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自転車人生録

今日も今日とて走ります

2013年 第18回西日本チャレンジサイクルロードレース

2013-03-20 17:24:32 | 大会
今年も行ってきました、広島森林公園で開催される西日本チャレンジロードレース

今年もカテゴリーA-U(アンダー23)にて出走です。
カテゴリーA-Eでプロレベルのレース経験を積みたいとも思うのですが、様々な理由によりA-Uにエントリーしました。

というのも、今回の大会で20位以内の選手には全日本選手権の参加資格が与えられます。
僕が欲しいのはU23での参加資格、そのためA-Uに出走したわけです。
それと、オーストラリアから帰ってきたばかりなので体調が回復しきれておらず、森林公園なら3周回が適当だったからです。

チームからは山内さん、國清さん、哲さん、井上さん、僕の5名が参加です。
哲さん・井上さん以外はカテゴリーが違うため、個人戦で挑むことになりました。

まずは僕のレース内容について報告します。

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レース前日
チームと合流し広島へ向かいます。

コース閉園時間1時間前に到着し、試走を2周行ないました。
ニューバイクに変わってから森林公園を走るのは今回が初なため、密かに楽しみにしていました。

試走をした感じとしては、長時間フライトや広島への移動による疲れで脚が硬い...
登坂に関しては以前のバイクよりだいぶ楽ですが、アップダウンで哲さん・國清さんから何度か遅れてしまいます。
集団に付くためには意識して踏む必要があるかな?と考えていましたが、ホテルに帰ってからその原因が明らかに...

チェーンオイルの不足です(苦笑)

オイルを注した瞬間、ペダリングが急激に軽くなります。
思い出してみれば最後に油を注したのはオーストラリアで雨が降ったあと。半月近く前でしょうか…

どちらにしてもレース前日に整備する予定でしたが、こんなに負荷が変わるとは思いませんでした。

2時間近くかけて整備し、翌日のレースに備えます。

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レース当日

朝から軽く試走し、コースとバイクのチェックを済ませます。
A-Uは9:00スタート。余裕を持って会場入りしていましたが、なんやかんやで忙しくなり時間がなくなっていきます。

アップの時間を充分に取るはずが、8:45からアップ開始。
距離が短いのでアップは重要なのですが、10分するので精一杯でした。

チームの皆さんから檄を頂き、スタートラインに並びます。

スタート2分前、もちろん最後尾に並びます。
今回A-Uの参加者は31人と少なめです。


(写真はシクロワイアードより)

人数が多ければ前に並びたいところですが、今回の人数なら問題ありません。

スタート前に注意したい選手を確認します。
・マッサアンデックスの日野林選手
・人数が多く、日野林選手と強調する可能性がある環太平洋大学
・そしてわざわざ東京から来ている東京大学

逃げなどの動きには全て気を付けたいですが、この選手たちの動きには特に注意します。

9:00 定刻通りにスタート



下りに先頭で入りたいので、取り敢えず前に上がります。第2コーナーで3番手に入り、良い位置で最初の下りへ。

良い位置なのですが、走っていて何故か危うい感じがします。ブレーキをかけすぎでは?

一本目の橋で先頭に出たため、少しの間ですが先頭で走り続けることにします
まずは安全な位置で走ること。案外と最初の下りで集団が小さくなるため、ストレスフリーな先頭で走ります。

先頭で下りを楽しんでいると、後続と徐々に差が開きます。
今回のメンバーの中では、自分に下り区間でのアドバンテージがあると感じました。

1周目から単独で逃げるつもりはないため、登り返すところで集団を待ち、集団前方に位置取りします。

集団からは断続的に選手が飛び出し、逃げたいような意思を見せています。例年レース前半に逃げが決まり、そのままゴールするからでしょう。

一応全ての小グループに入り、このグループで逃げきれたら良いなと思っていましたがローテーションが回らず、ペースが上がりません。

集団から少し離れては吸収、の繰り返しです。

特に目立った動きもなく集団は三段坂前の平坦路へ。

ここで集団の人数を確認してみると20名弱

20位までに全日本選手権の参加資格が与えられることを考えると、まだ無理は出来ません。

勝負は3周目まで我慢することにし、三段坂へ。

先頭で登り始め、1段目途中でそろそろ交代しようと思い後ろを振り返ると集団は何故か1列棒状。



自然と楽なペースで登っていたんですが...先頭を交代すると後ろに下がり過ぎてしまいそうだったので、3段坂頂上まで引き続けます。

すると3段目にてマッサの日野林くんが飛び出す!

ブリッジするか考えましたが、しかし後ろから見ていてもキレがない...

