「小学校の英語必修化」は隠れた「ゆとり教育」だ(1)

2011年01月31日 11時52分03秒 | 政治と宗教
「小学校の英語必修化」は隠れた「ゆとり教育」だ(1)
 
 
 
本日は、宮城県本部第4区支部長の村上よしあき氏より「『小学校の英語必修化』は
隠れた『ゆとり教育』だ」と題し、2回に分けてメッセージをお届け致します。
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【村上よしあき氏寄稿】

今年2011年度から全国の公立小学校では新しい学習指導要領での指導が
開始されます。今回の改訂で、2002年度から本格実施された「ゆとり教育」
からの脱却がはかられると一部報じられております。

しかし、実際にはこのメルマガ上でお伝えしております通り、「ゆとり教育」
開始前までの授業時間・授業内容に完全には戻らない不十分な改訂です。
そしてさらに他にも「隠れたゆとり教育」路線が仕組まれているのです。
その一つが「小学校の英語必修化」です。

これは今年から小5・6年生で週1コマ程度、年間35コマの外国語活動が
必修化されるもので、授業は主に担任が行い、内容は簡単な会話練習だ
と言われています。

こうした小学校での英語教育は、これまでも学校裁量で部分的に実施は
されてきておりますが、今回の“必修化"により全国の小学校は強制的に
授業時間を確保し、担任が授業準備をしなければいけなくなり、現場から
も不安の声が上がっています。

小学校で英語の授業が始まるのを前に、旺文社が全国500の小学校から
アンケートしたところ、半分以上が「英語必修化」に不安を抱いているという
結果が出ています。

問題の一つは、まさに現場負担が増えることにあります。

小学校の教員には英語の免許が必要ないため、専門的な指導は望むこと
はできず、「使える英語を身に付ける教育」といっても、教える側をどう育成
するのか、課題が残ったままのスタートとなります。(つづく)

村上 よしあき
HP: 
http://ameblo.jp/yocchi-mura
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