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学びスタジオ®︎ブログ

塾での出来事や教育について書きたいと思います。

子どもは、才能豊かな土壌を持って生まれる

2022-02-06 12:08:00 | 日記



こんにちは、学びスタジオ®︎東大阪瓢箪山教室の奧川えつひろです。

ご訪問いただき、ありがとうございます。

 

今回は、脳の発達につい書きます。

 

❤︎脳は、10歳で、大人とほぼ同じに

 

私たちが人間らしく生きていくために欠かせない器官は、脳です。

 

生まれたばかりの赤ちゃんの脳は、

とても小さくて未熟です。

 

そこから、

子どもの脳は、

目覚ましいスピードで成長と発達をしていきます。

 

そして、

大きさも働きも大人とほぼ同じになるのが、

10歳頃です。

 

❤︎脳はどのように成長していくのか?

 

生まれたばかりの赤ちゃんの脳には、

既に大人と同じ量の神経細胞(ニューロン)

が出来上がっています。

 

脳は、

神経細胞の数が増えるのではなく、

繋がることで成長していきます。

 

この神経細胞同士のジョイント部分を

シナプスといいます。

 

このシナプスが

ニューロン同士の信号の受け渡しをします。

 

脳はシナプスが増えることで

成長していきます。

 

❤︎外からの刺激がシナプスを増やしていく

 

親からの言葉かけや肌と肌との触れ合い、

自分の五感を使って感じたもの……

 

外界からの刺激を通して、

子どもの脳はある時期までシナプスを

どんどん爆発的に増やしていきます。

 

❤︎シナプスの刈り込み

 

ところが、

いったんは劇的に増やしたものの、

中にはあまり使わないシナプスも出てきます。

 

そこで起きるのが、

いらないシナプスの削除

"シナプスの刈り込み"です。

 

新しいシナプスがつくられる一方で、

いらないシナプスは"刈り込まれる"

というダイナミックな働きが

子どもの脳の中では行われているのです。

 

 

❤︎経験や体験によって"脳の育ち方"が変わる

 

これは、

何を経験するか、

どんな体験をするかで、

〝どのような脳が育つか〟

も変わってしまうということです。

 .

子どもの脳は柔軟で、とてもデリケートです。ですから、外からどのような刺激を受けるかでシナプスの形成も変わり、成長や発達の仕方が変わってきます。

 

❤︎まとめ。子どもは、才能豊かな土壌を持って生まれる

 

子どもは、

生まれた時には、

すでにニューロンができあがっています。

つまり、

豊かな才能の土壌があるわけです。

 

そして、

様々な体験が、

ニューロンとニューロンをジョイントするシナプスを増やしていきます。

 

そのシナプスが、

子どもの才能になります。

 

成長に応じたより良い刺激や

おもしろい刺激が、

シナプスを増やし、

才能を開花させます。

 

そして、

その体験が、

楽しいのものであるほど、

集中力や積極性が養われていきます。


子どもは"にんじんきゅうり"!自立を急ぐことはない!

2022-02-05 10:12:00 | 日記



こんにちは、学びスタジオ®︎東大阪瓢箪山教室の奧川えつひろです。

 

今回は、子どもの愛着と自立について書きます。

 

❤︎愛着について

 

愛着とは、

"慣れ親しんだ物事に深く心を引かれ、

離れがたく感じる"

ことを言います。

 

❤︎密接な関係を築く

 

赤ちゃんが、

ママに抱っこしてもらったり、

ミルクを飲ませてもらったり……

といったやりとりを通して、

赤ちゃんとママは、

お互いへの愛着を

より一層深めていきます。

 

この密接な関係を築いていくことで、

赤ちゃんは情緒豊かに

のびのびと育っていくようになります。

 

❤︎どのような愛着行動をとるか?

 

愛着行動とは、

生後6か月頃から2歳頃まで活発に現れます。

 

愛着行動には、

3種類の行動があります。

 

❶発信行動

 

泣いたり、

ぐずったり、

微笑んだり、

お母さんをジッとみつめたり……

 

❷定位行動

 

ママの行動を目で追いかけたり、

ママの声がした方を向いてママを探すような仕草を見せたり、

接近したり……

 

❸能動的身体接触行動

 

ママにしがみついたり、

抱きついたり、

よじ登ったり、

ママ・パパに触れる行動です。

 

❤︎愛着行動の4段階

(人親求離・にんじんきゅうり)

 

❶人に反応

 

