6年前のあの日の自分、毎年思い出します。
下北沢での儚組公演初日を前日に終え、この日は金曜日、2日目の公演日……となるはずでした。
公演は中止、5月に再演という形で残された4ステージを上演しました。
まさか公演期間中にこんなことが起こるなんて……
多くの演劇人が同じ体験をしたことと思います。
何とか公演場所に向かおうと、稲毛駅前からバスの列に並び、タクシー乗り場に並び直し、何とか相乗りで東京方面に向かうも……幕張で逆流する川の流れを目にし、動かぬタクシーを諦め下車して徒歩で自宅へ戻りました。
タクシーの中で守と何とか電話がつながり……守は家族が心配で自宅にすぐ戻ったそうですが、やはりお互い葛藤してましたね。
その日、公演メンバーのうち、現地へたどりつけなかったのは、私と守の2人だけだったと記憶しています。
ほかのみんなはその日、公演会場のギャラリーにオーナーの好意で一泊し、眠れぬ夜を過ごしたはずです。
まあ眠れぬ夜はみんな一緒でしたね。。
1分間の黙祷の間、そんなことがまぶたの裏を駆け巡りました。
昨年の熊本地震でいろいろなことがまた思い起こされたせいか、東日本大震災から6年もたったという事実があまりピンときません。
原発事故周辺はいまだそのままの姿を思い、これがほんとにすぐそこにある日本の現実なのだろうかと思ってしまいます。
原発に頼らない生活を何としても…と願います。
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