「小学校の英語必修化」は隠れた「ゆとり教育」だ(1)
本日は、宮城県本部第4区支部長の村上よしあき氏より「『小学校の英語必修化』は
隠れた『ゆとり教育』だ」と題し、2回に分けてメッセージをお届け致します。
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【村上よしあき氏寄稿】
今年2011年度から全国の公立小学校では新しい学習指導要領での指導が
今年2011年度から全国の公立小学校では新しい学習指導要領での指導が
開始されます。今回の改訂で、2002年度から本格実施された「ゆとり教育」
からの脱却がはかられると一部報じられております。
しかし、実際にはこのメルマガ上でお伝えしております通り、「ゆとり教育」
しかし、実際にはこのメルマガ上でお伝えしております通り、「ゆとり教育」
開始前までの授業時間・授業内容に完全には戻らない不十分な改訂です。
そしてさらに他にも「隠れたゆとり教育」路線が仕組まれているのです。
そしてさらに他にも「隠れたゆとり教育」路線が仕組まれているのです。
その一つが「小学校の英語必修化」です。
これは今年から小5・6年生で週1コマ程度、年間35コマの外国語活動が
これは今年から小5・6年生で週1コマ程度、年間35コマの外国語活動が
必修化されるもので、授業は主に担任が行い、内容は簡単な会話練習だ
と言われています。
こうした小学校での英語教育は、これまでも学校裁量で部分的に実施は
こうした小学校での英語教育は、これまでも学校裁量で部分的に実施は
されてきておりますが、今回の“必修化"により全国の小学校は強制的に
授業時間を確保し、担任が授業準備をしなければいけなくなり、現場から
も不安の声が上がっています。
小学校で英語の授業が始まるのを前に、旺文社が全国500の小学校から
小学校で英語の授業が始まるのを前に、旺文社が全国500の小学校から
アンケートしたところ、半分以上が「英語必修化」に不安を抱いているという
結果が出ています。
問題の一つは、まさに現場負担が増えることにあります。
小学校の教員には英語の免許が必要ないため、専門的な指導は望むこと
問題の一つは、まさに現場負担が増えることにあります。
小学校の教員には英語の免許が必要ないため、専門的な指導は望むこと
はできず、「使える英語を身に付ける教育」といっても、教える側をどう育成
するのか、課題が残ったままのスタートとなります。(つづく)
村上 よしあき
HP: http://ameblo.jp/yocchi-mura/
村上 よしあき
HP: http://ameblo.jp/yocchi-mura/
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◎本メルマガは自由に転送、転載いただいて結構です。
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