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発表会本番エピソード1「音を出しにいく」

広い舞台で、群舞の後のソロ、急に1人になった足音はバックの皆さんに聞こえない――
当日のリハでその事実を突きつけられ、もうどうしたらいいかわかりませんでした。
 
最終レッスンで、もなみ先生から、バックに伝えなきゃならないところは、音を出しにいかないといけない――とダメ出しされました。
 
「音を出しにいく」
 
この感触をよくつかめないまま当日を迎えてしまったような気がします。
 
重たい曲ならば、感情から強く足を踏める部分はあります。
今回私が取り組んだガロティンのような軽快な曲だと、強く音を出せと言われても、心と体のバランスをどうとっていいか、消化できなかったのかもしれません。
 
 
でも、本番のもなみ先生の“タラント”を袖から見させていただいていて、自身の大きな敗因の一つに気づきました。
 
 
軽く踏んでいるのにとてもいい音で、正確にリズムを刻むもなみ先生の足音が大好きでした。
力を抜かないと速い足は踏めない――
そこが体でわかってきて、自身も多少難しげな足も踏めるようになっていたはずなのですが……
 
「音を出しにいけ」――当日リハで足音が聞こえないと言われてプチパニックに陥り、どうやら私、全部の足音を強く出さねば……と思い込んでしまったようでした。
 
そうなるともう、心と乖離して力任せに踏むしかなく…全身に力が入って思うように足が動くはずもなく……
結果、速さについていけなくなり自滅。当然、正確な音なんてとても出せていません。
 
ビデオを見ないと確信は持てませんが、今、私の中に残っている感覚はそんな感じです。
 
 
「音を出しにいく」
 
これは、バックに伝えるべき肝心な部分の足音のことだったはず。
 
先生のタラントは、強く伝えるべきところは迫力の強さで、混んだ速い足は力が抜けてて凄まじく鋭く――そのメリハリが!
 
本番前のリハで先生のソロを見られていたら……ひょっとしたら自身の勘違い、先に気づくことができたかもしれません。
残念ながら、先生のソロは時間が押してリハがなかったのでした。。(^^;;
 
 
“ガロティン”せっかく大きな舞台でソロに挑戦させてもらえたのに……もなみ先生に申しわけなくて仕方ありません。
 
どうにか御恩返しの機会を得られたら……という気持ちでまだまだ励んでいきたいです。 





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