇が悪かったりと、長く続けれられない現状があるようです。
介護福祉士は国家資格。そのほかは民間のもの。資格がなくても働けるところもあったり。職業としての位置が不安定なところもあるとか。
介護の仕事、保育の仕事は体力や精神力が要る仕事。でも人の命を預かるとても大切な仕事。
もっと待遇をよくするべきだと思うし、私たちももっと認識を深めるべきだと感じます。