追いつくことも可能でしたが、まだ1周目で単独での飛び出し、注意しておきたい選手ということもあり、疲れさせるためにも距離を維持して泳がせます。
もちろん集団からブリッジをかけようとする選手がいれば、僕もついて行きます。

彼の様子からしてホームストレートで捕まえられると判断していましたが。

三段目を登り終わると環太平洋大学の選手2名が先頭を追い始めます。それにもう一人協力し、僕も加わって4人で回します。
(二名によるアタックではなく、集団を連れて追っています)

彼らは日野林くんと同じ大学なので、集団を連れて追い付こうとするのは意外でした。
僕にとっては楽な展開になります

2周目に突入し、下りが始まる前に日野林くんが集団に戻ります。

ここで再び僕は先頭へ。集団を小さくしたい、活発化させたいという思いで全ての下り区間で先頭にでます。

毎回後続と距離が開くため、後続は距離を詰めるため少しづつ疲れるはずです。

たていし橋を超え、集団にどれくらい脚があるのか知るためフェンストンネル前の登りで様子見のアタックをかけます。

集団はもちろん反応したのですが、予想以上に距離が開く。

「このままいっちゃうぞー」といった雰囲気を見せ、下っていきます。
後ろを見ていないのでわかりませんが、少しは焦ってくれたでしょうか?

フェンストンネルで集団を待ち、もっとペースを上げようよとかぶりを振ってアピール。

するときました!フェンストンネル直後の急な坂で日野林くんによるアタックです。
これに3名ほどついており、集団から抜け出しに成功します。
3周目で勝負をかけるつもりだったので、集団の誰かが追わないかと見回しますが誰もおらず。

先頭を無理に追わず、一定ペースで登り区間を終えます。
登りで追っても良かったのですが、ここは急な坂の後に緩く登るため追い付くのは難しいところ。

登り切った後の下りはテクニカルで三段坂まで続き、長い下りのため下り区間にて単独で追いつく自信がありました。

といっても結構距離が開いています。下り始めで集団から抜け出し、可能な限り最速で下り、三段坂前の直線で逃げグループに合流しました。

「距離が開いたよ!回していこう!!」声をかけて協調を促します。

4人いれば逃げ切りは確定だと思っていました。しかし!一段目の坂で日野林くんが引いていると何故か僕と彼の2人に Σ(・□・;)



彼も辛そうで、ペースが落ち気味です。

僕としては自分のコンディションが前回の広島ほどではないことを考慮し、2人で逃げたいところ。
とりあえず彼を後ろに付け、回復するまで一定ペースで僕が三段坂の頂上まで引き続けます。

展望台からの下りで戦闘を一旦交代し、様子見。
下りから平坦と続くのでスピードにのせたいところですが、スピードが上がらない。

集団から逃げるため、僕が前に出て彼を後ろに付けたのですが、何時の間にかいなくなっていました...

単独です...

集団まで20秒(もしかしたら日野林くんまで?)ということだったので、わざわざ集団に戻るのもなんだったので別プランに変更

独走勝利を狙います!

一人になったらやることは簡単です。そう、TTです!

いかに最速で走るか、それだけのことです。

ホームストレートを通過した時、集団とのタイムギャップは40秒。



追走と20秒だったでしょうか。バイク審判に人数を確認すると一人とのことだったので、日野林くんでしょう。

TTのように走り続けますが、タイムギャップは45秒から中々開かず。
走っていて自分のコンディションがよくないことがわかりました。それでも45秒は逃げ切り可能なタイムギャップ。
今の状態での最速で走ることを意識します。

三段坂へ突入するとタイムギャップは1分へ拡大。勝てるだろうと思い始めましたが、脚を緩めるわけにはいきません。

TTのように走る!脚を緩めれるのはホームストレートで振り返ってからです。

ゴール前の坂。タイムギャップは1分30秒。

登り切って後ろを振り返り、勝利を確信。

ホームストレートで応援してくれているチームの皆さんにガッツポーズで応え、ゴールへ飛び込みます。

右腕を上げ、人差し指で今季一勝目と一着を表す1のポーズでフィニッシュ。



右脚が攣ってハンドルから手が離せていませんでした(笑)

当初のプランから変わりましたが、独走勝利という理想の勝ち方になったのでよしとします。
全日本選手権選手権の参加資格は20位以内まで与えられますが、参加人数に限りがあるため上位入賞者が優先されると思われます。
今回1位でゴールしたことで、全日本選手権への参加は確定したと思いたいところです。

長々となりましたが、以上、A-Uのレースレポートでした。







リザルト
http://ww4.tiki.ne.jp/~yuusyun/hiroshima-cf/2013/2013west/a-u.pdf

記事
http://www.cyclowired.jp/?q=node/104167


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2 コメント

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Unknown (舘です。)
2013-03-20 18:24:01
ナイスレース。
次戦が楽しみですね。より一層の活躍を期待します。
お疲れ様でした。
返信する
いつもありがとうございますm(__)m (でん)
2013-03-22 07:55:57
舘さん

さっそく今週末もレースです。
個人・チーム共にアピール出来るよう、頑張ってきます!
返信する

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