それでも前向きに

これでもかという挫折を味わったけど、日々の幸せを感じていきたいな

16パンドラの箱

2018-04-13 04:01:37 | 日記
偽りの幸せは長く続かなかった。

元夫の態度は軟化し、一時は元の関係に戻ったと錯覚するような時すらあった。

私はこのまま、元夫はきっと戻ってくる。そう信じようと、思おうとしていた。


そんな、ある日、飲み会から帰ってきた元夫が、突然関係を求めてきた。

不倫発覚以来なかったことだった。

私は混乱したが、受け入れた。
しかし、元夫の心が戻ってきてのかと喜ぶ自分とは逆に、元夫は罪悪感たっぷりの顔でうなだれて、着替えて、さっさと寝てしまいました。

なんだったのか?どういうことか?

その出来事で、私は、強烈な違和感と期待と不安とで激しく揺れ動いた。元夫を信じようと言う気持ちと、不安とで、ずっともう、張り詰めていた気持ちが途切れてしまった。

そして、ついに、私はパンドラの箱を開けてしまったのだ。

今まで、どんなに疑わしくても、発覚しても、見ようとも思わなかった元夫のスマホ。



真実を知らなければ、もう耐えられない。これで、もし、少なくとも、心が戻ってきていると感じられれば、私はまだ頑張れる。。疑惑や不安を抱いたままの生活への緊張の糸が切れた。


そして、恐る恐るスマホをみた。この頃の元夫は油断して、私に見えるようにパスワード解除をしていたので、簡単に入れた。


そして、震える手で覗いた、、


その中は、、真っ黒


おびただしい数のラインのやりとりだった。
四六時中続いていた。

職場にも連れ込んでいる。
出張先にも同行している。


8ヶ月記念だね
子供が欲しい


そんな目眩のするようなやりとりが綴られていた


度々喧嘩をしている。殴り合い?のような。

どちらもお互いにどっぷり依存しているやりとり。

ラインの最後は喧嘩して、元夫が相手に縋っているようなところで終わっていた。

それで、今夜の出来事、、

気持ちが戻ったとか、そんなのは私の勝手な勘違い

相手と喧嘩をした時に、こちらに求めてきただけ。優しくしていただけ。

元夫のなかでは不倫相手との関係が中心。

私はただの外野の不倫を盛り上げる存在にすぎなかったのだ。。




離婚前後は、この時パンドラの箱を開けなければ、どうなっていただろうと、思ったこともあった。でも、きっと真実を知らないまま、自分を押し殺して生活していた偽りの幸せなど、長く続くはずはない。私の心はずっと悲鳴をあげていた。

これが私たち元夫婦の進むべくして進んだ道だ。

泥沼の坂道。