生まれた時から8~12週頃まで続きます。

無差別に周囲の人間に対して

興味を持ち働きかける段階です。

 

❷親(特にお母さん)に反応

 

生後6カ月頃まで続きます。

ママの見分けがつくようになり、

ママに対する分化した反応が見られます。

 

❸親を求める

 

2歳〜3歳ごろ。

親とその他を区別する能力は確固たるものとなります。

親のそばが安全基地になります。

逆に、

見知らぬ人に対しては

警戒したり不安を感じるようになります。

 

❹親から離れることができる

 

早くて2歳、多くは3歳ぐらい。

親の愛着が子どもの心の中に確立される。

 

"安全空間"という気持ちが作られ、

親がいなくても、

情緒的な安定を保てるようになる段階です。

 

ママが考えていることや目的、行動などが

洞察できるようになると、

母子間に協調性という関係を

発達させる基礎が形成されるようになります。

 

❤︎もし愛着関係が形成されなかったら?

 

幼児期に、

ママと十分にコミュニケーションが取れず、

絆を確立することができない場合、

 

癇癪を起こす

怒りやすい

乱暴

わがまま

いじめをする

おねしょ爪を噛む……

といった行為が見られます。

 

また、

自尊心が低く、

相手の立場に立って考えることができにくくなります。

他者との新たな愛着の形成が

苦手になってしまいます。

 

また、

孤児院で育つ子どもたちは、

死亡率が高く、

発達も遅れている

との指摘もされています。

 

❤︎まとめ。子どもに"にんじんきゅうり"!自立を急ぐことはない!

 

子どもが

すくすくと健全に成長していくために、

愛着をしっかり形成することは

非常に大切です。

 

愛着の発達段階は

"人親求離(にんじんきゅうり)"

の4段階です。

 

子どもに十分な愛情を注いであげましょう。

 

勉強も同じです。

 

たっぷりと教えてもらって、

学ぶことが好きになるからこそ

初めて、

自分で学ぶことができるのだと思います。

 

だから、

自立学習から始めるのではなく、

ていねいに教えることから始めることが大切だと思います。


指先が器用だとやる気がでる!

2022-02-04 09:20:00 | 日記




こんにちは、学びスタジオ®︎東大阪瓢箪山教室の奧川えつひろです。
ご訪問いただき、ありがとうございます。

今回は、巧緻性について書きます。

小学受験はで、
手先の器用さを問われる巧緻性(こうちせい)のテストがあります。

なぜこのようなテストが行われるのでしょうか?

❤︎巧緻性とは

"巧緻"とは、
精巧で緻密なことです。

そして"巧緻性"とは、
一般的に指先の器用さのことです。

❤︎指先は、第2の脳

人がほかの高等哺乳類と決定的に違うのは、
10本の指を自在に操ることができるということです。

指先にはたくさんの神経が集まり、
脳に直結しています。

そのため、
指先は,、
"脳のアンテナ"
"第2の脳"
と呼ばれます。

その指先の働きをよくすれば、
脳を活性化させることができます。

そのために、
指先へのさまざまな刺激を与えること、
巧緻性を鍛えていくことが重要です。

❤︎巧緻性が高いことの効果

巧緻性の成績が上位だった子どもは、
漢字練習
計算練習
リコーダー
習字
裁縫
工作
この6つの学習について好きの程度が高い傾向にあると言われます。

これは、
手指の巧緻性が、
手指を使う学習・
繰り返しを要する学習への好き・
嫌いに影響し、
種々の学習への取り組み方と関連しているといくことです。

❤︎繰り返しが好き、基本的学力を身につく

手先が器用な子ほど
裁縫や工作を好むのは自然といえますが、

それに加えて、
漢字練習や計算練習の繰り返しの学習に対しても
苦にならない傾向にあります。

したがって、
漢字力、計算力といった基礎的な学力を
身につけやすいということになります。

❤︎集中力が育つ

また、
工作をはじめとした巧緻性を養う学習は、
子どもに集中力を養います。

指先で部品をつまんだり、
紙を丁寧に折ったり。

このような動作には、
目の前の対象物を見極め、
自分の指先に意識をやることが要求されます。

これらを繰り返すうちに集中力が育つことになります。

❤︎脳によい指先の運動とは

両手を同時に使う
指をすばやく動かす
ふだん使わない指を動かす
イメージ通りに指を動かす
このような運動です。

❤︎巧緻性を育てるには

小さき子どもには、
日常生活の動きの中で指先を鍛えましょう。
箸やスプーンをもったり、
ボタンをかけてり、ジッパーの上げ下げ、ペットボトルのフタを閉めたり……
また、お手伝いもしてもらいましょう。

また、
あやとり
折り紙
書道
ピアノ
そろばん
字を丁寧に書く….

