「親子水入らず」を思う

昨年９月、義父が亡くなってから、義姉が以前よりも頻繁に実家を訪れるようになりました。もちろん独りになった義母を気遣ってのことですが、とてもありがたいです。
義姉の住まいは電車や車で２時間くらいの距離でして。

ふと、私は…と考えると、年に一度正月にしか帰省しておりません。
上京してから25年以上たちますが、その間、年に２回という年があったかどうか……恐らく一度か二度程度だったかと思います。

熊本の夏は暑い！
盆地なので、京都と似た気候で湿気がすごいのです……

それもあって夏に帰省なんて考えられませんでした。
交通費（航空券）もばかにならないので、金銭面で余裕がなかったことも大きな理由の一つです。
千葉へ来てから12年目、その間ずっとだんなと２人で正月だけのプチ旅行…みたいな感じでしたかね。


幸い私がこちらに来てから両親に深刻な事態は起こってません。
しかしさすがにこの年になると、あと何回会えるんだろう……という考えが頭をよぎらない日はない。。

会えるときに会っておきたい──
そんな思いが日に日に強くなっていきます。


両親の実家は大分の臼杵で、家はとうの昔に手放して今は熊本に住んでいますが、先祖代々の墓は臼杵にあります。
親戚一同もそちらに住んでいるため、子供の時分は盆暮れは臼杵に帰っていたように思います。
でもそれも高校くらいまでだったかな。

大人になってからはほとんど親戚の集まりには顔を出していません。
そういう意味でも私は親戚づきあいに不慣れなほうかもしれません。

いろいろしきたりがあるでしょう？お寺さんとの関係も含めて、お盆や法事の仕切り方ってその地方独特の何かが必ずありますね。
こちらへ来て、その違いに驚嘆の嵐でした。特に身内をおくってみて初めて気づくことも多いですね。


現在までずっと熊本にいる実弟の家族一同、盆前と暮れには墓掃除＆墓参りに両親を連れて日帰り旅をしてくれてます。（最近は父だけ留守番みたいですけど）
ことし、私それに便乗することにしました。（笑）

夏の熊本は何年ぶりだろう。10数年ぶり？いや、ひょっとしたら上京以来？？
臼杵の墓参りは言わずもがな…あまりの不義理さゆえ罰が当たりそう…(>o<)

航空券が盆を挟む２週間高くなるようで、盆前の割安な日時を必死で選んでいたら、結果５泊６日になってしまいました^^;
ことしの年始と同じ日数。でも券代はほとんど同額。１人分なのに年始の２人分よりちょっと安いくらいなんて……なんで？！って感じですね。

正月とは違って、両親の日ごろの生活にちょっとゆったりつきあって、親子水入らずの時間を過ごしてきたいと思ってます。