前回の続き・・・・・・。
完全に腰を抜かし、しばらく椅子から立ち上がれなか
った。その日、病院の窓から見える風景はいつもと変わ
らない景色だったが私たち夫婦には明らかにその時は違
って見えた。その後、県内で最も大きい大学病院に紹介
状を書いてもらい妻の退院後すぐに娘を大学病院に連れ
ていった。
生まれて初めて(私が)行った大学病院はすごかった。
ものすごい人の数、広い病棟、こんなところに通うこに
なるのかと少し憂鬱になった。脳神経外科、眼科、皮膚科
3つの科を横断した診療になるので診察も大変である。
とりあえずMRIの検査と眼科の眼圧検査(これで緑内障を
診察する)を行うことに。でも当然当日は検査できずに
予約のみで後日検査を行うこととなる。それから各科とも
に3カ月に一回検査のため通院、しかし皮膚科で痣の治療は
美容整形との線引きが難しいため最新の医療設備がないと
のこと。もし最新の設備による治療を望むのなら東京の
大学病院を紹介すると。東京・・・遠いな。しかし妻と
私は東京での治療を即選び再度紹介状を書いてもらった。
東京女子医大病院は新宿駅からバスで約10分のところに
大学病院なので診察時間は決められてしまい9時までに
受付を済ませなければならない。朝のラッシュには子供
いるので巻き込まれたくないしたがって朝自宅を出るの
は5時ぐらいである。しかし受診してみると全国から同
じような病気の方が来ていて逆にこれまでの疎外感が消
えた。そして痣も最新のレーザーで治療すれば消えるか
もしれないという期待感も生まれてきた。
治療を重ねるにつれ痣は少しずつ薄くなっていった。
その治療の進展と比例するように自分は前向きな思考
を取り戻していった。そして大きな不安とストレスを
抱えながらも銀行の業務をこなしていった。一歩引き
そうなときは娘のことを思い自分を奮い立たせた。
そして、生まれてから一年後、3回目のMRI治療の時に
先生から脳の方はほぼ異常はなく普通に発育していま
す。このままいけば将来も障害が出ることは恐らくな
いと思います。眼科も今のところ眼圧に異常はなく問
題無しとのこと。恐れていたことは大方回避されたの
である。今はもう2歳4カ月である言葉もはっきりと喋
る(はたから見ればまだ顔に大きな痣があるのは目立
つのでかわいそうと思われるかもしれないが)生まれ
たとき先生に言われたことから比べれば素晴らしい経
過である。
そして私が今回人生の一大決心をして大学院に通うこ
とに決めた背景には一連の出来事でいろいろな気づき
があったからである。
治療を通して行動してみることの大切さ、やってみれ
ば何とかなることをしった。治療にはリスクが付きま
とうが前向きに意思決定してきた結果がすべてを好転
させたのだと思う。
そして何よりここまで未熟な父親を成長させてくれた
最愛の娘に感謝し前回からのタイトルを終了させてい
ただきます。読んでいただいた方ありがとうございます。
完全に腰を抜かし、しばらく椅子から立ち上がれなか
った。その日、病院の窓から見える風景はいつもと変わ
らない景色だったが私たち夫婦には明らかにその時は違
って見えた。その後、県内で最も大きい大学病院に紹介
状を書いてもらい妻の退院後すぐに娘を大学病院に連れ
ていった。
生まれて初めて(私が)行った大学病院はすごかった。
ものすごい人の数、広い病棟、こんなところに通うこに
なるのかと少し憂鬱になった。脳神経外科、眼科、皮膚科
3つの科を横断した診療になるので診察も大変である。
とりあえずMRIの検査と眼科の眼圧検査(これで緑内障を
診察する)を行うことに。でも当然当日は検査できずに
予約のみで後日検査を行うこととなる。それから各科とも
に3カ月に一回検査のため通院、しかし皮膚科で痣の治療は
美容整形との線引きが難しいため最新の医療設備がないと
のこと。もし最新の設備による治療を望むのなら東京の
大学病院を紹介すると。東京・・・遠いな。しかし妻と
私は東京での治療を即選び再度紹介状を書いてもらった。
東京女子医大病院は新宿駅からバスで約10分のところに
大学病院なので診察時間は決められてしまい9時までに
受付を済ませなければならない。朝のラッシュには子供
いるので巻き込まれたくないしたがって朝自宅を出るの
は5時ぐらいである。しかし受診してみると全国から同
じような病気の方が来ていて逆にこれまでの疎外感が消
えた。そして痣も最新のレーザーで治療すれば消えるか
もしれないという期待感も生まれてきた。
治療を重ねるにつれ痣は少しずつ薄くなっていった。
その治療の進展と比例するように自分は前向きな思考
を取り戻していった。そして大きな不安とストレスを
抱えながらも銀行の業務をこなしていった。一歩引き
そうなときは娘のことを思い自分を奮い立たせた。
そして、生まれてから一年後、3回目のMRI治療の時に
先生から脳の方はほぼ異常はなく普通に発育していま
す。このままいけば将来も障害が出ることは恐らくな
いと思います。眼科も今のところ眼圧に異常はなく問
題無しとのこと。恐れていたことは大方回避されたの
である。今はもう2歳4カ月である言葉もはっきりと喋
る(はたから見ればまだ顔に大きな痣があるのは目立
つのでかわいそうと思われるかもしれないが)生まれ
たとき先生に言われたことから比べれば素晴らしい経
過である。
そして私が今回人生の一大決心をして大学院に通うこ
とに決めた背景には一連の出来事でいろいろな気づき
があったからである。
治療を通して行動してみることの大切さ、やってみれ
ば何とかなることをしった。治療にはリスクが付きま
とうが前向きに意思決定してきた結果がすべてを好転
させたのだと思う。
そして何よりここまで未熟な父親を成長させてくれた
最愛の娘に感謝し前回からのタイトルを終了させてい
ただきます。読んでいただいた方ありがとうございます。