それでも前向きに

これでもかという挫折を味わったけど、日々の幸せを感じていきたいな

12.地獄のような日々

2018-02-23 21:28:58 | 日記
全てが崩れ落ちた日、夜遅くに元夫からメールが来た

「子供を産み育ててくれているお前には感謝している。家族としては好きだけど、俺は依存しすぎていた。子供のために離婚はしない。これこらは、子育ては手伝うけど、自分の好きなように生きるから、もう放っておいて」


という内容だった。


要は、逆ギレして全てを妻のせいにして不倫を再開するけど離婚はしないと暗に宣言したという都合の良い自分勝手な内容だった。


今思えば冷静にそう思うが


この時の私にはそんなことまで考えは及ばす、すっかりアイデンティティや自己肯定感が崩壊して、情けない話だが、相手に対する怒りは姿を消し、すがる気持ちになっていた。


家族として好きで、感謝していて、、それで何がダメなんだろう。どうすればいいんだろう。。どうすればよかったんだろう。



元夫はそれからは頻繁に朝帰りをするようになった。たまに子供の顔を見に来る程度に帰ってきた。


まるで別人のようだった。


落ち込む私を尻目に、いや、それをいいことに、やりたい放題になった。


それでも子育てをせねばならない。



何も考えられない状態で何とか過ごしていた。



10年以上かけてきた日々がそんな簡単に終わるはずはないと、、現実を受け止められられない私は日に日に精神が病んで行った。





11.全てが崩れた日

2018-02-11 14:45:47 | 日記
話し合いの翌日。

私は話し合いの内容には腑に落ちない点が多々あったけれど、やり直すために話し合ってきたのだし、家族として、前を向かねばと言い聞かせていた。


不倫のことも、元夫を信じて、またお互いの気持ちが通じ合えるようにやり直そう。


元夫への気持ちは崩れたけど、まだ、根底の信頼は残っていたし、私自身も立て直せるという気持ちがあった。


でも、元夫は違った。私との話し合いの後、不倫相手とも話したのかもしれない。暗い表情で遅くに帰ってきた。


子供を寝かせた後、夕飯を2人でとった。元夫があまり話さないので、

「晩酌でもしよう」

と缶ビールを手渡した。

すると元夫は

「そんなことしなくていい。ていうか、今更こんなことしても遅い」


「え?」なぜキレた?


昨日の話し合いはなんだったんだろう。私がいつまでも不機嫌でいることに耐えられず、話し合いをしてきたのに、元の態度に戻した途端に逆ギレ


私が呆然としていると、


「俺、あの時、お前が精神的に参っている時もはっきり言って、今更なんなの?って思った。そんなこと言えなかったからあの時は言わなかっただけ」


と、見たことのない冷酷な顔をしてこちらを見た。

私は、あんなに精神的に追い詰められていたときに、子供が苦しんでいるときに、元夫は不倫して、かつ、私にそんなに冷たい感情しかなかったんだ。


不倫発覚時以上に、もう、相手は私の知る元夫ではない遠い次元にいることが分かり、今まで築いてきたもの全てが私の中で一気に崩れ落ちた。


「もう、なにもかも終わりじゃん」


私は発狂したように号泣し、嗚咽した。


元夫はそんなに取り乱すとは思わず、なだめようとした。しかし、耐えられなくなったのか


そんな私を置いて、


「俺もやってられないから飲みに行く」


と出ていった。


もうダメだ。


やり直す気もないのだ。



私の心は、果てしなく打ちのめされた。今まで私が信じてきたものはなんだったんだろう。築いてきたものはなんだったんだろう。



元夫からすれば、不倫相手に夢中の最中、バレてしまい、邪魔された。元はと言えば、私が相手にしてくれなかったからなのに。という気持ちだったのだろう。



10年以上、依存関係のように二人の世界で暮らしてきた相手の、突然の豹変に私は心がついていけなかった。全否定され、自己のアイデンティティが崩壊した。


今思えば、相手を、自分の半身のように思い込んでいた自分が情けないとしかいいようがない。


しかし、その時の私には受け止めきれない現実だった。



そして、不倫というものの、本当の意味での地獄をまだ理解していなかった。


そこからは私の地獄のような生活がはじまった







10崩壊の前日

2018-02-03 23:45:37 | 日記
夫婦関係がギスギスした日が10日ほど経った。

未だ携帯を見られないように持ち歩き、帰りの遅くなる元夫に対し、私のイライラも募った。

そんなある日、元夫が話したい。と言った。


「いつまで、疑うつもり?俺はもう浮気していないし、するつもりもない。」
「やり直すために話したい」


そういう話だった。そんな話の中、なんで浮気をしたのかという話になると


「ていうか、お前はもう俺のこと好きじゃないだろ?」
「子供が生まれてからお前は変わった」


と、涙ぐんで言ってきた。


私は内心「え?」と思った。私が子育てに重きをおくようになって、自分がないがしろにされたように感じ、私の愛情がなくなったと思い、不倫したと。。


夫婦となり、家族となり、子供をつくり、母親となり父親となる。「好き」とかそういう中学生レベルの次元の話なのか?それで、家族を裏切っていいのか?


内心元夫の自覚のなさに拍子抜けした。それでも家族としてやり直すための話し合い。責めても仕方ない。自分の至らなさもあったのなら、治さなければ。と話した。


しかし、私が「疑わせるような行動はしないでほしい」というお願いのところで


「不倫相手にも沢山相談に乗ってもらって、もう友達に戻ろうと話をした。2人では絶対に会わないから、そのグループの飲み会や、ライングループは続ける」


と、当たり前のように言った。


私が


「ありえない」


と言ったが、納得のいかない様子で、その日の話し合いは終わった。


結局何が話したかったのか。


とにかく、もう不倫はしてないから、疑うのをやめて自由にさせて、、と言いたかったのだろう。


元夫にとっては、不倫関係を解消すれば全てが済むと思ったのだろう。男女の仲にならなければ会ってもメールしてもいいと。


私の気持ちなど、もう考えていなかったんだと振り返っても明らかだ。


それでも、私はやり直さなければと強く思っていた。しかし、翌日から元夫の態度は急変した。