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君が送る風

『キングスマン:ファースト・エージェント』

2021年公開 主演:レイフ・ファインズ

『キングスマン』シリーズの3作目。
007シリーズの『No Time to Die』と同様に、新型コロナウイルスの影響で公開が延期されていた作品です。1作目と2作目がとても面白かったのでぜひ劇場で観たいと思っていました。

しかし残念ながら…ズバリ言って期待はずれでした。
1作目・2作目と観てすっかりキングスマンファンになっていたのに、いえファンになっていたからこそ、「これはキングスマンではないな」と感じたのです。

良い映画なんですよ。良い映画なんですけど、他のスパイ映画とは一線を画す『キングスマン』ではなくただのスパイ・アクション映画になっちゃっていました。もういっそのこと別の映画として撮ってほしかった。
確かに、キングスマンというどこの国家にも属さない中立な諜報機関がどのようにして誕生したのか、それを描いた作品として一定の評価はできると思います。

ただ、1作目・2作目の時のような痛快さがなく、ひたすら真面目な内容ばかりで、これぞキングスマン!よくやってくれた!と拍手を贈りたくなるようなおふざけが一切なかったのが、私的には不満でした。
英国らしいブラックユーモアが観たかったのになぁ〜。


お口直しではありませんが、家に帰ってきてから録画していた『マラソンマン』を観ました。
図らずも「何とかマン」繋がりです。





1976年公開 主演:ダスティン・ホフマン

青春映画かと思いきやこちらにもスパイが登場。少し古めの映画ということも相まってホラーかな?と思えるような怖い演出もありました。
男から情報を聞き出すために健康な歯の神経をえぐるという拷問シーンがあるのですが軽くトラウマになりそうでしたよ。

なぜ『マラソンマン』なのかというと主人公の男の趣味がマラソンだからなのですが、その趣味が物語にどう影響しているかは謎です。タイトルになるぐらいだから重大な意味を持っているのだろうと思ったのですが…。

追手の追跡から逃れようとして走る、ここでマラソン練習の効果が発揮されるのですね!…と思いきやあっさり追いつかれそうになってるし。拷問を受けた後だったので万全の状態ではなかったからですかね。

親や兄弟、恋人など大切な人を殺された主人公が復讐のために立ち上がる。
それが今日観た二つの映画の共通点でした。


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