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マリママのパン作り

パン作りに関して、なんでもお話しましょう!

大人の選択

2013-08-25 00:14:58 | 手作りパン

 今回のお盆休み、本当にお疲れの一週間だった。

病人が2人いる為に、殆ど家族揃っては何処にも行けないし。

 それでも、元気な息子は家に閉じ込めるのも可哀そうで。

出来るだけ、時間を作って一緒に出かけた。

 さて、17日の土曜日は息子はクラブのOB会で出かけ。夫は、やっと出勤した。

ようやく喉が治ってきた娘は、「どっか行きたい~」と言う。

「私、今回どこも行ってないし~ 天満の練り天の店にいきたい」と、勝手な事を言う。

私、殆ど毎日出かけながら、皆さんのお世話してんのに・・・・

まぁ、息子とばかり出かけてるから。あちら立てれば、こちら立たずか・・・・

「パパ、まだ調子悪そうやし。一緒に誘う訳も行かないし・・・じゃ、パパが帰る前にパパッと行く?

「私、あそこ行きたいまだ、店やってる?

6年前に、娘の友達も一緒に行った天満の「蒲鉾屋さん」

今も大将は健在だ。

娘の事も良く覚えていて下さって、オーダーした練り天を次々に目の前で揚げて行く。

私もこの店に足を運んだのは久しぶりで。大将の話によると、もう3.4年は来てなかったらしい・・・。

「娘が東京に行ったばかりで寂しいわ~と、そこの席で飲んではりましたよ」と大将が笑う。

「きも~っ。そんな事あったん?」と娘。

そんな事もあったんやね~。まさかこんないもに早く(その時、娘は大学4年生)都会に出すとは思ってもみなかったからね。

娘を東京へやってと夫に頼んだのは、この私のはずなのに・・・・。

 

 練り天を3種ほど頂き、今度は向かいの立ち食いホルモンの店にも寄った。

煙もうもうの汚い店だが、娘も喜んでいる様子。

 この店はイケメンの店長が独りで汗だくで切り盛りしているお店。

馴染みの予約が入るため、めったに入店出来ないお店だ(最近、2号店が近くに出来ている)

私たちが食べている間にも、店の外で空き待ちの男性グループが・・・・

「もう、少し待ってもらえたら入れるので・・・」と、店長は、私達の後にその新規客を入れたい模様。

時間は6時過ぎ。そろそろ店が活気づく時間だ。

「ここ、もう空くから。ちょっと待って」と新規客に声をかけ、ビールをぐびっ

「お待たせ」と店を出た。

娘が、後ろから付いてきて。

「ママ~。何であんな怖い声でおまたせって言うん~ お客さん、びびってはったやんか

そうかなぁ~ ノーマルトーンやねんけど・・・・

大体オバハンになると、黄土色の声しか出んようになるのよ・・・・

さて、夫の夕食用に大将にお願いした練り天を持ち帰り、7時半には帰宅。

ところが、しばらくして帰ってきた夫。

何故か、またもや不機嫌で。(久しぶりの出勤で疲れたのか?)

食卓にお好み焼きの残り物(子供達の大好物だが、夫は大嫌いらしい。「京都は大阪ちゃうから、お好みなんか食べへん!」と言うのだ・・・)が並んでいたのも気に入らなかったようで。

 事もあろうにこの夜は、2口食べただけで、無言で2階へ上がった。

いつものふて寝だ・・・・(ほんま、ややこしい人やわ

さすがに娘もあきれ果て「何やろね?あれ・・・・?」と目配せしてきた。

う~ん。ほんま、何なんやろ。

体調が良くないのは分かるけど、何もこのタイミング(子供達が帰省するのは年に2回だけなのに)でキレなくてもいいのにねぇ。

それに、体調が悪いのは自分が薬をちゃんと飲まなかったからなのに・・・・。

 

 息子は11時頃に帰宅。こちらは懐かしい友人達に会ってゴキゲンである。

「おれ、明日の日曜日は列車が混むから、明後日に帰ろうかなぁ」と言い出した。

事情を話し、「パパはすっごくご機嫌悪いから、明日はお姉ちゃんと帰った方がいいよ」と勧める。

「・・・・・・

息子は、しばらくしてから。

「これからは、帰省は3日でええな。4日目からはパパはいつも機嫌悪いからな

あ~、そうやったね。去年も、今年のお正月も・・・もう何年も前からそうやったかも知れない

私の寂しそうな顔を見て。

「ゆっこはんとは、東京でも会えるしな。それでエエやんか

ニッコリと笑った。

そうだよね。

 子供達は、パパには心から感謝している。

だから、決して反抗もしない。

自分たちの生活は、父親がしっかりと支えてくれるからこそと、十分に理解しているのだ。

争いごとを回避する為に帰省の日にちを少なくするのは、ある意味「大人の選択なのかも知れない」

 子供達は翌日、夕食も食べずに昼過ぎに家を出て行った。

蜘蛛の子を散らすように・・・・

 

子供達には、それぞれの居場所がある。

それぞれの居場所で、明日から頑張るのだ。

いつまでも、ひとつ屋根の下で暮らしていたあの頃とは違うのだ。

夫は分かっているのだろうか・・・・?

私自身も、改めて自分に言い聞かせる。

秋は、もうそこまで来ている。

 

 

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