❤︎灘校では、折り紙の授業がある

灘校では、
数学の図形の問題を、
作図をせずに、
折り紙で解くという授業があります。
当然、
指先の巧緻性も必要になりますね。

❤︎まとめ。指先が器用だとやる気がでる!

指先は"第2の脳"
指先が器用になると、
自分でいろいろなものが作れるようりなります。
そして、
自分で作ったものが一つできたら、
もっと作りたい気持ちになります。

どんどん自分の指先で作っていきます。

この、指先の巧緻性を鍛えることが、
やる気、集中力、忍耐力をアップさせます。

私の塾では、
そろばんを指導しています。
そろばんのお稽古をしている子どもの指の動き、集中力をすごいですよ。

何よりも、
自分の指を使って作れる、できることが
子どもにとって楽しいのだと思います。


子どもを読書の方向に導こう

2022-02-03 16:30:00 | 日記



こんにちは、学びスタジオ®東大阪瓢箪山教室の奧川えつひろです。

ご訪問いただきありがとうございます。

今回は、"子どもに読書を"について書きます。

❤︎2021年の読書の調査結果

●1か月間の平均読書冊数は、
小学生は12.7冊
中学生は5.3冊
高校生は1.6冊

● 1か月間に読んだ本が0冊割合は、
小学生は5.5%、
中学生は10.1%、
高校生は49.8%

高校生は、
なんと約半数が本を読んでいないことになります。

❤︎アメリカの子どもの読書時間について

アメリカの幼稚園や学校では
読書が非常に重視されています。

まず幼稚園で、
字の読み方を習います。
小学校では、
読書の時間を設けるほか、
「明日までに本を50ページ読んでくること」
という宿題を出されたりします。

高学年になると、
本を読んで調べ、
教室で発表するという機会もあります。

❤︎子どもに読書をさせる工夫

また、
学校では、
皆が同時に同じ本を読むというわけではなく、
レベルや興味に応じて各自本を選ぶことができます。

先生は、
そのときどきで話題になっている本を紹介するなどして、
子どもが好きな本を見つけることができるよう工夫しています。

そして、
ただ本を読むだけでなく、
内容を短い文で要約したり、
感想をまとめたりする力も求められます。

❤︎日本とアメリカでの大学生の読書量

在学期間の4年間でどれだけの冊数の本を読んでいるか調べると、
日本の大学生は、
読書冊数が100冊に比べて、

アメリカの大学生は、
読書冊数が400冊、
進学校になると1000冊以上を超えるそうです。

授業以外の1日平均勉強時間は、
日本の大学生は1.8時間に対して、
アメリカでは7.6時間にもなります。

❤︎アメリカでは課題読書が多い

アメリカは課題読書が圧倒的に多く、
さらにそこからレポートの作成、
プレゼンなどを行わなくてはなりません。

良いプレゼンやレポートを作成するには、
必然的に多くの情報や知識を知っておかなければ出来ないことになり、
読書量が増えます。

基礎となる土台をしっかりと固めるために、
アメリカの大学生は読書をするのです。

このように、日本はアメリカと比べて、
読書量がかなり少ないことがわかります。

❤︎子どもの読書が将来に与える影響

読書に熱心に打ち込んだ子どもほど、
未来志向、
社会性、
意欲、
関心、
市民性
といったあらゆる面においての意識や能力が高くなります。

❤︎いろいな芽が開く

小学校に入る前から読み聞かせをしてもらったり、
昔話を聞かせてもらったり絵本を読む習慣があった子どもは、
文化的作法や教養に富んでいます。

読書活動が多い子どもは、
豊かな感受性があり、
子どもの頃に様々な体験をしていることが多いです。

読書習慣があった子どもは、
ボランティアなどの活動実績が多いです。

❤︎"読書にのめり込む"体験が重要

スポーツ選手であれば
そのスポーツが大好きでのめりこむという状態と同じように、

言葉や物語に対しての好奇心を高め、
"のめりこむ読書"を子どもに体験させるのとは大切なことです。

❤︎"読書にのめりこませる"ための一つの方法

"のめりこむ読書"を体験させる一つの方法は、
ハードルが低く効果的な学習マンガをさりげなく、
子どもの近くに置いておくことです。

読んでくれることを期待しつつ!

