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MIHO/シルバーホルス

2009年03月25日 | エッセイ
前回の続きです。エジプト特別室のお話しです。前回は春の女神アルシノエ2世像についてでしたが、今回は特別室が特別である理由をお話しましょう。と言っても勿論私見ですから、そんなに肩を張る必要もないのです。あそこは写真撮影も禁止です。これは以前、アメリカのメトロポリタン博物館で、このシルバーホルスが展示された事がありまして、その時私は写真撮影をしたんですが、周りの先輩とか色んな人にエラク怒られたのです。それは撮影している人が沢山いたからいいと思ってポタンを押したのですが、イケナイというお知らせだった訳です。つまり、特別な美術品ですね。それは大抵の仏像なんかは抜いてあるんでしょうが、あの神像は今も残ってるんですね。

つまり、古代エジブト人の魂が今もあの神像に残っているのです。ですから、ミイラと同じ扱いですね。そういう扱いをしなければいけないものです。こんな事を聞くと皆さんは怖いと思いますが、メトロにも石棺がありまして、あれは異様でした。何か残っている・・・というか、入り口なのか、出口なのか・・・そんな感じなのですね。で、ミホの神像の名前はシルバーホルスなんですが、冥府の支配者オシリスである可能性も指摘されていて、現在はエジプト神像というだけですね。。。。これは結局ホルスはオシリスと繋がっていますから、どちらでも良い訳です。

ちなみに、この神像が発見された当時はサビだらけのような状態だったそうで、それをエルサレムのバイブルランド博物館の人が依頼して磨いて磨いて磨くと、シルバーの体が現れた訳です。そして片方の目は破壊されていたようですが、修復したのです。で、それはバイブルランド博物館が建設される前で、ボロスキーさんだったかそんな名前の人で、建設資金が足りなかったようです。それで、建設の為にシルバーホルスを手放した所、日本に来ることになった訳です。

すると、エルサレムのバイブルランドミュージアムはシルバーホルスによって建設可能になった事になりますかね。。。。さて、どうですか。。

今回はこれくらいです。それではまた。

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