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Where there is a Will, there is a Way.....

日本語教育、外国語、旅行、映画、いろいろ書きます!

フィンランド

2016-04-22 08:01:35 | 家族のいろいろ

北欧は福祉国家の先進国であり、世界中でも注目されています。

税金は高いようですが、それが高齢になると還元され、うまく社会がまわっているようです。

そんな体制どうしてできるの?

文化の影響によるもの?

高齢者や社会的支援が必要な人たちが心地よく住める社会。そんな雰囲気のある社会に憧れます。

が、何がどういいのか?北欧は遠い国。宗教や物事の捉え方、北欧とひとくくりに言ってもそれぞれお国柄もあると思います。

日本と何が違うのか。

北欧の中では、フィンランドが気になっているので、本を手にとってみました。

分厚い論文だったので、ちょこちょこ読みしかできませんでしたが、

この中で印象に残ったのが、

国や自治体、民間団体がうまくリンクして高齢者ケアを行っていること。

特に、お金の面での支援もきちんとしている。

介護福祉士の教育も行き届いているようです。

宗教上、ボランティアをするというのは昔から当たり前のように行われているそうで。

この精神と福祉の分野と結びつきやすいところがあったのでは。

介護における選択肢も多いような気がしました。在宅ケアからグループホーム、介護を受ける前に行われる「予防的家庭訪問」という専門スタッフによる活動。年に2回、義務付けられているそうです。

つまみつまみなので、まだよく分かりませんが、「フィンランド」という国を知りたくなってきました。

これもちょこ読みですが。

介護現場の人手不足で、海外からの人材も増えています。特に東南アジアからだそうですね。前にテレビで見たことがありますが、日本に来られても、長期滞在するためには難しい試験を受けなければなりません。その試験にパスできない人は多く、研修期間の2~3年で帰国する人も多いと。試験内容は全部日本語らしいです。英語なども用意すればいいのに。

現場で研修を積んでせっかくいい人材になっても、日本語の壁があるため、帰国せざるをえない。こんな状況をテレビでは訴えていました。

一方で日本人の介護職離れも深刻化しているそうです。

メディアで悪い部分だけ報道が続いたり、待遇が悪かったりと、長く続けれられない現状があるようです。

介護福祉士は国家資格。そのほかは民間のもの。資格がなくても働けるところもあったり。職業としての位置が不安定なところもあるとか。

 

介護の仕事、保育の仕事は体力や精神力が要る仕事。でも人の命を預かるとても大切な仕事。

もっと待遇をよくするべきだと思うし、私たちももっと認識を深めるべきだと感じます。

 


老後破産?

2016-04-18 11:27:39 | 家族のいろいろ

またまたNHKスペシャルを見ました。

現実的。

団塊世代の老後破産や家族の絆について問うもので、

親の面倒と子の面倒を見て、老後資金がなくなってしまう団塊世代の方や、

年金なしの親の介護のため、自分の年金だけでは生活できなくて、貯金を切り崩して生活している方の話や

これから直面するであろう、団塊世代の様々な問題が描かれていました。

不安、不安、不安。

このドキュメンタリーには「不安」という感情があふれていました。

 

若い世代は自分が老後をむかえたとき、十分な年金がもらえるかわからない。不安。

親と同居していて、定職についていない若者。不安。

何だか、ある方向にだけ焦点を当ててしまうと、お先真っ暗とだけしか映りません。

 

今日という一日が過ぎること。楽しいことやつらいことがあったりしますが、

その不安な気持ちばかりに支配されて毎日を過ごすのは、嫌です。

 

こんな社会の雰囲気で子供がどう育つのか。

子供がどんな将来を描くのか。

 

考えて、考えたい。

何か方法はあるはずです。

 

「幸せとは何か?」とも投げかけていました。

 

人生をどう生きたいのか。

もっと考えなきゃなと思います。


介護

2016-04-10 10:29:37 | 家族のいろいろ

 

また新しいカテゴリーを作ってしまいました。

「家族のいろいろ」です。

今、里帰りしていて「家族」について思うことが多いです。

実際、これから私自身も家族を築いていくわけで。

日本や韓国でも家族の事情は違います。

同居や介護、子育て。

家族の形もいろいろです。血はつながっていなくても養子縁組で家族になったり、他人同士で一緒に暮らしながら家族みたいになったり。

そんないろいろな家族の形の中で心にとめておきたいものを記録して行こうと思います。

私にとって家族とは心のよりどころ。

家族だからぶつかることもあるだろうけど。

 

まず、最近気になるテーマが「介護」です。

誰でも年をとっていきます。赤ちゃんが一人で何もできないように、年をとって体の自由がきかなくなると誰かが身の回りの世話をしなければなりません。

はがゆいと思いますが、私もいつかそうなります。

ニュースでもよく目にしますが、介護疲れによる悲しい事件の数々。

どうにかならないものか。

お年寄りと共に生活を送る。お年寄りの生活。どんなものがあるのか。

「介護」というキーワードで本を読むことにしました。

 

誰が有名かとかよくわからないので、いつもの直感シリーズ。

「となりの介護」という本を手にとりました。

ケアマネージャーをしていた方の本で、現場で出会ったケースをまとめて書かれています。

介護のサービスもいろいろあるんですね。

訪問介護。

デイサービス。

デイケア。

介護支援もレベルわけされていて、1~5まで、患者さんの状態により支援される額も異なるそうです。

 

本を読み進めて、この方が強く言っていることは、「家族を思いやる心はすばらしいこと。本来あるべき日本人の姿だ。」と。戦後、アメリカの文化の影響を受け、日本の古きよき社会が崩れてしまっている。武士道の精神をもう一度取り戻せば、日本の未来は明るくなると。

やや今の時代の流れからすると、それは難しいかなと思うし、家族が家族の面倒をみるのはすばらしいという美徳があると、家族にもっと負担がかかってしまうような気がします。

祖母の時代はそれが当たり前だったので、そうやって家族関係は成り立っていたと思います。

今はもっと個人の自由が開かれています。結婚しない選択肢もあるし、同性の人を愛する人もいるし、子育ても自分の仕事にも情熱を持っている人もいます。

「家族」の捉え方は、年代によっても価値観が異なるのだなぁと。

介護する方もされる方も快適に過ごすにはどうすればいいのか。

もっといろんな人の声を聞いてみたいです。