学習マンガは、
わかりやすく楽しいといった要素が高く、
難しい内容もイラストを交えて
説明しわかりやすく
自分の姿を作品内に投影することができます。

また、
文字とイラストの効果で
長期記憶に残りやすいというメリットがあります。

❤︎東大生の約半数が幼少期に学習マンガを読んでいる

"学習マンガを読んでいた"の質問に対して、
若者全体が23.3% 、
東大生は46.7%
の割合で読んでいたと答えています。

実に東大生の約半数が
幼少期に学習マンガを読んでいます。

❤︎学習マンガの紹介

世界の伝記NEXT
科学漫画サバイバルシリーズ〜科学
歴史漫画タイムワープシリーズ〜日本史
どっちが強い⁉︎シリーズ〜生物の戦い
宇宙兄弟〜宇宙飛行士
JIN〜医学
はたらく細胞〜生物
ねこねこ日本史
もやしもん〜農学
ちはやふる〜百人一首
いろいろな分野の学習マンガがあります。

❤︎東大生おすすめの学習マンガ

ドクターストーン〜科学
天地創造デザイン部
薬屋のひとりごと
レキアイ!歴史と愛
幼女戦記~「深く考えるきっかえになる」




❤︎まとめ。子どもを読書の方向に導こう

読書は、
子どもの才能の芽に気づかせ、
その才能の芽に光を充てます。

"読書にのめりこむ"という体験は、
確実に、子どもの未来に"生きる力"を与えます。

子どもを読書の世界に誘ってあげましょう。

豊かな発想は、様々な体験から生まれる

2022-02-02 23:23:00 | 日記



こんにちは、学びスタジオ®︎東大阪瓢箪山教室の奧川えつひろです。

ご訪問いただき、ありがとうございます。

 

今回は、体験から概念が生まれることについて書きます。

 

❤︎体験を通じて、理解する

 

子どもが、

数字の"1"を理解するには、

1つのリンゴ、

1つのミカン、

1つのコップ、

1人の人間といった、

いろいろな"場面"や"状況"を体験し、

それらをまるごと"ありのまま"受けとめます。

 

そして、

それらにすべてに共通の"1"

という存在に気づいた時、

初めて理解できるようになります。

 

❤︎感情も体験から

 

感情などの抽象概念を理解するのも、

様々な体験が不可欠です。

子どもに愛情を注ぐことで、

"うれしい"

"あたたかい"

“安心"……

いろいろな感情が生まれます。

 

❤︎本からも、様々な感情が生まれる

 

また、

童話、物語などを

子どもに読み聞かせてあげたり、

子ども自身で読むことで、

いろんな"場面"や"状況"を

体験することができます。

 

そして、

この体験が、

抽象的な概念であるいろいろな感情を育てます。

 

❤︎ポジティブ体験とネガティブ体験

 

"好きこそものの上手なれ"

その逆もしかりです。

 

好き"という感情を持つと、

物事を前向きに捉えることができます。

 

逆に、

"嫌い"という感情を持つと、

やる気が失せさせます。

 

❤︎ネガティブ体験はいつでもできる

 

「また、失敗した」

「友達が、おもちゃをとった」……

ネガティブ体験は、

あえて体験させなくても、

いつでも体験しています。

 

❤︎ポジティブ体験をさせてあげる

 

一方、

「やっと、できた」

「友達と協力して、これ作ったよ」……

こんなポジティブ体験は、

大人が導いてあげないと

なかなかできません。

 

だから、

子どもの周りに

ポジティブな雰囲気を作ってあげて、

好奇な気持ちを持って体験できるようにしてあげましょう。

 

その体験から、

いろいろなが発想を生まれてきます。

 

❤︎AIと一緒にすれは、もっとできる

 

AI人工知能は、

膨大なデータから、

ものごとの探したり、

処理することには非常に優れていますが、

 

抽象的な概念を理解することは難しいようで、

新しいことを生み出したり、

人の気持ちを流れの中で読み取ることは苦手です。

 

だから、

AIと一緒にすれば、

子どものポジティブ体験から生まれる発想は、

より光ったものになると思います。

 

❤︎まとめ。豊かな発想は、様々な体験から生まれる

 

子どもは、

体験を通じて、

いろいろな概念を学んでいきます。

 

そして、

ポジティブ体験は、

感情に豊かさを与え、

創造的な発想を生み出す土壌をつくります。

 

子どもたちに、

枠を超えた、

いろいろな楽しい体験をさせてあげましょう!