中国の建物には、主要構造以外の部分の外壁や内壁を埋める為に、通常レンガが使われる事が多い。
最近でこそ、いわゆる日本式の鉄筋コンクリート造が増えてきたので、つまり、壁面もコンクリートになりつつあるが、まだまだレンガの使用量は多い。
さて、レンガの最大の問題は、壁面の脆弱性、遮音性など多々ある。
しかし、メリットと言えば、安くて、どこでも手に入る事だ。
考えて見れば、日干し煉瓦、焼成レンガは、古代メソポタミア時代から使われてきた建築材料で、まあやはり使い勝手が良いので、現代に至るまで使われているのであろう。
あいにく、日本は地震国なので、構造主体の建築工事では、お目にかかることが少ないか。
しかしながら、境界用の塀、内装等に使用する事は出来る、アンティーク調の雰囲気を出すには非常に都合が良い。
という事で、今後もまだまだレンガの使用は続く。