日中友好を夢見て。

中国と日本と、上海と大阪と、中国ビジネス・中国生活奮闘記。

断舎利

2015年06月02日 | 日本

先日、兄と”断舎利”について話をした。

いわゆる不要なものを切り捨ててうんぬん・・・という話である。

さて、私自身の話になるが、
とりわけ中国に来る前、つまりずっと日本に居た頃は、心地よい家具、最先端のオーディオ・ビジュアルや日用品などで身の回りが構成されていたが、中国で生活が始まると同時に、そういう要求が一切なくなった。
なくなった理由はいろいろあるが、当時日本で普通に達成できた要求が中国で達成できなかった事、又、ほかに沢山楽しみ、いや楽しみ方と言った方が良いか、がある事を知った事等が主である。

さて、そんな中国もいよいよ豊かになってきて、一昔前に達成できなかった事も達成でき始めている。

しかし、達成出来始めていることが幸せとは限らないと思う。
つまり、今中国の各家庭で達成でき始めている事は、とうの昔に日本、あるいは西欧で達成出来ている事が多いわけで、私は少し距離を追いて第三者的に考察してみるに、不要なものも少なくないわけである。
つまり、今、日本で言われるところの”断舎利”の考え方だ。

まあ、上記で述べたのは、形のある物体についての話である。

形の無いものについてはどうか。

たとえば、世の中の情報はあふれかえっている、インターネットのおかげなのだか、あるいは、インターネットのせいだか、どっちにも考えられる。

不要な情報を知るような時間を別のことに費やせる可能性もある、逆に言うと、本来知る必要の無かった情報を知ったばかりに振り回される事もあるわけだ。

まあ、そんな風に、身の回りのもの、つまり物体、非物体を含めていかに整理するかというのは大事なことなんだろうな。