<幸福実現党 木村党首の日記>
こんにちは。木村ともしげです。
昨日に引き続き、農業の話を。
戸別所得補償とは、赤字を出しても国が埋めてくれる
補助金制度です。
これがいかにひどいものであるか、上の図から明らかでしょう。
ふつうの農業をやっている方は、
「この先立ち行かなくなるとわかっていながらも
金がもらえる。これは麻薬みたいなものだ」
と言っておられました。
一方「あきたこまち」を作っている方たちは、
「わしらは、努力して、あきたこまちというブランド米を作った。
でも、努力してもしなくても、いっしょの補償をする。
これはやりきれん」
「こんなことをしていたら、やる気がなくなって
みんな努力しないようになるね」とおっしゃっていましたね。
また、農家の方の共通した悩みは、
「もう、みんな、年寄りばかりだ……」ということ。
60代70代ばかりで、どうしたら若者が地元に戻ってきてくれるのか。
秋田でも山形でも熊本でも鹿児島でも、他のところでも、
それが悩みだとおっしゃっていました。
やはりね、これは「高付加価値の農業政策」で
競争の中で強くなっていかなくちゃいけないと思うんですよ。
昔、オレンジと牛肉を自由化するときに大騒ぎになりましたよね。
みかんや国内の畜産は大打撃を受けると。
けれども実際に、ふたを開けてみれば、
競争の中で、よりおいしいみかん、より旨い牛肉ができてきた。
高付加価値化して、もう輸出までできる状況になってきている。
日本の農業、畜産も、ホントに旨い、世界に誇れるようなものを
作れるんです。
ですから、「自由化とか競争はいやだ」と言ってないで
トライしてみないといけない、と思います。
若者が帰ってこないということに関しても、
農業そのものが未来性のある産業にしていかないといかん。
ベンチャー農業とかね、やる気にある若者に農業を
担ってもらわなくてはいけない。
若者は補助金漬けの産業なんて見向きもしません。
弱っていくしかない、将来性がないとわかっていたらくるはずがない。
ですが、日本の農業は、技術は世界に誇るものがあります。
実は将来性がある、魅力ある産業なんです。
それには自由市場のなかで競争していく状況を作らねばいけません。
このあたりのところを、農家の方に理解していただくために、
皆さんの声をよく聞き、そのつらさも踏まえた上で、
農業の自由化の重要性を、丁寧に伝えていくつもりです。
幸福実現党 党首 木村智重氏
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